2013年8月31日土曜日

ウミガメを考える

最近の新聞記事に伊東市の川奈沖で昨年からアオウミガメが定着しているというニュースがありました。
伊豆は関東で人気のダイビングポイントがたくさんあるところですから、ダイバーにも人気が高まっているようです。

ウミガメはワシントン条約で国際取引が禁止され、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでも絶滅危惧種、近絶滅種などに指定されています。

日本でも各地で保護を目的とした活動が多く行なわれていて、子ガメ放流会で子ども達が海に子ガメを放す姿はニュースなどでもおなじみですね。

この子ガメ放流会。
すべてではないでしょうが保護活動になっていないものも多くあるようです。

ウミガメの子ガメは、大型魚や海鳥などの捕食者に狙われないよう、夜に孵化して海へ向うのですが、多くの放流会は観光客のため昼間に実施されたり、孵化後24時間以内が一番元気で沖まで泳げる子ガメを、放流会に合わせ孵化後時間が経過しているため、体力がもたず岸に打ち上げられてしまうなどの問題があります。

もともとは砂浜で人によって踏まれることから守るために卵を保護したのですから、自然に近い状態で海へ返さなければ意味がありません。
観光のためではなく保護を第一に考えて欲しいですね。

今回の記事にはアオウミガメがIUCNで絶滅危惧種に指定されていることには触れていました。
野生生物の話題がニュースとなることはとても良いことですが、「話題」だけでなくその生物をとりまく周囲の問題や警告も含めてニュースになることはなかなかありません。
この川奈のウミガメも一定の場所に定着しているということはその環境が気に入っているのでしょうから、ダイバーが押し掛けたりしないように願っています。

>>WWFのウミガメ関連の記事

ウミガメの繁殖や保護・研究活動では名古屋港水族館が有名。
大きさ毎に分けられた子ガメ水槽や回遊水槽を泳ぐウミガメの群れなど「ウミガメ水族館」と言ってもいいほど充実なので必見です。
館内には人工砂浜が作られ毎年繁殖に成功しています。


2013年8月30日金曜日

タオ島/街と食べ物

旅行先では土地のものを食べるのも楽しみのひとつですが、タイ料理は油断すると本当に辛いので、マイルドなものを選んで食べていました。
地元の人達も利用するような家族営業のような小さなお店は屋台のような雰囲気で素朴な美味しさがあって好きです。

街を歩いていると普通の民家のようでも軒先にランブータンや干しエビが売られている風景に出会えて、素朴でのんびりした島でした。


タオ島でステイした海辺のリゾートは、島一番のプールを囲む形で客室が並ぶタイプ。
部屋のベランダから見下ろすと中庭のプールがとても綺麗です。
街中のホテルに比べ、こうした海辺のリゾートは綺麗に保つのがとても難しいと思いますが、メンテナンスが行き届いた素敵なリゾートでした。

青い海と空がもう恋しくなってしまいました。

2013年8月29日木曜日

タオ島/ダイビング-4

ダイビングでの水中撮影では比較的大きな生物や群などを好むダイバーをワイド派。小さな生き物を好むダイバーをマクロ派と呼びますが、これは撮影機材であるカメラの特性が大きく関係しているみたいです。

カメラ内部に水が入ってはいけない水中撮影ではレンズ交換が基本的にできません。
そのためプロはワイド専用とマクロ専用の2台のカメラを持って潜るのが一般的。
一方アマチュアではレンズの全面に取り付けるコンバージョンレンズというパーツを水中で取り付けることで、1台のカメラで両方をまかなえるものの、なかなか大掛かりで扱いも複雑。
結局はワイド寄りが撮影しやすい機材かマクロよりが撮影しやすい機材のどちらかを事前に選択して潜るということになるためではないかと想像。

さて、現在使っているRICOH Caplio GX100は比較的マクロに強いコンパクトデジカメですが、内蔵ストロボはレンズの近くには光をあてることができません。

ストロボ撮影が標準の水中マクロ撮影では外付けストロボは必須。
水中での照射角度の調整はなかなか難しいものがありますが、じっくり撮影できるとコンデジでもなかなか良く写ります。
サンゴの一種のムチカラマツにとまるゴルゴニアンシュリンプ(左)。岩の穴で漂うカクレエビの仲間(右上)。ヒブサミノウミウシ(右下)。



