2010年8月31日火曜日

夏の香辛料

なんか夏バテ気味ですが、ゴーヤチャンプルなど沖縄の料理は素材の旨味を活かしたシンプルな味付けなので、疲れたカラダにも意外に優しいです。

そんな沖縄料理に欠かせない香辛料が沖縄の八重山特産の「フィファチ」。
コショウ科の植物ですが、味はコショウよりもじわっと広がる辛さと若干の甘味のような深みがあり、特に豚肉との相性が抜群です。

胃腸の働きを整え、食欲増進効果、発汗作用による新陳代謝を促す働きもあり、夏バテ防止に最適な香辛料です。

8月も今日で終わりですが、まだ暑さは終わらないようなので、まだまだフィファチのお世話になります。

テーブルコショーのように細かく挽かれた粉です。
ちょっと振りかけるだけで香り良く食欲増進。

2010年8月30日月曜日

オクラのネバネバ

オクラっておいしいですよね。
特にあのネバネバが最高!
オクラのネバネバの正体はペクチンムチンという成分だそうです。

※ムチンは動物の上皮細胞・粘膜・唾液腺などが産生する粘性物質の総称であり、オクラや山芋に含まれるぬめり成分とは異なるというご指摘をいただきました。多くの食物に関する栄養文献から参照させていただいたもので、筆者に根拠がないため訂正させていただき、また不確かな情報を掲載したことをお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

ペクチンは水溶性の食物繊維で、コレステロールや血圧の低下、動脈硬化、高血圧、糖尿病の予防にも効果があり、ムチンは胃の粘膜を保護して潰瘍を防ぎ肝機能や腎機能を強め老化を予防してくれます。

オクラには他にもβ-カロテンビタミンB1、B2、Cも含まれ、栄養豊富な頼もしい野菜です。

栄養を無駄なく摂取できる煮浸しに。

さらにビタミン豊富で苦みで食欲増進にもなるゴーヤと合わせました。
また油揚げを入れることで油と相性の良いβ-カロテンの吸収率もアップです。

古ガラスの型吹き小鉢に盛りました。
濃い緑と透明ガラスが涼しげです。

2010年8月29日日曜日

夏の水族館

夏だ!海だ!とはいっても、毎日海に行けないですし、南国の魚が恋しかったりもするので、ガラス越しでも目の前で見られる水族館はとても幸せです。

2年前の卒業生に海洋研究の大学出身でイルカが大好きな学生がいましたが、その学生がちょっとした時間に「これからイルカを見に行って来ます」と言って「エプソン品川アクアスタジアム」に行っていたのを思い出してはじめて行ってみました。
品川駅から2分という近さにまずびっくり。

夏休み最後の週末ということもあってか、ものすごい人出でした。
日本は島国なので水族館も多く、人口あたりの水族館の数は世界一なのですが、これだけ混むということは、民族的に水族館が好きなのかもしれませんね。

水族館としては小規模ですが、好きな魚がいると一カ所にずっと留まっているので十分楽しめました。
イルカショーは水しぶきがスゴイですが、やっぱりカワイイですね。自然の海ではものすごく遠くに大群を見ただけなので近くで会ってみたいです。

今回は水族館ではじめてコンパクトカメラの動画に挑戦。思うように行かないですが、静止画カメラと動画カメラの融合性に可能性を感じました。

まだまだ「ムービーに静止画機能」「スチールに動画機能」とメインカメラの付属的扱いですが、近い将来はカメラは静止画と動画の両方がひとつになるのでしょう。それはそれで楽しみです。

イルカショーの演出や水族館の館内ディスプレイ(水槽内も)には疑問もありますが、目の前に魚がいる環境自体に酔いしれた休日でした。

カクレクマノミの幼魚
目のすぐ後ろのホワイトバンドが特に気に入ってます。

2010年8月28日土曜日

きのこの実力

きのこのスープは本当は暖かいスープのレシピなのですが、暑いので冷製スープに仕上げました。
コクがあるさらさら感にしたかったので、生クリームを使わず豆乳と牛乳を使っています。

二人分の量ですが、マッシュルームとシイタケをこんなにたくさん使います。ちょっと贅沢ですよね。

ソテーでも蒸しても美味しいきのこですが、カルシウムの豊富な食品と一緒に摂ると、カルシウムの吸収を助けて骨に蓄積させる働きをするそうなので、クリームスープ仕立ては大正解です。

