2013年3月31日日曜日

万能だけど。


大きな皿は料理を盛った際にとても見栄えがいいので重宝します。中でも煮しめ皿とも呼ばれる石皿は、絵柄のない淡黄色の釉薬が掛かった石皿は料理の種類を問わず何にでも合う上、存在感があるので食卓が豪華になります。

骨董としての価値で言えば呉洲の藍と鉄の茶色で絵柄が描かれた江戸期の瀬戸の石皿が人気のようですが、絵柄がなく厚く緩い造形となった明治以降の石皿は、その後、底の高台も削られなくなりベタ底になって、さらに親しみやすい造形に変わっていったので、料理を選ばない気楽さを感じるのでしょう。

肉厚でベタ底で重いため、出し入れが大変なので最近出番が減っていましたが、使ってみるとやはり使いやすいので頻繁に使おうと思いました。
<塩麹味噌漬けの焼き物>
塩麹と味噌を合わせた漬け床に鶏肉を半日以上漬け込む。
野菜類は塩麹味噌で和えたあとオリーブオイルを塗っておく。
肉と野菜をオーブンで焼き上げる。

2013年3月30日土曜日

古本屋さん

建築写真家の二川幸夫氏が亡くなったことは少し前のブログでも触れましたが、その二川氏が企画・撮影を行なったGAグローバル・アーキテクチュアシリーズのNo.53「帝国ホテル1915-22」(昭和55年刊行:絶版)を古本屋で見つけてしまいました。
F.L.ライトが設計した帝国ホテルの写真はこれまであまり良い画像が手に入らず、デザイン史などの授業でも移築された明治村の玄関のみの紹介でしたので、図面やスケッチも豊富なこの本は資料としてもとても嬉しいものです。

ちょっと傷みがありますが、その分は価格に繁栄されていると信じて購入しました。

そういえば昨年末から話題となっていた「LEGO Architecture 21017 Imperial Hotel (レゴ アーキテクチャー 帝国ホテル)」が3/15に発売になりました。
ピース数は1188コなのでけっこう大きいのでしょうね。


>>「日本の民家 一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」のブログ
>>F.L.ライトの本のブログ
>>二川幸夫氏の訃報のブログ



2013年3月29日金曜日

60〜70年代の前衛

今年は劇作家、映画監督の寺山修司氏の没後30年となり、国内外で記念イベントが開催されます。

4月に開催される渋谷パルコパート3のシネクイントの映画祭等にさきがけて、Bunkamura Galleryにて「寺山修司と日本のアヴァンギャルド」が開催されています。(4/7まで)
寺山氏が主宰した劇団天井桟敷の演劇や映画のポスターを製作した作家達の作品を集めた販売目的の展覧会ですが、寺山氏の自筆の企画書などの非売品の展示物も多く、かなり楽しいものになっていました。

多くは三沢市寺山修司記念館からの展示品でしょうが、青森にある記念館なので気軽に行けないですから小出しでもこうした機会は嬉しいですね。

4/10からポスターハリスギャラリーではじまる「寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展」も楽しみです。

2013年3月28日木曜日

アクセントの器


大きな容器に入った液体を小さい容器に移すために使われていた片口

もともとの注ぎ用具ではなく料理を盛る器として使うのにとても便利なので、ついつい数が増えてしまいます。

木製漆塗りや陶磁器のほか金属製のものもあり、その形も様々ですが、共通するのは比較的深い鉢型で縁の片側にだけ注ぎ口があるということ。

ろくろや旋盤で作られることの多い食器は、円形のものが多く左右対称が普通ですが、片口は片側のみに注ぎ口があるため対称形ではなく、その変化が他の食器と並べた時にアクセントになります。

もともとが注ぐための器なので、片手で持ちやすい形というのも使いやすい理由なのでしょうね。

水分の多い野菜の酢漬けを片口に盛りました。

<野菜のみぞれがけマリネ>
レンコン、ニンジン、ブロッコリー、シメジを歯ごたえ良く軽く茹で、酢、砂糖、塩、オリーブオイルで1時間以上マリネする。大根おろしを混ぜ合わせてディルを振る。