2013年8月28日水曜日

タオ島/ダイビング-3

タオ島でのダイビングその3。

魚の中には岩の上や砂地などであまり動かない魚も多くいます。
そんな魚は少しずつ近づいて顔のアップを撮影。
同じ種類の魚でもそれぞれに表情があるので、図鑑的になりがちな全身写真とアップの両方が押さえられるとコントラストがあって良いですね。

水中では光のスペクトルの長波長側が多く失われるため、ストロボをあてて色再現しますが、1灯照射では砂地のハゼなどはストロボと逆方向に落ちる影だけが青くなってしまい、ちょっと違和感がありますね。ストロボ2灯撮影がベストなのですが、なかなかそうも行かず難しいところです。

2013年8月27日火曜日

タオ島/ダイビング-2

タオ島でのダイビング。

ダイビングの楽しみは青い海に降り注ぐ光と地形を楽しんだり、海底の見えないところで浮遊する感覚を楽しんだりと人それぞれですが、やはり生き物に出会うのが楽しいですね。

魚影の濃さで有名なタオ島も5年前に比べれば随分ポイントの様子も変わったようですが、数日のダイビングで「群れ」と呼べる魚影には何度か出会うことができました。
中でも細い体型に縞模様のあるバラクーダ(オオカマス)は華があってうれしいですね。(ちょっとまばらでしたが)


魚の群が集まるところはプランクトンが多いところが多いので透明度が上がらないことが多いのが難点。
透明度がないところでストロボを照射すると浮遊物ばかりが光って白点だらけになってしまうので、ここは自然光で。充分近づけた時はストロボで色再現を狙います。

2013年8月26日月曜日

タオ島/ダイビング-1

天気のはっきりしなかった週末。
先日のダイビングでの写真をやっと整理しました。
場所はタイのタオ島というところ。

濃い魚影で有名なダイビングスポットです。
今回は2008年以来の5年ぶり。5年の間にとても観光客が増えていたことにまず驚きました。

ダイビングはすべてボートダイブ。
30-40人乗りのボートで6チームほどでしょうか。
地元のタイ人や欧米人、韓国人などボートはとても国際色豊ですがチームは国別(言語圏別)。
日本人チームは最大でもガイドを入れて5名と少人数で潜りました。

たまたま今回はボート内にダイビングライセンスの講習会チームがいたので、あまり大物ポイントには行けず、また講習では砂が巻き上げられてしまうことも多いので、ちょっと写真向きではありませんでしたが、それでも南国でのノンビリダイブは楽しいですね。

水中用の写真器材はRICOH Caplio GX100をsea&sea1Gのハウジングで使用。
ストロボは外付けのINON D-2000
デジタルコンパクトカメラですがまあまあ良い写りです。
このカメラの難点は、オートフォーカスの遅さとISO感度を上げると極端にノイズが増えること。
できれば400に設定したいところですが、とてもノイズが気になって使えません。
ストロボ使用ではまだいいのですが、自然光撮影ではシャッタースピードが稼げないのがつらいですね。
発売から6年。コンパクトでもかなり高機能なカメラが多く出ていて困ります。



2013年8月25日日曜日

タオ島/グラフィック集め

タイのタオ島報告です。
タオ島はマレー半島東側のタイランド湾に浮かぶ21km²の小さな島で、バンコクから飛行機でサムイ島に渡ったあと高速船でさらに2時間移動しないと行けないちょっと遠いところ。
小さな島なので都会的な発展がないのんびりしたところです。

ここでのダイビングスタイルはすべてボートダイブ。
朝は薄暗いうちから出発して夕方まで海。
お昼は港に立ち寄るものの、食べたらすぐまた船に乗り、帰れば次の日の準備ですぐ夜という感じで、まるで運動部の合宿状態。
なかなか街を散策する時間がないのですが、港までの往復やお昼の合間に少しだけ異国文化を楽しみました。

異国の街の魅力のひとつがグラフィック探し。
中でもタイの文字はインド系の文字でほとんどの文字に小さな○がついていて、ほとんどが一筆書きという特徴的な造形なので、文字のあるグラフィックはとても新鮮です。
空港の洗練されたデザインの中のタイ文字はピリッとしすぎない味になっています。
島ではのんびりしたデザインが多い。交通標識の矢印くらい真ん中に配置してほしいですね。