これからの季節はますますきのこが美味しくなるので楽しみです。













きのこは食べても見ても嬉しいですが、とても不可思議でまだまだ謎も多い生き物です。
そんなきのこの魅力はこの本に詳しくあります。
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2010年8月27日金曜日

絶滅危惧種

FileMaker Pro11」をインストールするために自宅MacのOSを「Tiger」から「Snow Leopard」にアップグレードしました。
改めてパッケージを見ましたが、Snow Leopardが頭に雪をかぶっていてとても愛らしい写真です。

SnowLeopard=ユキヒョウは中央アジアやヒマラヤ山脈などの山岳地帯に生息し、現在の生息数は3350〜7000頭といわれ、レッドリスト:EN 絶滅危惧IB類(近い将来における絶滅の危険性が高い種)となっています。

太くて長い尾が格好良くとても優雅なヒョウで、国内では11の動物園で26頭がズーストック種として飼育されています。

東京近郊では多摩動物公園と東武動物公園で飼育されていますが、今年4月と6月には多摩動物園で飼育されていた「シリー♂とユキ♀」が病気で死んでしまうという悲しいニュースもありました。

この暑さの中、多摩動物公園のユキヒョウ達が心配になってきました。

レッドリストのカテゴリーについては、IUCN(国際自然保護連合)に詳しく掲載されています。
http://www.iucn.jp/protection/species/redlist_category.html

撮影の小物

写真の授業を行いました。

最近は携帯電話にも高解像度のカメラが内蔵されていますし、コンパクトデジカメも安くなりましたので、写真を撮るという行為はとても身近なものになりましたね。

これらの身近な機材での写真をグレードアップさせるためにも、本格的な撮影方法を知っているといろいろと応用ができることがあります。

<光の調整>
写真では光の調整が重要なポイントになります。
授業ではストロボの光を和らげるためにアンブレラを使い、光を拡散反射(バウンズ)させましたが、もうひとつストロボと被写体の間にトレーシングペーパーを入れて光を拡散透過(デュフューズ)があります。

このデュフューズを、コンパクトカメラでのマクロ撮影(接写)に応用しましょう。

コンパクトカメラでのマクロ撮影で内蔵ストロボを使用するとレンズの影が出てしまったり、階調が白く飛んでしまったりします。(写真左)

これはストロボがレンズ近くの正面から強く光っているせいなので、ストロボの前で光をデュフューズさせることで軽減できます。
光が柔らかく広がっている様子がわかると思います。
(写真右)

レンズの影が落ち光のムラも多く、近い所は白飛びしてしまいますが、デュフューズ効果で柔らかい照明になります。ストロボが弱くなる分、少し部屋の照明の影響も出て来ます。









拡散できれば丸めたティッシュなど何でも利用できますが、比較的スマートで携帯が楽な半透明の樹脂板をずっと愛用しています。

実はこの樹脂板は机の中などで使う整理用トレーの仕切板で無印良品の商品です。
今回の写真では樹脂板を2枚重ねて使用しました。

http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718498000

2010年8月26日木曜日

イソカサゴ

伊豆の川奈というところでダイビングをして来ました。
なかなか魚の多いいいポイントでした。

この時期の伊豆の海は生物の繁殖期らしく、透明度はあまり良くなかったですが、その分、魚がたくさんいてどこを見て良いか分らなくなる贅沢な感じでした。

今回のベストショット。
カサゴ目フサカサゴ科のイソカサゴは、特に珍しい魚ではありませんが、ふと視線を岩などに向けると、10cmくらいの小振りなカラダでちょこんととまっていて、目があったりするなかなかカワイイやつです。良く見ると目が星に光ったりします。

伊豆では顔の後ろの大きな白い帯状模様のあるのが多いようですが、一般的には全体が赤褐色です。

どうしてこんな白帯があるのか不思議ですね。
魚らしいシルエットを見せない保護色の一種なのでしょうかね。

魚はなかなかアップで撮らせてくれませんが、カサゴ系は比較的逃げないのでいいモデルです。

かわいい顔して鰭には強い毒があるようなので、注意が必要です。(襲ってくることはないですが

2010年8月25日水曜日

鈴廣かまぼこ

ダイビングの帰り道の小田原で「鈴廣」のかまぼこを買いました。

「鈴廣」の紙袋。このデザインってもしかして?