2013年3月27日水曜日

花見の友


先日の鎌倉花見会で、とっておきというバーボンを紹介いただきました。
Noah`s Mill(ノアーズ ミル)
とても小さな家族経営の蒸留所でひと樽ごと丁寧に作られたものです。バーボンの蒸留所としては最大規模のヘブンヒル社から購入した原酒を独自の製法で丁寧に熟成させたハンドメイドバーボン。
バーボンでは最高級品とも言われるブッカーズと同様に、5~10樽の熟成した優良なバーボンをブレンドした数量限定のスモール・バッチ・バーボンだそうです。
荒々しいバーボンとは対照的な上品な口当たりにキャラメルのような香りが広がりました。
ゆっくり桜をながめながら香り高いバーボンをゆっくり楽しみました。

少量生産のため、バーなどに出回ることは少なく年中品薄だとか。
たまたま「残りわずか次回入荷未定」の文字をネットで見つけてしまいました。ネット通販は危険ですね。もちろん即購入。
あまり近づかないようにしようとちょっと反省。

もちろん反省会はノアーズ ミルで。

2013年3月26日火曜日

ニューアイテム


桜が満開ですね。
例年はkitaCafeのある国立で花見をするのですが、今年は鎌倉の友人から花見のお誘いをいただいたので、鎌倉でお花見。

小雨が散らつく予報の曇りという天候でしたが、着く頃から次第に雲が切れ好天に。

桜を囲む2階のテラスというベストポジションで楽しいひと時となりました。
近所では猫よりもリスの方が多く現れるとか。羨ましいかぎりです。

夕方からは近くの海辺へ。
鎌倉は山も海もあって自然がいっぱいあり、とても素敵なところですね。
誘ってくれた友人に感謝です。

友人の子ども達と細かいビーチグラスを拾いました。
これまでビーチグラスは集めたことがなかったのですが、こうして見ると様々な色や形があってきれいなものですね。
もう少し数が集まると面白いものになりそうなので、すこし増やしてみようかと思ってしまいました。こうやってモノが増えていくので困ったものです。

2013年3月25日月曜日

駅が気になる。


先日の東急東横線渋谷駅の地下化につづき小田急線下北沢駅も地下へ潜ったそうですね。
踏切が減ることで道路の渋滞などは明らかに緩和するのでしょうが、地上の線路や地上の駅舎というのは、街の風景の一部なのでどんどん地下へ潜って見えなくなるというのも複雑なものです。

地上の駅舎の魅力のひとつに、ホームなどの上に建てられる上家(うわや)のデザインがあります。

中でも古いレール(古レール)を用いたレール造上家は、使わなくなった古いレールを溶かすことなく柱や梁に利用するため、エネルギー効率も良いリサイクル方法だったため、日本全国で上家材として用いられたのですが、レールの材質の変化に伴い曲げる加工が難しくなったことや、建築資材としてのH鋼のコストが下がったことなどにより新たに作られることはなくなりました。

もともとが構造物を作るための鋼材ではないレールは、曲げ加工を最小限に押さえ、様々に組み合わせるので、その造形は複雑でとても美しいものになります。
新しく作られる駅の上家はどの駅も同じような作りで魅力がなくなってきているので、現存する古レール造上家だけでもできるだけ保存していってほしいものです。

JR中央本線(総武線)水道橋駅の上家は、比較的短いスパンと上下ホームを横断する広がり、中央の開口部など構造的にとても美しく、リベット止めも良いアクセントになっています。

2013年3月24日日曜日

なつかしの三角。

交通系ICカードが全国で相互利用できるようになりました。

正直なところ他の地域で使えないということを知ったのは、かなりカードが普及してからでした。利用者の立場としては相互に利用できなかった事のほうが信じられないですが、特に不便だと感じたことはありませんでしたし、これからも便利だと実感するということはなさそうですが。それでも出張の多い人や区域をまたぐ地域に住んでいる人は、ほんと便利になりますね。

たまたま乗ったJR中央線の車輌がSuicaのキャンペーン広告一色でした。
名古屋、大阪、京都といった観光地ペナントのデザインで、ある特定年代以上への訴求力はかなりありそう。

それにしてもすっかり見なくなった観光地ペナント。小学生の頃、個室のある男の子の部屋にはあたり前に壁に貼られていた記憶がありますが、あれはなんだったのか。とても不思議です。

