2012年6月23日土曜日

卒業生と母校


朝から荒れ模様の金曜日。デザイン系の高校に授業のため出校してみると、少し前に大雨警報が発令したようで授業が休講となってしまいました。
ちょうどこの日は教育実習期間で来ていた卒業生が最終日を迎えた日。
直接教えた生徒ではありませんでしたが、お互い授業がなくなり、専任の先生方は対応でバタバタとしている中、教員室で雑談。話は自然と3週間の反省話に。教生の先生は自分が用意していたことの半分も授業でできなかったとしきりと反省していました。それは教員になっても何年経験を積んでも同じこと。その時その時の生徒とのコミュニケーションや環境などの状況で予定は変えられてしまいますから。

思えば教育実習に行ったのは25年前。都立の普通高校へ実習に行ったので、美大の感覚と普通校のノリの違い(生徒も先生も)に戸惑っていた自分を懐かしく思い出しました。

この学校はデザイン系なので、先生方もデザイン畑の人が多くみんなが話しかけてアドバイスをしてくれるので、教育実習を行うにはてはとてもいい環境だなと感じました。
最終日に突発的な事(大雨警報で休講)が起きたことでまた予定が変更になり、こうした時の先生方の対応も体験でき、充実の3週間だったのではないでしょうか。


今週は別のデザイン学校でも就職の世話のために卒業生が何人も来てくれた1週間でした。

いつになっても母校に来てくれる卒業生はうれしいものですね。


この卒業生が実際に教員を目指すのかどうかわかりませんが、教育の場でのコミュニケーションは、デザインにおけるコミュニケーションととても似ている部分がありますから、ここでの経験がこれからの自分の制作にも生かしていけるといいですね。

3週間お疲れ様でした。

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