と思って帰ってから調べると、やはり「芹沢銈介」のデザインでした。

芹沢銈介は染色家で、「型絵染」の人間国宝に認定された日本を代表する工芸家です。

型染めを中心とした染色の絵柄模様は、おおらかで親しみのある造形が多く見られます。

芹沢銈介の染色作品は「芹沢銈介美術館(静岡市登呂公園内)」で多くを鑑賞できますので、こちらもぜひ。
http://www.seribi.jp/

ほかにも和菓子の「銀座あけぼの」のロゴ、JALの鶴マーク(初代)も手掛けたようです。
染色にとどまらない幅広い分野で活躍し多くの作品を残した偉大な工芸家です。

2010年8月24日火曜日

ブルーノ・ムナーリ展

ブルーノ・ムナーリはイタリアの芸術家であり、デザイナーそして研究家、教育者です。

現代の生活の中に必要な芸術という観念を分りやすく発表し続けた偉大なアーティストです。

これまでも各地で作品を紹介する展覧会が行われましたが、鑑賞としての展示だけでは、ムナーリの仕事を理解することは難しいと思います。

ムナーリの作品の一部である想像力を刺激する絵本は、今でも多くが出版されていますが、それらのなかには、パッケージされた商品からは伺い知ることの難しい絵本も多く、それらを「鑑賞」するための展示だけでは「理解」できません。

今回の横須賀美術館の展覧会では、それらの「難解」な作品の多くが手に取って触れられるよう配慮され、はじめて「こういうことか」と気付かされるものも多くありました。

デザインに携わる多くの若い人達に、ぜひとも体験しておいて欲しい展覧会です。


ムナーリの絵本や研究書籍は多く翻訳され、出版されています。
絵本はレイアウトもキレイな原書で鑑賞して欲しいですね。
全てを所蔵するのは難しいと思いますが、
数多いムナーリの書籍を紹介する「ブルーノ・ムナーリの本たち」は、ぜひ所蔵の1冊です。


ブルーノ・ムナーリの本たち MUNARI I LIBRI 1929−1999ブルーノ・ムナーリの本たち MUNARI I LIBRI 1929−1999
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2010年8月23日月曜日

横須賀美術館レポ

先日訪れた「横須賀美術館」ですが、なかなか見所満載の美術館なのでレポートです。

美術館リーフレットでも「ここがみどころ―10のポイント」とかなりマニアックな紹介もありましたが、実際に現地で特に面白かったポイントを紹介します。

美術館の外観で一番目につくのは、ガラスで作られた直方体の空間の中にもうひとつ丸味を帯びた空間が内包されていること。














自然光の取り込みや照度のコントロール、海からの塩害対策から生まれたこの構造は視覚的にもインパクトがありました。

ガラスと白い展示空間の間の800mm程度の空間には鉄骨の柱が等間隔に並び、天井部では鉄骨が格子状に組まれ構造的な様子が観察できました。
(このすき間空間は立ち入れないのが残念です。)










展示室内部は壁と天井がゆるやかなカーブでつながり、随所に空いた穴から差し込む自然光を効果的に反射しています。














特に通常は3面がぶつかる天井角の曲面の仕上がりが素敵です。

美術館のパンフレットによると、この展示室は溶接した鉄板によって目地のない平滑面を作っているそうです。
何よりも作品の背景となる壁や天井にはとても有効な効果となっていました。

屋上庭園へ向う螺旋階段の途中からは、天井と展示空間の間の構造が観察できます。














支えが規則的に並ぶ様はとても魅力的な空間を作っていました。
(あまり止まって見ている人はいませんでしたが)












そして屋上庭園。緩やかな斜面に建てられた低層な美術館の特性を活かし、屋上でありながら、海との近さを感じる素晴しいコンセプトの建物です








最近訪れた別の建築物でもこのような2重構造のデザインを見たばかりでしたので、その記憶もあって興味深く観察できました。

横須賀という土地柄、東京からは決して行きやすい場所ではありませんが、是非一度は訪れたい美術館です。

2010年8月22日日曜日

ダイビング

伊豆の川奈でダイビング。

伊豆の魚。季節的に流されてくる魚。

様々な魚に囲まれて、至福の時を過ごしました。

ダイビングは装備が大変なので、自然の凄さを身を持って体感できます。
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2010年8月21日土曜日

横須賀美術館

ブルーノ・ムナーリ展に行きました。

やっぱり凄いですね。
改めてデザインの意味を考えさせてくれます。

過去に見た作品であっても、展示の仕方で見え方が違うのも、楽しめました。

まだ作品に出会っていない人は、この機会にぜひ触れて欲しいです。

横須賀美術館は初めて行きましたが、晴天の青い空と白い建物のコントラストがキレイでした。

東京からはちょっと離れていますが、一度は訪れる価値ありです。 BlogBooster-The most productive way for mobile blogging. BlogBooster is a multi-service blog editor for iPhone, Android, WebOs and your desktop