Suicaのペナントが何種類あったのか。混み合っていなければすべて見たかったです。

2013年3月23日土曜日

ブルーノ・タウトの日本を感じる。


デザイン学校のデザイン史でも登場するドイツの建築家ブルーノ・タウトが、日本で手掛け唯一現存する建築が熱海にある旧日向別邸

桂離宮に感銘を受けたタウトが竹や桐をふんだんに用いて日本美を追求した設計ですが、見学が可能と知って行ってきました。
行ってみて感じた事はまずその空間の魅力。
タウトが設計したのは別荘の地下室部分で、サイトなどで紹介される写真を見てもそれほど広くない空間を想像していましたが、実際は奥へ広がる空間と海を望む一面のガラスからとても開放的な空間であることがわかりました。
斜面側に高く設置した部屋の意味も現地に行って見て納得の設計です。

この建物の空間に感銘を受けた建築家の隈研吾氏が、隣接する敷地に設計した高級温泉旅館「海峯楼」の空間設計に活かしたという話にも納得です。

細かな意匠も見所のひとつ。壁に一面に張られた細竹は、敷き詰めた竹の節でできる隙間を嫌い、節に隣り合う部分を削ってありまったく隙間なく仕上げられています。

また吊り電球の竹鎖や手摺、欄間、床張りなどの細部に渡って技巧を凝らした意匠は、写真では、まったくわからない良さがあります。

この建物を見て、印象が残っているうちに桂離宮もまた行きたくなりました。

地下室の続き3室だけですが、解説を聞きながら90分の見応えある見学でした。

事前予約が必要ですがとてもおすすめです。


2013年3月22日金曜日

産業遺産の魅力

昨年の大河ドラマは、視聴率が下がりながらも、さすがに「平清盛」だったのでいつか盛り上げてくれるだろうと期待しながら見続けて、最後まで盛り上がらないまま終了してしまいちょっと残念さが残りました。

今年の「八重の桜」は、スターの多い幕末が舞台である上、オープニングが月ごとに変わるとか、視聴率を維持するための工夫が見られ、それなりに頑張っているようなのでもう少し付き合って行こうと思っています。

地味に紹介されたお台場の砲台の鋳造地である伊豆の韮山反射炉
産業遺産としてちょっと面白そうだったので見に行ってきました。
鉄を溶かして大砲を作る施設ですが、ドイツで設計された炉を再現したもので、ほぼ完全な形で現存する貴重な産業遺産なのだそうです。
ドーム型の炉は熱量が反射されることで効率良く熱量を活かすことができる形で、煙突の形状や高さなど、少ない熱量を最大限に活かす仕組みが整っているなどウンチクに納得できる点も魅力。

耐震のための鉄骨が組まれる前は漆喰で補強されていたそうですが、この鉄骨がデザイン的な締まりを作っているのは確かです。
産業遺産の魅力は、建設当時は最先端の技術であったろうという痕跡が、機械的、設備的に生で感じられることが第一で、それらの要素が造形的な美しさを伴うことも重要。

年月の経った施設なため補修・修復などの手が入ることは否めませんが、明らかに異質な補強がされていても美しさを感じるというのも珍しいのではないでしょうか。

2013年3月21日木曜日

日本の美。


パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「日本の民家 一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」に行ってきました。(3/24まで)

実はこの展覧会。
かっこいいポスターだという印象はあったのですが、なぜか二川幸夫氏の写真展だという意識で見ていなかった展覧会で、先日、建築写真家の二川幸夫氏が亡くなった時に様々なメディアを通じて知ったという次第で観覧が会期終了間近となってしまいました。

今回の写真展は、1957年から59年にかけて発行された「日本の民家」全10巻のために1950年に撮影されたオリジナルネガからプリントされた全作品モノクロームの展覧会で、フィルム粒状の粗いプリントが、日本の民家のデザインの美しさをしっかりと表現しています。
作品ごとにつけられたキャプションには、撮影地情報に加え、日本の民家建築の特徴が造形的側面と機能的側面から細かく解説されていて、造形と機能の関係が理解できてとても勉強になります。
それにしてもこの展覧会ポスター。
モノクロームの大黒柱の基礎部分の写真にオレンジのタイトルが強く入り、隙のないデザインだと思っていたら、グラフィックデザイナーの巨匠の一人である細谷巌氏が手がけたものでした。