カフェやレストラン、リゾートなどの英語のアルファベット表記はロゴがデザインされていましたが、タイ語文字でつくられたロゴらしいロゴには出会いませんでしたね。
タイ文字は文字としてストレートに読むためのコミュニケーションツールということなのでしょうか。
たまたまこの地域だけの特徴かもしれませんがちょっと面白い現象でした。

2013年8月24日土曜日

冷やして回復

南国から帰国して2日。
南の島は陽射しは厳しくても風が吹いて湿度が東京のようにないので過ごしやすかったです。
今年の日本の夏は本当に酷暑続きで野菜の収穫が激減しているようで心配ですね。
葉もの野菜が高騰する中、果菜は比較的安定しているらしくまだ価格が安定しています。

夏野菜の代表であるナスは水分が多く身体を冷やす効果がありますが、特筆すべき栄養素がないため、夏バテの披露回復に効果が高いビタミンB1を多く含む豚肉と合わせ、キャベツと豚肉で作ることの多い回鍋肉(ホイコーロー)にしました。

この回鍋肉という名称。
甜麺醤ベースの味噌炒めのことだと思っていたのですが、一度加熱して取出しておいた素材を再び鍋に戻して調理することを回鍋というそうで、素材の色を活かすためだとか。
なかなか油通しはできないので、高温で湯通ししました。
<ナスと豚肉の回鍋肉>
ナスは細切りにして水にさらしアクを抜く。豚肉は一口大に切り、酒、片栗粉、油、塩を加えて下味をつけておく。
鍋に湯を沸かし油を加えナスをさっと茹でてザルにあげておく。フライパンに油を引き豚肉を炒め、ナスを戻したら、ショウガ、酒、鶏ガラスープ、甜麺醤、オイスターソース、片栗粉を合わせておいた調味料を加えさっと炒める。仕上げにゴマ油を少々加えて香りを出す。

2013年8月23日金曜日

タオ島/記憶の断片

お盆休みを利用して南国へ行ってきました。
今回はタイタオ島
5年前に一度行ったことのある場所です。

今回の旅はダイビングが主目的ですが、現地で目にする様々なグラフィックも楽しみのひとつ。
今回も現地のグラフィックスを数点持ち帰りました。
今回持ち帰った紙モノ。

日常的にもグラフィックのきれいな、いわゆる「紙モノ」を集めてしまうのですが、これが集まってしまうと結構かさばるもの。
以前はまとめて箱などに仕舞っていたのですが収納の限界もあって、ここ数年はコラージュにまとめています。

ベースはTRAVELER'S notebookを利用。
はじめのうちは手描きメモも加えていたのですが、途中から自然とコラージュのみとなりました。

本来なら手に入れた紙ものの思い入れが強いうちに手掛けたいところですが、なかなか溜まってしまって追いついていないまま、結局たくさんの紙が素材として増えてしまっています。
2008年の紙モノをまとめたコラージュ。

見開きに記憶の断片が散りばめられています。



2013年8月22日木曜日

カフェ風プレート

夏休みも終盤となりました。
9月になれば日常的には外でのランチが多くなるので、夏休みくらいはと家ランチを充実。
煮込んでおいたトマトソースがあれば、夏野菜のソテーが豪華になりますね。
夏野菜は色がきれいなのでシンプルな白い皿に盛って彩りを楽しみます。
沖縄土産でいただいた黒米入りのご飯と一緒にワンプレートに盛ってカフェ風にしてみました。

<夏野菜のカフェ風プレート>
ゴーヤー、ズッキーニ、シイタケはオリーブオイルでじっくり焼く。
すべてを盛って作り置きのトマトソースをかける。

2013年8月21日水曜日

水のストック。

またまたサカサクラゲの飼育日誌です。

サカサクラゲは海水性のクラゲ。
当然ながら飼育環境を整えるためには海水を用意しないといけません。

海水は人工海水の素を水道水に溶かして使うのですが濃度が重要。
通常は比重計という計測器を使って濃さを確定するのですが、これがなかなか面倒。
サカサクラゲの飼育容器は直径10cm程度の円筒形の花瓶を使っているので、さほど量もいりません。なんとか手軽な商品はないかと探しました。