2010年8月20日金曜日

マイタケを楽しむ

大きい株のマイタケが店頭に並んでいると、思わず足を止めてしまいます。
きのこの中でも水分が少なく比較的日持ちがしますので迷わず購入。

少し調べただけでも、動脈硬化の予防、高血圧の予防、がん予防、老化防止、美肌効果、整腸・便秘の予防、骨の強化、精神安定と良い事ずくめのマイタケ。
ビタミンB2の含有量はきのこ類ではトップクラス。

最近では「MXフラクション」という成分が注目され、TVでも紹介され話題になりました。

この「MXフラクション」は、体重と血液中の脂肪分が大幅に減る効果があるようですが、水溶性のため煮汁まで食べる調理方法がいいようです。

マイタケのバターソテーに醤油を加え、そのままご飯を混ぜ込みました。

醤油とバターの風味がとても懐かしい感じに仕上がります。
バターの品質がそのまま味に影響します。

2010年8月19日木曜日

考えるヒント

kitaCafeオーナーの「 KITA。」が講師を務めている学校のグラフィックデザイン専攻では、卒業制作のテーマを年度毎に掲げ、テーマに沿った作品制作を学生に課しています。

2010年度の卒業制作は「Nippon++」。

つい先日、対象学生にはガイダンスを行いました。

この夏休みはしっかりリサーチして自分の企画を盛り上げて欲しいですね。

ということで、

今頃頭を抱えて悩んでいる学生さんのための
<課外ゼミ>です。

ガイダンスでは外国から見た日本のイメージと日本の観光についての話を少しだけしましたので、「観光とデザイン」について考えてみましょう。

少し前の新聞に、古くからある日本の観光地に若い世代の人達を呼ぶキャンペーンが記事として紹介されていました。

熱海ラブプラス現象(まつり)キャンペーン
http://www.konami.jp/loveplus_plus/atami/


KONAMIが発売した「ラブプラス+」というゲームと熱海とのタイアップ企画で、ARマーカーというQRコードのようなボードが観光名所等の各所に設置され、iPhoneアプリで撮影すると仮想の彼女が現地背景にいるように写真が撮れるというものらしい。
けっこうな人気でこれまでにない客層が熱海に押し寄せているそうです。
ちょっとスゴイですね。

観光目的で開発されたゲームではありませんが、観光地とタイアップすることで話題作りに成功した例です。
このキャンペーンでは大々的な記念式典や1泊2日のバスツアーなどが行われ、オリジナルグッズの展開なども行っています。

流行っているゲーム内容やキャラクターがあってのSPですが、「なぜ熱海?」というあたりを気にすると、「Nippon」のある一面が見えてきそうです。

石に魅せられる

鉱物の魅力はなんといってもその色と形の美しさにあります。
しかも人工的な加工ではなく「自然が創りだした」というところに。

その鉱物がここ数年で随分市民権を得ているようです。

あまり知られていないジャンルかと思っていましたが、
歴女ほどではないにしても、「鉱物女子」も現れているほど一般的な趣味になってきたようです。
鉱物ファンが増えることは良い事ですね。

鉱物の書籍はこれまでは学術的なものや、図鑑、子どものための科学本ばかりだと思っていましたが、これまでにないコンセプトの鉱物本が発売されていました。

鉱物アソビ

鉱物の組成にはじまり暮らしの中での鉱物の愛で方等、鉱物の魅力を遊び心満載で身近に紹介している楽しい本です。
こういった本をきっかけに鉱物の世界に興味を持つ人がもっと増えるといいですね。

水晶山という水晶鉱山があって、以前にそこで拾った水晶です。
小振りですが結晶鉱物を内包した「草入り」と呼ばれる水晶です。試験管に入れて保管しています。





















鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方 (P-Vine Books)鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方 (P-Vine Books)
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2010年8月18日水曜日