このタイトルで二川氏の写真展でということなら、連なる瓦屋根の写真とか、妻破風の写真を使いそうなものですが、この写真を選んでくるあたりはさすがだと感心してしまいました。
会場構成は建築家の藤本壮介氏。壁には一切作品を掛けず、天井から床へのワイヤーのみで作品を展示するというかっこいい構成でした。

「日本の民家」全10巻もどこかで開いてゆっくり見てみたいものです。
>>二川幸夫氏の訃報のブログはこちら

2013年3月20日水曜日

日本の紙。

クリエイションギャラリーG8で開催中の「つつみのことわり」を見てきました。(3/21まで)
日本の贈答の包み方や結び方の礼法である「折形」についての研究でいくつも本を出版している、「山口信博+折形デザイン研究所」による展覧会です。

折形については随分出版物も多くあるので、図式された古典の資料が多く存在するものと思っていましたが、実際には完成図と展開図が残るだけでその過程はなかったのだそうです。

そうした研究から生まれた現代の折形のカタチも展示されていましたが、紙を折ることだけで生まれるデザインから感じられる情報の多さに驚かされます。

会期終了ぎりぎりでしたが、グラフィックデザインの学生さんにすすめたかった展覧会でした。

2013年3月19日火曜日

数寄屋橋界隈で



東京・銀座の数寄屋橋交差点の「銀座東芝ビル」の建て替えがはじまり現在はビルがまったくなくなってとても見通しがいいです。
新橋方面から外堀通りを歩いてくると数寄屋橋交差点の随分手前から有楽町マリオンが見えるのですが、この角度でマリオンが見えるというのは実は初めてのこと。
まもなく囲いの上にクレーンや鉄骨が建つのでしょうから、とても貴重です。
ちょうどこの交差点を曲がれば泰明小学校があるので、散歩がてら回ってみました。
1878年創立ですが建物は関東大震災後に再建されたもの。
門や校庭のある表側よりも裏側の方が細かい造形が楽しかったです。アーチ型の窓の下には蛇腹装飾がありますが、ちょっと控えめすぎな気もします。

そのまま公園の小径を数寄屋橋交差点方面へ。
数寄屋橋公園にある岡本太郎氏の時計台も東芝ビルがなくなって、夕方でもとても明るくできればこのままにして欲しいと思ってしまいました。



2013年3月18日月曜日

氷要らず。


春が旬の野菜は爽やかな香りとシャキシャキとした歯ごたえ、春を感じるキレイな緑が嬉しいですよね。

加熱する場合はできるだけ時間を短くして素材のそのままの持ち味を活かしたいものです。

葉ものの加熱方法で一般的なのが沸騰したお湯で10秒ほど茹でてから氷水に取る方法ですが、もっと簡単に湯通しして自然に冷ますというのもおすすめです。

旬のセリをそろそろ終わりになってきたレンコンと一緒に塩麹で和えてサラダ風にしました。
レンコンを茹でてそのままセリを入れたザルで湯きりするだけ。セリの火の通り具合がちょうどいいです。
<セリとレンコンの塩麹サラダ仕立て>
レンコンは薄切りにしシメジと一緒に茹でる。ザルに切ったセリを入れ茹で上がったレンコンとシメジをザルにあける。よく湯きりしてボウルに入れ、塩麹、ゴマ油で和える。

2013年3月17日日曜日

食べ納め?


今年の3月は記録的に暖かいようで、kitaCafeのある国立でも桜並木の桜が咲き始めました。
来週あたりは満開ではないでしょうか。

季節が変わって行くと風景が変わるように、食材も大きく変わります。ハウス栽培や養殖など技術の革新で季節感が感じにくくなった食材ですがやはり「旬」というのは残っていて欲しいと思います。

冬の味覚である「牡蠣」は、オイスターバーが認知されたころからは海外からの輸入も充実してきて、この場所の牡蠣はこの時期が美味しいという旬が通年で移行して年中楽しめるようですが、一般家庭で手に入りやすい調理食材としては、そろそろなくなってきます。