最近はペット飼育のための商品はすごいです。
小型水槽用に2リットルのペットボトルに溶かすだけという人工海水の素がありました。
大袋に比べれば割高ではありますが、手軽さはとても重要なポイントです。

水替え用の海水と蒸発した分を補充するためのカルキを抜いた真水の2種類のペットボトルがストックされています。

2013年8月20日火曜日

毎日の実験

サカサクラゲのエサは、アルテミアという小型の甲殻類の一種で、観賞魚飼育用に養殖されたブラインシュリンプというプランクトン。かんたんに言ってしまえばエビですね。乾燥状態の休眠卵を孵化させます。
小学生向けの科学雑誌の付録によくあった「シーモンキー」というプランクトンもこの仲間です。

人工海水にブラインシュリンプの乾燥卵を入れておくと24時間ほどで孵化。
孵化したエビをスポイトで吸ってクラゲに与えます。
ブラインシュリンプの孵化の瞬間。
1mmにも満たないほどの小さなエビ。
元気に泳ぎ回っています。

この時のポイントは2つ。
卵の殻を吸わないようにすることと、エビを孵化させた海水をできるだけ除くこと。
卵の殻は水に浮くので、水面を吸わないように海水ごとスポイトで吸って、コーヒーフィルターでエビを濾過。
きれいな海水で洗いふたたびきれいな海水と共にエビを吸ってクラゲに与えます。

孵化してから24時間以内が栄養価が高いそうなので、毎日のように小瓶で孵化させていますが、なんだか実験のようです。

2013年8月19日月曜日

飼育の責任

もともとは入院した身内のお見舞いだったサカサクラゲですが、いろいろと世話が大変なため退院と同時に我が家に来ています。
冬は水温が低下しすぎないように飼育瓶の下にシート状のヒーターを敷いてやりましたが、最大の難関と思われたのが夏の暑さ。
冷却ファンの導入による水温管理と頻繁な水質管理とエサやりで、なんとか頑張ってくれそう。
生き物を飼うのは大変です。

このクラゲは体内に光合成をする褐虫藻が共生しているため、明るい窓辺に置いておけば褐虫藻の光合成によってクラゲが養分を得るという「何も世話がいらない」という触れ込みで販売されていますが、褐虫藻だけでは養分が充分ではなく、しかも褐虫藻はサカサクラゲの個体によって多かったり少なかったりするので、エサは絶対必要。
エサを与えなければ水質の悪化はゆっくりですが、それでも悪化はしますし小さな瓶なので水温変化は避けられません。
果たして小瓶の中でどのくらい生きられるのでしょうか。ちょっと心配。

いろいろとネットで調べて、出来るだけ大掛かり(クラゲ飼育用の専用水槽というのも世の中にはありますが)にしないようにしながら頑張って飼育していますが、生き物なのですから、世話が要らないという売り方ではなく、長く飼育するには世話がいるということをきちんと表示して欲しいですね。
水温上昇と水質悪化でかなり弱ってしまった時期もありましたが、なんとか改善。
元気に大きくなってきました。

2013年8月18日日曜日

再び蒸す。

先日山梨で買ったかたい桃
だいぶ熟して来たようなので再び蒸しました。

蒸し物は水分が適度に抜けることで味が濃くなりますが、桃の場合は甘味が凝縮されるのでちょっと味が薄いかな?という桃にもとても向いています。

丸ごと蒸して皮を剥いて冷やしたら、ホイップクリームの上にのせて一緒にいただくと上等なデザートのようでとても美味しいです。

2013年8月17日土曜日

もっと普及してほしいフリペ。

今年はそろそろツバメの子育てが終わりかという頃になって駐車場の電燈上に巣作りがはじまりツバメ熱が高まって学習中。とても助けになっているのが、日本野鳥の会発行の「あなたもツバメ子育て応援団」「消えゆくツバメ」の2冊。

天敵から守るために人家の軒先に巣をつくるとか、巣立った巣は残しておいた方が1年後に利用されやすいなどは知っていましたが、人がフン除けに作る棚などの距離によっては、カラスが足場にしてしまうとか、カラスは下から巣を蹴り上げて壊して落ちたヒナを襲うということなど知らないことが多かったとわかりました。