虫の救助

家の前でひっくり返っている虫を救助しました。
コクワガタの♂です。

クワガタムシとしては珍しい種でもありませんが、人気が高く高価なオオクワガタととても種が近く、小さいながらカッコイイやつです。

ペアは比較的簡単に繁殖も可能なようですが、単体なのでしばらく飼育して裏の林に放すつもりです。

今はコガネムシ科のアオドウガネと同居中です。
こいつは玄関ドアの脇にうずくまっていて、危ないので救助しました。

昼間は土の中に潜っていることが多いのですが珍しく活発です。

2010年8月17日火曜日

やっぱり夏野菜

今年の暑さは異常ですよね。
特に無理をしているわけでもないのに身体に熱がこもってしまって、軽い熱中症のような気分です。

夏野菜は身体を冷やす効果があるということなので、代表格の茄子の登場です。

95%ほどが水分の茄子は栄養価としては決して高くないようですが、紫色の皮にはポリフェノールを多く含み、動脈硬化を防ぎ、抗がん作用もあるそうです。

また、茄子に含まれる成分は加熱にも強いそうなので、気兼ねなく調理できます。

長茄子、丸茄子、小茄子など種類も豊富ですが、肉がしまってオーブン加熱に適した米茄子を中華風の肉味噌で調理しました。

2010年8月16日月曜日

ガラスのすだれ

ほうぼうは頭が大きく、海で出会うと青く輝く羽のような胸ビレを広げて泳ぐ魚です。

魚屋の店頭に並んでいるときは、胸ビレはたたまれているので、なんとも不格好な魚で、
大きい物はちょっと高いのですが、小振りなものが安く手に入ったので刺身にしました。

ほのかな甘味があって絶品。
好きな刺身のベスト3に入る美味しい魚です。

せっかくの美味しい刺身ですから、味わってゆっくり食べたいのですが、時間がたつと生あたたかくなってしまいますし、氷を敷くと水っぽくなってしまいます。

じっくり味わいたい刺身を冷たいまま食卓に並べるために氷の上に敷くすだれがありますが、竹製ではなく「ガラスのすだれ(簾)」というものもあります。

最近では製造されていないのかあまり見かけなくなりましたが、直接刺身が氷に触れないので水っぽくならず重宝します。

骨董屋さんなどで見つける古い物は綿糸などで縛られていますが、後年の製造や直しが入ったものなどはナイロン糸なので清潔で扱いやすく重宝します。

透明なガラス製のすだれは実用だけでなく目にも涼しげですよね。

なます皿に乗せると下に空間ができて、
氷が溶けても大丈夫。すぐれものです。

2010年8月15日日曜日

蕎麦を食らう

夏は蕎麦を食べる機会が増えます。
美味しい蕎麦は毎日食べても飽きないですね。

先日、家の近くの谷保というところにある蕎麦屋さんで「蕎麦の実雑炊」を頂きました。

1日の数が限られているので、中々食べる機会がなく、とてもラッキーでした。

蕎麦独特の香りもいいのですが、なんといってもその歯ごたえが最高。

玄米のような「ぽりぽり感」があって、とても幸せな味覚です。

さっそく蕎麦の実を買ってきて試してみました。

同じ味とはいきませんが、これはこれで美味。

日本酒のあとにちょっと一口欲しい一品。

定番になりそうです。

蕎麦は、良質なたんぱく質とポリフェノールの一種で、血液さらさら効果のあるルチン、食物繊維、ビタミンBなどが豊富で、とても栄養価の高い穀物だそうです。

特に蕎麦の実を雑炊にすると、溶け出した栄養素も一緒に頂くので、無駄がないですよね。


真似て作った「蕎麦の実雑炊」
錦手の蕎麦猪口に盛ってみました。

2010年8月14日土曜日

ラガッツィ賞の本

世界唯一の国際見本市「Bologna Children’s Book Fair」のラガッツィ賞について前回ふれました。

この賞はフィクション、ノンフィクションの他、第三世界での出版に対して贈られる「New Horizons部門」があります。

2010年のこの部門ではインドの「TARA BOOKS」から出版された「DO!」が受賞しています。

刷りから製本まですべてハンドメイドの美しい本ですが、この「TARA BOOKS」は2008年のラガッツィ賞も「The Night Life of Trees」で受賞していて、こちらは本当に美しくて眺めているだけで幸せな本です。

ハンドメイドということもありなかなか部数も多くないので、世界中で品切れ状態だったという話題の本。

なんと手に入れてしまいました。
全ページシルク印刷による芸術品です。

日本での店頭価格はそこそこ高値(とはいってもこの本の美しさからは安いと思います)になってしまうので、版元の直販やAmazon利用がお得だと思います。

2008年出版の初版と現在では表紙が改訂されているようです。

オールハンドメイドの希少本。(表紙拡大)
細かさ、ディフォルメ、色彩、すべてにやられてしまいました。


















The Night Life of TreesThe Night Life of Trees
Gita Wolf-Sampath Sirish Rao Bhajju Shyam Durga Bai Ram Singh Urveti