魚屋さんで大振りの牡蠣に出会えました。生はもちろん鍋でもフライでも炒めても美味しい牡蠣ですが、牡蠣の濃厚な旨味が一番楽しめるのは、シンプルな「蒸し牡蠣」だと思い、今期の食べ納めを覚悟で調理しました。
<蒸し牡蠣>
もどした昆布の上に牡蠣を並べ、酒を振って蒸す。加熱しすぎに注意。
牡蠣から出た水分が沸騰して、身がぷりっとしたら食べごろ。

2013年3月16日土曜日

F.L.ライトの本


先日亡くなった建築写真家の二川幸夫氏が企画編集と撮影を行なった「フランク·ロイド·ライト全集(A.D.A.EDITA Tokyo出版)」が見たくなり図書館へ。

全12巻を見るのは中々大変なのでつまみ食い的に。
豊富な図面やスケッチと写真、レンダリングは圧巻で、この本を積み上げて何日も没頭したいと思わせる内容。

たまたま抜いた第6巻には日本での作品がいくつかありました。

個人的にはまったのは兵庫県芦屋市の丘に建つ旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)

10年以上前に訪れたことがある建物なので、写真のアングルなどに感心しました。
それにしてもこれだけの膨大なデータをまとめあげた本は、個人では中々所有できないですから、図書館という施設はとてもありがたいものです。

2013年3月15日金曜日

星の数


脂がのった頃が美味しいとされ、秋から冬にかけてが旬のイワシですが、3月は1年を通してみても漁獲量がけっこう安定して多く、「春鰯」という春の季語にもなるくらいだそうです。

一時期は漁獲量がとても減ってしまって「高級魚」と言われたものですが、だいぶ大衆魚に戻ってきました。

群れを作るイワシ類は、動きが早いので海で出会うとキラキラを光を反射してとてもきれい。世界各地には数百種のイワシがいるそうですが、食用イワシとして店頭に並ぶのはマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類。中でも大きくて身がふっくらとしたマイワシは特に煮物が美味しいです。

<イワシの梅干し煮>
熱湯にくぐらせて臭みを取ったイワシを出汁で煮る。アクを取り、砂糖、醤油、酒、ショウガを加え、一煮立ちしたら、種を取った梅干しを加え落とし蓋をしてじっくり煮詰める。
途中でサトイモを加えやわらかく煮る。

マイワシは体側に1列に星が並ぶので「ナナツボシ」と呼ばれますが、個体差が激しく必ずしも七つではなかったり、1列ではなく2列あったりすることもあるようです。ナナツボシといえばナナホシテントウですが、仲間のナミテントウ(フタホシテントウ)は遺伝子の組合わせで星模様が変わるので、マイワシの星の数にも何か規則があるのかもしれません。研究している人がいたら教えて欲しいですね。

>>ナミテントウのブログ記事


2013年3月14日木曜日

最近の2つで。


先日アンティークショップで購入したばかりのフィンランドのガラス作家Oiva Toikka(オイヴァ・トイッカ)によるガラスピッチャー「fauna」。

最近作ったショウガシロップがまだあったので、炭酸で割って手軽なジンジャーエールに。
500mlのペットボトルの炭酸水がすべて入ってもこの量なので、思ったよりも容積があることが判明。

色付きの液体が入ると模様の浮き出方に変化ができてなかなかいいですね。
炭酸水にミントの葉をたくさん入れてもきれいになりそうです。

2013年3月13日水曜日

違う食感で。


高タンパクで低脂肪、鉄分などのミネラルが豊富な砂肝
コリコリの食感を残すのも美味しいのですが、じっくり煮込んでも柔らかくて美味しい。
どう調理するかいつも迷うところです。

ちょうど中途半端に残ったコマツナがあったので、今回は柔らか煮に決定。

塩で下処理した砂肝はネギ、ショウガと一緒に圧力鍋でじっくり柔らかく煮込みます。(こういうときには作り置きしてあるドライショウガが便利。)

冷めても美味しいのでたくさん作っておくと便利です。
<砂肝の塩煮込み>
銀皮を剥いた砂肝は塩をして少し置いておく。
塩を洗い流し、ネギ、ショウガと一緒に圧力鍋で柔らかく煮る。ひたすら煮込んだら塩で味を整え、コマツナを加え軽く火が通ったらごま油を数滴垂らす。

2013年3月12日火曜日

豚を鶏に。


シンガポールのお土産でまたまたバクテー(肉骨茶)の素をいただきました。豚のスペアリブをスパイスとニンニクで煮込む料理ですが、お隣のマレーシアではイスラム教徒なので豚ではなくで調理するのだとか。

