今回の震災による様々な混乱で開催が延期され、規模を縮小しての開催でしたが、小規模な分、学生一人一人の顔に近い良い式典だったと思います。
式後の学生との懇親の場では就職内定の嬉しい知らせが入る学生も。
学校に行けば毎日のように会っていた仲間達との別れの日でしたが、新しい目標に向って再スタートを切る日でもありました。
3月は学校だけでなく社会的にも大きな一区切りとなる月。
2004年に銀座にオープンした「ハウス オブ シセイドウ」が資生堂本社ビルの建て替えに伴い本日閉館しました。
日本のデザイン史の中でも大きな意味を持つ資生堂の貴重な資料を都内で見られる唯一の施設でしたが、今後は静岡県掛川市にある「資生堂企業資料館」に機能が一本化されます。
3月の初旬に一度訪れたのですが、落ち着かず銀座へ向いました。
平日の夕方。
いつもならもっとひっそりとしている館内は、閉館を知ってか多くの人が訪れていました。
ひとつひとつ確認するように展示を見ました。
開館当時、画期的と驚いたモニターが埋め込まれた展示台の抽き出しは引っかかりがあり全て開かないものもありました。
それでもいつもの通り静かな館内で、データベースの前に陣取り資料を見ました。
閉館時間の10分前にまもなく閉館を告げるアナウンス。
そして18:00閉館を告げるアナウンス。
いつの日かまた都内に新しい「ハウス オブ シセイドウ」ができることを祈っています。
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