この冊子のおかげで、生まれて1週間ばかりで巣から落ちてしまったヒナを正しく救出できたのでまさに実用書。
とにかく内容が充実で、「無料」でなくていいと思いましたが、ツバメの正しい知識を普及するために、あえて配布ということにしているのでしょうね。

今年はそろそろツバメの子育ては終わりですが、ぜひ読んで欲しい冊子です。

>>日本野鳥の会のサイトから申し込みできます(無料)

2013年8月16日金曜日

応援団の活動。

駐車場の電燈の上のツバメのヒナたち。
今日行ってみると2羽いたはずのヒナが1羽しか見えません。
奥に隠れているのかと思っていると妙な方向から小さなキュウキュウいう音。
もしや巣から落ちた?

まさかと思って下を探すと雨水を逃がす側溝が。金網がかかっていて暗いので中が見えないのですが確かにこの辺りから音が聞こえているように感じます。

野鳥のヒナが落巣していた場合には、人が拾って保護してはいけないというのが基本。
飛ぶ練習をして落ちるヒナは自然界では比較的よくあることで、親鳥が近くにいて世話をすることが多く人が介入することで不自然な状態になるらしいのです。
日本野鳥の会日本鳥類保護連盟でも何年も前から「ヒナを拾わないで!キャンペーン」を実施しています。

ところがここ数年はツバメの減少傾向などのように、人が保護をしなければ激減してしまう危険性があり、拾って巣に戻すということを呼びかけているのです。

このことを知ったのは日本野鳥の会が発行し希望者に無料配布している「あたたもツバメ子育て応援団」の冊子から。
実は駐車場でツバメが巣を作ったのであわてて申し込んだのでした。
しかも冊子が届いて読んだのは前日夜。
知識を得た翌日に落巣しているヒナに出会うとは思いませんでした。

スマートフォンのライトで側溝を照らすと金網の奥にはヒナが上を向いて鳴いている姿。
どうやら巣から落ちて歩いているうちに側溝に落ちたようで、その様子は囚われの身のようで悲壮感がMAX。すぐに金網を外してヒナを取り上げ巣に戻してあげました。
元気に鳴いているので、落ちてからさほど時間が経っていないのかもしれません。
ケガもないようなので元気に育って欲しいですね。

ヒナを救出することで頭がいっぱいになってしまって、写真を撮ることをすっかり忘れていました。
ツバメのヒナが落ちていた側溝。この暗闇の中にいたのです。

>>日本鳥類保護連盟発行の「もしも、野鳥のヒナをみつけたら・・・」の冊子PDF
>>日本野鳥の会「消えゆくツバメをまもろうキャンペーン」

2013年8月15日木曜日

缶詰で

久しぶりのパスタランチ。
この一皿でしっかり栄養補給をしたいのでコンビーフを使いました。

牛肉を塩漬けしたコンビーフは牛肉の旨味やタンパク質、脂質が凝縮されているので少しの量でも存在感がありますね。

かつお節を加えて旨味に深みを出しています。

<キャベツとコンビーフのパスタ>
パスタを茹でている間にフライパンでタマネギを炒め、火が通ったらコンビーフを加えてほぐしながら脂を溶かす。コンビーフは短時間で炒めすぎないように。
パスタが茹で上がる前に同じ鍋にキャベツを入れ茹で上げる。
フライパンで加熱しながら混ぜ合わせ、醤油少々を加える。
器に持ったらかつお節をのせる。

2013年8月14日水曜日

涼しい展覧会

デザイン学校も完全にお盆休みとなりました。
普段は毎日PC教室で作業をしている学生さん達も学校以外での活動期間となります。

日中の屋外は熱中症などの危険性が高いので、涼しい美術館で過ごすのもいいですね。
現在開催中の気になる展覧会の一覧です。
※ギャラリーなどはお盆中休廊となる場合もありますので、サイトで開催日を確認して出かけてください。

大宮エリー展
ggg銀座グラフィックギャラリー
(開催中〜8/28)

PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展
目黒区美術館
(開催中〜9/8)

ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
国立新美術館
(開催中〜9/16)

ルーブル美術館展
東京都美術館
(開催中〜9/23)

宇宙資源
総合研究博物館本館
(開催中〜9/29)

カラーハンティング展 色からはじめるデザイン
21_21 DESIGN SIGHT
(開催中〜10/6)