スペアリブはそれなりに入手に手間がかかるので、それならばと鶏を使った鶏骨茶(チクテー)を作ってみました。

しかも今回は小振りのタマネギを丸のまま投入。
しっかりエキスを吸ったタマネギがこれまた美味しいです。

バクテーは骨付き肉を使いニンニクをしっかり効かせるので、さっぱりさせる茶飯に。ほうじ茶ではなくウーロン茶でご飯を炊きました。
<チクテー>
鶏(手羽元)は茹でこぼして汚れを洗い、ひたひた強の水、丸ごとのニンニクとタマネギ、バクテーの素と一緒に40分煮る。
塩少々、醤油少々で味を整える。

>>バクテーの記事はこちら

2013年3月11日月曜日

建築と写真


建築写真家の二川幸夫さんの訃報がありました。
享年80歳。国際的な評価高い建築雑誌GAの主宰という編集者の顔も持つ建築写真界の巨匠です。

現在、パナソニック汐留ミュージアムでは、二川氏が20歳前後に撮影し建築史家の伊藤ていじ氏の文章で出版した「日本の民家」を中心に構成された「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」と題した展覧会が開催されています。(3/24まで)

この写真展は二川氏の国内初の展覧会で会場構成は建築家の藤本壮介氏。
最新のデジタル出力でプリントされたモノクローム写真の力強さを間近に見たくなりました。

もう一つ見たいのが二川氏が撮影、編集に携わった「フランク・ロイド・ライト全集(全12巻)」。
初期から晩年までの800を超える作品全体を通史というかたちで編集し、図面や実地作品写真などが豊富で贅沢な作り。
ずいぶん前に図書館かどこかで開いたことがある程度なので、改めてじっくり眺めてみたくなりました。

ご冥福をお祈りいたします。







2013年3月10日日曜日

またまた動物。

あまりに陽気がいいのでご近所を散策した休日。
久しぶりに訪れたアンティークショップでまたまた放っておけない出物が。

Oiva Toikka(オイヴァ・トイッカ)のガラスピッチャーです。
しかも「fauna(動物相)」のシリーズ。
このkitaCafeブログでも何度か紹介しているオイヴァ・トイッカは、フィンランドを代表する現代ガラス作家。

ピッチャーは縦長のデザインが多い中、ぽってりしたフォルムが特徴なカワイイデザイン。
無色というのもいろいろと使い勝手が良さそうです。

以前に手に入れたfaunaのガラスボウルと並んで棚に収まりました。
これから暖かくなるとガラスものの使用頻度が増えるので、楽しみです。
>>faunaに関する以前のブログ

2013年3月9日土曜日

クセ野菜の力。

3月になって、店頭に元気なニラが多く出回ってきました。
春から夏にかけてが旬のニラは、ビタミンB1、体内でビタミンAに変わるβカロテンを多く含み、匂いの元のアリシンの効果もあって免疫力を高め、皮膚や粘膜の健康維持を助けるので、冬に乾燥した肌や、春先の花粉症にも有効。

クセのある野菜は健康維持に欠かせないようです。

水溶性で熱に弱いビタミンB1と脂溶性のβカロテンを効果的に摂取するために加熱時間を短くして、油を使った調理がいいようです。

頂き物の真っ黒い茶碗に盛ってみました。
この茶碗。見た目は肉厚ですが、とても軽い土なので手に持つとちょっと驚きます。
お茶はやらないのですが、茶碗は料理を盛るのにも重宝します。

<ニラと干しアミのきんぴら>
ニラは2cm弱の粗切りにし、ごま油で炒める。砂糖、醤油、少量の酒を加えてひと混ぜし、干しアミを加え軽く煮詰め、最後に白ゴマを散らす。
※干しアミがなくても、魚介の干物が入ることで旨味が増して美味しいので、小さめのジャコなどを加えると美味しい。

2013年3月8日金曜日

春の青菜


ここ数日はほんとうに暖かくて一気に春を超えてしまったような陽気です。

青物が食べたくなる春。
1月〜4月までが旬のセリは特に春の代表青菜。


ビタミンCミネラルが豊富で免疫力を高め、生活習慣病から守る効能もあります。
また、特有の芳香成分には血液凝固を防ぎ血栓を予防したり、肝機能を強化する効果があるので、外での会食が多くなるこの時期には欠かせない食材でもありますね。


