2012年6月2日土曜日

デザインとデータ


デザイン学校でグラフィックデザインを学んでいる2年生は後期の卒業制作へ向けてデザインアイテムを総合的に展開する課題に取り組んでいます。

課題は「老舗和菓子店が都内総合ファッションビル内に出店する新ブランド店のデザイン」。

昨年の同様課題では「パティスリーのブランディング」でしたが、今年はぐっと落ち着いた内容です。授業ではまず和菓子のイメージ分析から。全員で和菓子から連想されるキーワードを出し壁一杯に貼り出したら、プラスなイメージとマイナスなイメージに分けてディスカッション。
ターゲットとなる20〜30代の女性に浸透する新しいブランドのイメージを構築していきました。

教室での制作は同じ課題に取り組む仲間と情報を共有できること。自分ひとりでは偏ったイメージになりがちですが、多くの意見を聞く事で、客観的なイメージを掴むことができます。

デザイン展開するためには、ブランドのコンセプトイメージを明確にし、そこからブレないこと。
いつでも確認できるようにコンセプトイメージをキャッチフレーズとして記録しておき、デザイン制作に入ります。

個々のイメージを表現したキャッチフレーズ。
客観的に言いたいことがわかるかどうかを判断。
他人の制作したキャッチフレーズを見て自分がデザイナーならデザイン展開できる?などを考えて投票。

先日の授業ではブランドのロゴデザイン案の分析。
学生ひとりひとりが30案を提示し、学生同士で投票を行ないました。デザイン的に優れているもの。イメージが伝わるものなど投票する基準を変えて何度か投票してデータを集めました。


壁一面に貼り出されたロゴ案を真剣に選んで投票。

このデータをどのように自分の制作に活かして行くかが重要なポイントとなっていきます。

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