岩合光昭写真展 ネコライオン
東京都写真美術館
(開催中〜10/20)

寺山修司展「ノック」
ワタリウム美術館
(開催中〜10/27)

ル・コルビュジエと20世紀美術
国立西洋美術館
(開催中〜11/4)

2013年8月13日火曜日

夏の展覧会

今年の夏は各地の展覧会が例年以上に漫画やアニメを特集しています。
もちろん動員数確保の理由が大きいのでしょうが、連載開始やアニメ化40周年といった記念展も多いようですね。
デザインの領域からも参考になるものも多いと思います。
気になるものをピックアップしてみました。

エヴァンゲリオン展
松屋銀座8階イベントスクエア
(開催中〜8/26)
※展覧会の広告チラシやポスターの特殊印刷もとても凝っています。

チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち
八王子夢美術館
(開催中〜9/1)

手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから
東京都現代美術館
(開催中〜9/8)

マンガ・アニメ祭り Part3.アニメ化40周年-ルパン三世展
川崎市市民ミュージアム
(9/7〜11/10)

ベルサイユのばら展
そごう美術館
(9/8〜10/14)
※2012年秋に松屋銀座で開催した巡回展




2013年8月12日月曜日

気長に待つ。

先日ヒマワリ畑を見に行った時に、散っていた花びらを数枚持ち帰って本に挟んでおきました。

10日ほどたったので様子を見るとだいぶ水分が抜けた様子ですが、まだまだカサカサの手前。まだまだ時間がかかりそうです。

最近は押し花用の乾燥シートなるものが売っているようで、短期間で押し花が完成し、しかも短期間で水分を抜くため色がきれいに残るようですね。

それに対して、昔ながらの本に挟むという方法は時間がかかる上、もともとの花のきれいな色がどうしても退色してしまうのですが、本に挟むだけというシンプルさと植物標本のようになる退色具合が気に入っています。

2013年8月11日日曜日

夏の元気

今年の異常気象で例年になく夏バテ気味。
ここで食べないと余計体力が落ちてしまうので、しっかり食べて暑さに負けない身体作りをしねければいけません。

基本は夏野菜をたっぷり摂ること。
汗とともに失ったビタミンやミネラルをしっかり補給します。

香りや辛味で食欲増進効果のあるカレーですが、重くならないようサラサラのスープカレーにしました。コクを出すために味噌を加えています。
黄色いズッキーニが手に入ったので、見た目にも元気な色合いになりました。


<夏野菜のスープカレー>
油を引いたフライパンでみじん切りのタマネギを飴色になるまで炒めたら、牛豚の合挽き肉を加え炒める。
ローリエ、クミン、シナモン、ターメリック等のスパイスを加え香りを出したら水を加える。
食べやすい大きさにカットしたタマネギ、ゴーヤー、カボチャを入れて煮る。カレールーの素、コンソメスープの素、少量の味噌を加えて煮込む。ルーは少なめにしてとろみが強くなりすぎないようにする。塩コショウで味を整え、最後にオクラ、ズッキーニ、トマト以外を加えて煮込む。

2013年8月10日土曜日

鉛筆いろいろ。

いろいろ整理で古くてカッコいいデザインの鉛筆は他にも出てきました。

キャメル鉛筆製作所の「CAMEL METALLIC(キャメルメタリック)」。
今では主にファンシー系の鉛筆やボールペンを作っているメーカーですが、このMETALLICはとても細い鉛筆。パッケージがシャープでいいです。

水月印鉛筆の「N0.5800」は緑のボディにオレンジが利いています。水月のマークもとても良いデザインです。

ひまわり鉛筆の「CONCAVE(コーンケーブ)」は、1ダースの中にボディのペイントが2種類セット。どちらも渋い色合いです。六画の断面も星形のようで楽しいですし、2Hの文字がとてもおおらかで良いですね。

2013年8月9日金曜日

デザイン重視

写真のポジフィルムを整理する課程で、まったく別の気になるモノがいろいろと出て来て肝心の写真整理が進みません。

出て来たのは古い鉛筆。
最近はなかなか出会えなくなりましたが、以前は古くからの文具店で在庫があったりして、けっこう目にしていました。

鉛筆といえばトンボ鉛筆「MONO(モノ)」や三菱鉛筆「uni(ユニ)」が有名ですが、この2社と並ぶ大手鉛筆メーカーだった東洋文具鉛筆製作所の「yacht(ヨット)」。