中途半端に残っていたセリをマイタケと一緒に大根のはさみ焼きにしてみました。
マイタケの代わりに細切りの豚肉でもいいですね。
<セリとマイタケの大根はさみ焼き>
油を引いたフライパンでマイタケを焼き、軽く下茹でしたセリを加え砂糖、醤油で少し濃いめに味を付ける。
あらかじめ柔らかく茹でた薄切りの大根でセリをマイタケを包み海苔で巻き、ごま油を引いたフライパンで大根に焼き色をつける。

2013年3月7日木曜日

階級と容姿


上野の東京都美術館で開催中の「エル・グレコ」展に行ってきました。(4/7まで)
スペイン絵画の巨匠ですが、日本国内ではこれまでにない規模の大回顧展ということです。

コテコテの描写と引き延ばされた人体表現はマニエリスム絵画の特徴でもあり、その密度には圧倒されます。

今回もっとも注目されている作品は、ポスターやフライヤーにも使われている高さ3メートルを超す大作「無原罪のお宿り」。礼拝堂の主祭壇画として描かれた作品ですから見上げることを前提に描かれた絵画。会場では屈んで観賞する人もいました。

ちょっと注目したいのがこの絵にも多く登場している天使。
頭がごろごろとたくさん密集していてそこから翼が生えています。
この頭だけの天使。
セラフィム(熾天使:してんし)といって、9階級ある天使の中で最高位のもっとも神に近い存在なんだとか。
本来は翼が3対(6枚)あって、2枚の翼で顔を、別の2枚の翼で足を覆い。残る2枚の翼で飛ぶということですが、神に近くなるほど霊的で非物質的な存在ということで身体が描かれないことも多いようです。
エル・グレコだけでなくルーベンスラファエロの宗教画にもよく登場するそうですが記憶にないですね。今度探してみることにします。

※セラフィム(Seraphim)は複数形。単数形はセラフ(Seraph)。だそうです。

2013年3月6日水曜日

アップルの日

デザイン学校の卒業制作優秀生による作品プレゼンテーションが銀座のアップルストアで今年も開催されます。

考えてみれば秋の東京デザイナーズウィークとかアップルストアとか、学生さん達にとって、とても華々しい場所での発表の機会が与えられていることは本当に素晴らしいことですね。

当日は司会しますが、学生さん一人一人の足を引っ張らない様しっかり勤めたいと思っています。

グラフィックデザイン専攻は「夢みるデザイン」がテーマ。
インテリアデザイン専攻の発表もあって、楽しい作品の発表会です。
お時間の都合のつく方はぜひ会場へお越し下さい。

アップルストア銀座での卒業制作優秀作品発表会
「Human Tunes 6」
3/7(木)18:30〜
入寿無料
事前予約不要
途中入退場可

>>昨年度のHumanTunes5の記事

2013年3月5日火曜日

春でもまだまだ。


春一番が吹いて少しずつ暖かい日が増えてきました。
今年の冬は寒さがとても厳しく、身体が芯から冷えきってしまい、身体を温めることを期待してこのドライショウガが大活躍しました。

ショウガには低体温状態を改善する効果以外にも血行促進代謝の促進発汗作用の他、免疫力強化健胃、整腸効果もあるため花粉症にも効果が期待できるので、暖かくなってもまだまだお世話になります。

手軽にショウガの成分を摂取するためにショウガシロップを作りました。そのまま薄めてもお茶に入れても美味しく飲めますので作り置きしておくと便利です。

<ショウガシロップ>
よく洗って皮ごと薄切りしたショウガはボウルに入れ、ショウガの7−8割程度の重さの砂糖を加えよく混ぜ合わせる。
このまま一晩(半日程度)置いておく。
しっかりショウガのエキスが染み出したら鍋に移して20分程度煮てレモン汁を好みで加える。ショウガを取出せばできあがり。
※一晩おく際にシナモン、クローブ、カルダモンをガーゼやお茶パックなどに包んで一緒に入れると香りが良くなります。