Tara Pubns 2006-06
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2010年8月13日金曜日

原画を見たら絵本が欲しい

板橋美術館で開催中の
2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行って来ました。8/15までなので滑り込みです。

絵本原画コンクールとして世界最大規模のボローニャは絵本作家を目指す人はもちろん、イラストレーションの分野でも一目置かれる審査会です。

2010年は応募総数2454人に対し入選が87人でした。

国際的な他の公募展と比べユニークな点は、入選に順位を付けない事。

有名作家も無名の新人も同じレベルで審査され、その年の入選も多様性として同じ評価がされています。

今回、じっくりと鑑賞して感じたことは、審査員の言葉にあるように表現の多様性。
とにかく美術、イラスト、絵本、デザインを目指す人には必ず見て欲しい。と思いました。

ひとりの有名作家の展覧会と違い、様々な見方や捉え方のできる作品ばかりで多くの刺激を受けました。

また今回の展示で特に感じたのが、ミクストメディア(混合技法)の中に「CG」が多く含まれてきたこと。
それもCGらしくない使われ方で、パステルでぼかしを作って、鉛筆で描きおこして・・・という表現の過程の中に普通にCGが用いられていて、改めて一人の作家の「表現」に対するこだわりを感じました。

この「ボローニャ国際絵本原画展」は児童書専門としては世界唯一の国際見本市(Bologna Children’s Book Fairの催しのひとつですが、絵本の原画ではなく、出版されている児童書に贈られるボローニャ・ラガッツィ賞の受賞図書も注目です。

展覧会のチラシとチケット
本が起きあがります。















2010年のボローニャ・ラガッツィ賞(フィクション部門)受賞絵本

De Boomhut / druk 1
De Boomhut / druk 1Marije Tolman Ronald Tolman


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2010年8月12日木曜日

夏休みの自由研究

東京大学総合研究博物館「火星—ウソカラデタマコト」に行ってきました。
企画概要や解説などがとても多く、「お勉強」という感じの強い展覧会です。

会場では3Dによる火星探査のイメージ映像が流れ、CGによる3D映像とNASAによる火星探査で撮影された実際の映像を上手く組み合わせています。

探査による水の痕跡やバクテリアの痕跡なども丁寧に解説されています。

日本で計画されているという火星探査計画「MELOS」等火星への探究心が深まりました。

-10/30まで
(月曜休館,8/13-16,9/12,9/21,10/12休館)


もうひとつ、INAX ギャラリー「植物化石−5億年の記憶−展」にも行きました。

美しい化石標本を鑑賞しながら植物研究の歴史をたどれます。

会場には手で触れることのできる「木の幹の化石」もありました。

見た目は古びた木質にも関わらず、手で触れるとひんやりと石の冷たさが感じられ、しかも磨き込んだ断面には鉱物化した年輪がはっきり観察できます。

-8/21まで
(日祝休館 8/12-15休館)

このINAX ギャラリー企画展の図録として「INAX BOOKLET」がINAX出版から発売されています。
植物化石――5億年の記憶 (INAX BOOKLET)
植物化石――5億年の記憶 (INAX BOOKLET)西田治文 塚腰実


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2010年8月11日水曜日

色と形を考えた

目黒区美術館で開催中の「遊びのなかの色と形展−クルト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ」展に行って来ました。-9/12(日)まで
http://www.mmat.jp/flyer.html

naefファンとしては絶対外せない企画です。

naefとvitaliがそれぞれ別室で展示されていて、展覧会のコンセプトである「色と形」が意識できる構成になっています。

作品点数としては圧倒的にnaefが多く、バリエーションも豊富なのですが、なんといってもその「形」の美しさからvitaliの魅力にやられました。
vitaliだけでひとつの展覧会ができる可能性を感じ、ぜひ将来的に日本で実現して欲しいと感じました。

会場には来場者が実際に遊べるプレイスペースがあり、子どもだけでなく大人も真剣に遊んでいました。
目玉はnaefスペースに設置されたプレイルームにある大量の「ネフスピール&リグノ」です。
これだけの量を一度に触れる機会はまずないのではないでしょうか。なんとも贅沢なスペースです。

会期中に様々なワークショップが開催されますが、こちらも楽しみです。

naefのミニネフスピールとvitaliの製品

2010年8月10日火曜日

Mars

先日のリアルkitaCafeで、NuAmuMisin?の課長から
「石膏像(ラボルトとマルス)の携帯ストラップを頂きました。
石膏像なんて美大受験と関わらなくなって久しく意識していませんでしたので、その響きがとても懐かしかったです。