戦後版のGOLDEN Yacht(ゴールデンヨット)No.9500とSILVER Yacht(シルバーヨット)No.8000。
パッケージもマークも鉛筆の色柄や文字まですべてがとても良いデザインです。
ちょっともったいなくて使えないので、同じデザインで復刻して欲しいですね。


2013年8月8日木曜日

かたい。やわらかい。

先日ヒマワリを見に山梨へ行ったときに、地元野菜の直売所へ寄ってきました。
朝穫り野菜が豊富でとても安いので買い出し気分です。

野菜も豊富ですが山梨はフルーツ王国。
この時期は桃の季節。
不揃いだったりする桃が大袋で安くなっていたのでつい買ってしまいました。

ところがこの桃とてもかたいのです。
仕方なく半量くらいは自然に熟すのを待ってみて、残りは蒸すことに。
桃は蒸すと柔らかくなって甘味が増します。

それにしても随分かたいのを売っているなと何となくネットで調べると、山梨県民はかたい桃が好きだとかで、カリカリ、コリコリするのがいいのだとか。本当でしょうか。
やっぱり桃はやわらかいのがいいですよね。

蒸し上がったらそのまま粗熱をとって冷蔵庫へ。
ヨーグルトとともに美味しくいただきました。

器はオイヴァ・トイッカのデザインしたファウナのボウル。
水色で桃の色が映えます。
このところなかなか出番がなかったのですが、気に入っている器が使えて気分が良いです。

2013年8月7日水曜日

フェルト造形

夏は通信教育課程のスクーリングなど通常期ではできない授業があります。

夏休み期間に入ったばかりの8月初旬の数日間は、保育士や幼稚園の先生を目指す学生さん達を対象とした実技のスクーリング授業を実施。手人形を制作しました。

手人形は手を入れて可動させるので、構造的な考察や試作がとても大事。
サンプルで説明しながら、一人一人自分の作りたいものの試作を紙で作ります。

名前や性格などを決めキャラクター性をはっきりさせていくことで、よりオリジナルなデザインが決定していく過程が体験できたのではないでしょうか。

短い時間内で企画、デザイン、制作を行うのでとても大変ですが、みなさん楽しみながら個性の強い作品ができあがりました。



サンプル用に制作したアヒルの頭と角のあるドラゴン。
アヒルは口の構造かを先に作り、細長いパーツを巻きつけるような構造。
ドラゴンは鍋つかみのようなシンプルな構造。

2013年8月6日火曜日

太陽の花

JR中央線の車内モニター「トレインチャンネル」では、この夏ヒマワリ畑を見る山梨日帰りツアーがオススメのようで、一面に広がるヒマワリの映像を何度も目にしています。
この映像の場所は山梨県北杜市にある明野という地域。
中央自動車道から清里に向う時に利用する韮崎ICからほど近い場所。年間の日照時間が全国一長い場所としても有名。

この明野には何度も訪れているのですが、そういえば夏のヒマワリの時期にはまだ行ったことがなかったので、思いつきで週末に行ってきました。

広告などのイメージ写真では見かける一面のヒマワリというのは初めてでしたが、夏の青い空に黄色い花がとても映えて元気を分けてもらいました。

これだけの規模ですから本気の写真撮影の方々もたくさんいましたが、狭い通路で三脚を立てて撮影するのは、プロ、アマ問わずちょっと撮影マナー的には良くないですよね。
常に周囲に気を配って撮影することを心掛けたいと思います。
iPhoneの手持ち撮影でもけっこう写ります。

2013年8月5日月曜日

光輝く豪邸

8月となり今シーズンのツバメの子育ても2回目を終えるころとなりましたが、7月半ばから新しい場所に巣作りしたツバメがいます。

一般的にツバメは3月半ばから4月にかけて繁殖のために日本に渡ってきて、夏までに2回ほどの繁殖を行います。毎年同じ場所に帰ってきて古い巣を修復して使うのですが、前の巣が何らかの理由で使えなくなってしまったのでしょうか。