取出したショウガは半日ほど陰干しして半量は冷凍保存して煮物用に。
残りの半量は砂糖をまぶしてショウガチップに。

2013年3月4日月曜日

整理の季節。


食品庫というのはちゃんと定期的に管理しないと発掘するのも大変になってしまいます。特にいただき物はその時に食べるつもりで買ったものではないので、意識から外れることが多くとても危険。先日の整理では「鯨の大和煮」だけではなく、頂き物の「カニ缶」「ホタテ缶」も眠っているのを発見。

まずはカニ缶。

カニ玉、カニチャーハン、カニシューマイ・・・。
どれも美味しそうですが一番カニを活かせる贅沢なのは何かと悩み、炊き込みご飯に行き着きました。

カニの風味を活かすため、昆布と酒と少量の塩と醤油だけで炊きあげました。
とても贅沢気分で大正解。


2013年3月3日日曜日

揮発成分


ついこの間まではいつまでも寒いなと思っていたのですが、少しずつ暖かい日が増えて来て春がやって来そうな気配。
暖かいのは嬉しいのですが同時に花粉の恐怖もやってくるのが困りものです。

まだ大きな影響はないのですが何となく鼻詰まり気味。
重傷にならなければできるだけ薬に頼りたくないので、食物の薬効成分に期待。

漢方薬としても使われる白ネギに含まれる薬効成分は、体力回復血行促進粘膜増強抗菌作用などに効果を発揮。風邪の処方として使われ鼻詰まりにも効果があるそうです。

水溶性なので、薬効成分を活かすにはできるだけ生食がおすすめということです。

熱湯に軽くくぐらせる程度の加熱でホウレンソウと合わせたナムルを作りました。
<白ネギとホウレンソウのナムル>
熱湯にくぐらせた白ネギと軽めに茹でたホウレンソウをボウルに入れ、鶏ガラスープ、塩、醤油、砂糖、ごま油で調味する。

2013年3月2日土曜日

フォーなしの鍋


寄席鍋などの鍋料理は手間がかからないので忙しい冬にはとても重宝しますが、ベースとなるスープを丁寧に作るとまったく趣の違った鍋料理になります。

もやしと細ネギを美味しくたくさん食べようと思い、ナンプラーと塩豚でスープを作りました。

主役はもやしと細ネギなので塩豚はあくまで出汁取り用。主役を加熱しすぎないのがポイントです。
ベトナムの汁ビーフンのフォーを麺なしで鍋仕立てにしたようなイメージですから、きっとレモンを搾っても美味しいと思いました。
アレンジがききそうです。

<もやしと細ネギの豆腐鍋>
鍋に湯を沸かし、酒、ナンプラー、醤油、ゴマ油を加え、塩豚を茹でる。塩豚から塩味旨味が出るので、はじめは薄味にしてあとで調整する。
アクをとったらシイタケ、細切りの木綿豆腐を加えて茹で、味を整えたら最後にもやし、細ネギを加えてすぐ火を止める。

2013年3月1日金曜日

薬効成分の化学


網袋入りの小玉タマネギを大量買いしたので積極的にタマネギ料理。

デトックス効果などの薬効成分の含有率が高いタマネギ。
目にしみる刺激成分のイオウ化合物である含硫アミノ酸が変化して様々な薬効を生むのですが、タマネギを切った直後に加熱すると効果が失われるそうです。

薬効成分を活かすには切って室温に15分以上放置するか電子レンジに20秒かけると含硫アミノ酸が効果的に変化するとか。
これまで水に溶け出す成分とか、油と合せると吸収がいい等の成分があることは知っていましたが、すぐ加熱は良くないという成分もあるとは知りませんでした。
酵素の働きでじわじわと変化していくとは。とっても化学な世界ですね。

放っておけばいいということなので、切って放置したタマネギをホタテとワイン蒸しにしました。
加熱した野菜はかさが減るのでたくさん食べられていいです。
<タマネギとホタテのワイン蒸し>
フライパンでオリーブオイルをゆっくり加熱しニンニクの香りを移したらホタテと白ワインを加える。ホタテの表面が白くなったら取出して櫛切りしてバラしたタマネギを加え蓋をする。
タマネギが蒸し上がったらバターを加え塩コショウで味を整え、ホタテをもどして混ぜ合わせ、ディル、ピンクペーッパーを振る。