このマルスは「Mars」と表記しますが、これって
「火星?」と思い調べてみました。

石膏像のマルスは戦争の神様で、赤く燃える火星が戦いをイメージさせたというのが一般的なようです。
管弦楽のための組曲「惑星」(ホルスト)でも
「火星 戦争をもたらす者」
(原題:Mars, the Bringer of War)
となっていますね。

この軍神マルスの宿る「火星」はその赤い色から災いや争いなど不吉なイメージがつきまといますが、同時に地球の隣の惑星として探査計画も多く、近年研究が進んでいます。

この酸化鉄の砂漠に覆われた赤い星の展覧会が東京大学総合研究博物館にて開催中です。

火星ーウソカラデタマコト
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2010MARS.html

人類が抱いてきた「火星」のイメージとそれによって促進され、これからも発展する探査に焦点を当てたユニークで興味深い展覧会です。

同時開催の
昆虫標本の世界—採集から収蔵、多様性保全まで
も期待の展示です。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2010INSECTS.html

夏にふさわしい「宇宙」と「昆虫」の2つの展覧会は10/30(日)まで、科博と違って子ども達で混雑にはならない渋い博物館なので、ゆっくり鑑賞できるはずです。

2010年8月9日月曜日

Newアイテム!

スタジオで撮影する時や広い場所での撮影には、大型のスタジオ用ストロボでバシャッと照明を当てます。

しかしギャラリーや店舗内だとなかなかそういうわけにもいかず、かといって現場の照明が撮影に必ずしもベストではないので小型の装備が必要になります。

これまでもクリップオンタイプのストロボを壁や天井にバウンズさせての撮影は行っていましたが、やはりアンブレラが使えると便利だと思い、アンブレラホルダーを注文。

入荷の連絡が入ったので早速受け取って来ました。
(こんなでも結構高くてそこそこ重い。)

三脚やポールにこのホルダーを取り付け、アンブレラとストロボがセットできます。

これでグレードアップ!

次の撮影で早速使えそうです。

アンブレラホルダーは中央左。
右下のアンブレラを穴に、右上のストロボを上部に取り付けます。
ホルダーとストロボの間にスレーブ発光装置を付ければ完璧。

2010年8月8日日曜日

建築はここにある

本日会期終了に滑り込みで
建築はどこにあるの?7つのインスタレーション
(東京国立近代美術館)に行って来ました。
最終日ということもあり、見るからに建築系の学生らしき若者が多く来場していました。

この展覧会は、7組の建築家が独自の感性で制作したインスタレーションの展示で、会場内では観客が自由に作品を撮影でき、公式サイトにアップできるという特殊な展覧会です。

建築家自身が作品を設計する際の感覚や形態表現の論理といったものの思考を表現したインスタレーションに対し、来場者は観客として作品に触れながら、建築家の思考の現れであるインスタレーションをどのように感じたかということを、観客自身による写真作品で公式サイトに発信します。

作品数はさほど多くありませんでしたが、建築家が自身の思考の中に何を「おもしろい」と感じているのかがとても伝わりやすく、「建築である以前に空間である」ということを肌で感じられた展覧会でした。


伊東豊雄 <うちのうちのうち>
「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」
東京国立近代美術館


2010年8月7日土曜日

きまぐれ報告

昨日は「リアルkitaCafe」が気まぐれ営業しました。

デザイン関係の第一線で活躍中の方々が集ってのお話で盛り上がり、予定の営業時間も延長しての楽しい一時でした。


日本酒と合うメニューの一部をご紹介

いなだの漬け
醤油、酒をベースにコクと辛さのコチュジャンを加えてみました。

かぼちゃとしめじのキッシュ
鰹だしで和風に、生クリームでなく牛乳を使い軽く仕上げています。











<頂いた日本酒はこの2種類>

諏訪 宮坂醸造
真澄 純米酒 奥伝寒造り
純米ならではの「米の味と香り」がやさしく、料理と良く合います。
長野県で一番大きい宮坂醸造の真澄は、EXPO'70(大阪万国博覧会)に長野県の代表酒として参加しています。
最近も和食だけでなくイタリアンとの相性がいいと評判の日本酒です。