先日ほぼ生まれたばかりと思われるヒナが顔を出していました。
まだ目も開いていないようで頭の上の産毛が立っていてとても可愛い。
3週間ほどは楽しめそうです。

それにしても壁面照明の上で眩しくないのでしょうかね。
観察するにはとても眩しい場所です。


2013年8月4日日曜日

夏の救命活動。

ここ数日、セミがピーク。
kitaCafeのある国立の大学通りでは夜になると歩道に羽化直前のセミの幼虫が歩いていたりして結構危険地帯になっています。

6年間も土の中で暮らして来て、やっと羽化するために地上に出て踏まれてしまってはかわいそうなので見つけると救出。
近くの桜の木に移動させます。

持ち帰って羽化を観察というのも、いつかやって見たいとは思いるのですが、夜中の間ずっと観察というのもちょっと勇気がいるのでまだ挑戦していません。

今日はほんの20mくらいのあいだに2匹を救出。
無事に羽化してくれることを祈ります。

2013年8月3日土曜日

凝縮の色

日本で漁獲されるシロザケ
春から初夏の「トキシラズ(時不知)」や晩夏から秋の「アキアジ(秋味)」の中間期ではありますが、きれいな生鮭が店頭に並んでいたので数日後のために味噌漬けにしておきました。

脂ののった頃なら一晩でもいいのですが、サケがあっさりしている時期なのでしっかり味噌の風味を移して旨味も倍増させます。冷蔵庫で4日ほど我慢。

味噌がしっかり浸かった鮭は表面がガーネット色に変わっていて美味しそうです。
イクラの醤油漬けや黄身の味噌漬けや醤油漬けなど濃い色には魅力があります。
焼くとこの色がなくなるのが残念ですね。

<サケのしっかり味噌漬け焼き>
味噌、酒、みりん、砂糖を合わせて、サケの切り身を漬け込む。あとは冷蔵庫で寝かせる。
味噌が焦げやすいのでしっかり拭き取ってから焼く。

2013年8月2日金曜日

見てみたい。

レオ・レオニ展のつづきです。
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「レオ・レオニ 絵本の仕事」で、こども達には人気のなかった「平行植物」のシリーズ。

そもそもこの「平行植物」は、レオ・レオニ氏が創りだした架空の植物群。

ある幻覚作用によって異質の現実に存在する平行世界に存在する植物群を可視化できるが、通常の知覚では感じられない。
この個体のサンプルを集めることもできない特異な植物群についてまとめた本「平行植物」に掲載されているスケッチの一部が展示されていたのです。

この本は1980年に工作舎から出版されましたが、存在を知った時はすでに絶版で手に入らず、1998年に筑摩書房が文庫化したてやっと手に入れることができたもの。
イメージとしては図鑑的なものを想像していたのですが、まったくの学術書で、生態にはじまり神話伝承など「平行植物」の特異性について、ことこまかく記述された学術誌。

すべてがフィクションなのですがうっかりすると現実な気がしてしまうほどの内容です。

この原画や彫刻が見られただけで充分に価値があったと思いました。
できることなら「平行植物」だけで、ひとつの展覧会を企画してほしいくらいです。

本は2011年に工作舎が新装版として復刊していますので、こちらの方が大きくて図版もきれいです。

2013年8月1日木曜日

ねずみと小魚。

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「レオ・レオニ 絵本の仕事」を見てきました。(8/4まで)

もっと早くに見に行こうと思っていたのですが、うっかり夏休みに入ってしまい、会場は子ども連れがいっぱい。

入ってすぐの展示室のあまりの混雑にめげましたが、空きを見つけながら奥へ。すると原画を見ることに飽きてしまったのか、メインの展示室では、中央に置かれた「絵本」には人だかりがあるものの、周囲の展示パネルの前は人がまばら。ゆっくり観賞できます。

人気なのは「フレデリック」に代表されるネズミの絵本原画。
それに対して、自分を誰かの部品だと思っている小さなかけらの物語「ペツェッティーノ」や鉛筆で石を詳細に描いた「はまべには いしが いっぱい」や空想の植物「平行植物」にはほとんど人がいないというのがなんとも不思議というか、わかりやすいというか。こうした原画がとてもスゴイのですけどね。

後半には名作「スイミー」をモチーフにした映像が曲面の大きな壁に囲まれるように投影された部屋があり、壁に近づくとセンサーが反応して小魚たちが逃げる仕掛け。魚を追いかける子ども達が楽しそうでした。