岩手県 月の輪酒造
大吟醸 宵の月
日本酒米の高級ブランドである山田錦を使わず、地元岩​手​県​産​の​酒​造​好​適​米​「​吟​ぎ​ん​が​」を​使​っ​たリーズナブルな大吟醸酒。​
あっさりとした飲み心地と香りで常備したいお酒です。
この「大吟醸 宵の月」は2009年に京都で行われた、
日本酒に親しむイベント「百景酔暦(ひゃっけいよいごよみ)ー鴨川月見酒」の8選に選ばれたお酒です。

2010年8月6日金曜日

「ぐるっと」で「たなぼた」

ぐるっとパスは使用開始から2ヶ月の有効期限なので、計画的に使えればお得なパスだと思ってます。
まだまだ参加している施設は偏っていますし、企画展まで完全無料の施設もそう多くはないですが、パスを持っているから観に行く展覧会(パスがなければ行かなかったであろう展覧会)が、行ってみたら結構良くて、「これってたなぼた?」といったことも多くあります。

今回も有効期限に焦って観に行った展覧会でそんな「たなぼた」を頂きました。

ヘンリー・ムアー生命のかたち」(ブリジストン美術館)です。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=80

ヘンリー・ムアは彫刻家なので、彫刻作品に出会う機会はこれまでもありましたが、
彫刻のための習作以外のリトグラフ作品は観た事がなかったので、今回展示の「ストーンヘンジのシリーズ(リトグラフ)」目当てに足を伸ばしました。パスも使えるし。

このシリーズはムアの素描を元にリトグラフとして制作された晩年の作品ですが、風景の中の謎の巨石を切り取り表現した作品は、ムアが彫刻家であることを改めて納得させるものとなっています。とても光のキレイな作品群でこのシリーズだけで大満足。

ところが、そのまま同時開催のコレクション展を眺めていて「たなぼた」に遭遇。

アール・ヌーヴォーのポスター作品で有名なトゥールーズ=ロートレックの、
初期の油彩画「サーカスの舞台裏」。
ブリジストン美術館の新所蔵作品として加わった作品。
モノトーンで描かれたこの作品。
これはちょっと良いです。

「この作品を観るぞ!」と意気込んでいたわけではないところでこんな作品に出会えてしまう。
まさに「たなぼた」鑑賞でした。

ブリジストン美術館は20世紀の西洋美術を中心としたコレクションで、美術館の規模も大きすぎず、一部の有名美術館のような混み方もしないので、気軽に美術鑑賞できるのもいいですね。

<「ヘンリー・ムアー生命のかたち」展チラシ>
<ロートレックサーカスの舞台裏」パンフレット>

2010年8月5日木曜日

第3次ブーム

今朝の新聞に「豆乳再々ブーム」という記事がありました。
1980年代の第1次ブーム、2005年の第2次ブームに続いて昨年から第3次のブームが来ているそうです。
そういえば「イソフラボン」というコトバをよく聞くようになりましたね。

イソフラボンはがん・骨粗鬆症予防、大豆たんぱくやレシチンが動脈硬化予防、サポニンは脳の老化予防・コレステロール低下等、栄養面で特に注目される豆乳ですが、こってりした質感が生クリーム代わりに便利で良く使っています。

ちょうど「ゴーヤの豆乳キッシュ」を作ったばかりでした。

2010年8月4日水曜日

急がないと!

夏休みなのですが、なかなか活動的になれず困ってしまいます。
急いで行かなければいけない展覧会をピックアップしてみました。


東京国立近代美術館
建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」-8/8(日)
会場は写真撮影自由。「建築はどこにあったの?の答え」を公式ページに投稿するという参加方式も面白いです。本当にもう終わってしまう。急がないと!
http://www.momat.go.jp/Honkan/where_is_architecture/index.html


板橋区美術館
2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」-8/15(日)
世界最大規模の絵本原画コンクールの入選作品展。
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/now.html


目黒区美術館
遊びのなかの色と形展−クルト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ」-9/12(日)
バウハウスの積み木「バウスピール」を作っている「Naef社」の創始者が「クルト・ネフ氏」です。ゼミで「バウスピール」を遊んだ人は行かなきゃ!
会期はまだありますが、「ぐるっとパスが使えるうちに行かないと!」という訳で急いでます。
http://www.mmat.jp/flyer.html


ブリジストン美術館
ヘンリー・ムア 生命のかたち」-10/17(日)
彫刻家です。もちろん彫刻もいいのですが、「ストーンヘンジ」の版画19点というのがどうしても気になってます。
これもまた会期はまだまだありますが、「ぐるっとパスが使えるうちに行かないと!」という訳で焦っています。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=80

ここに住みたい。

武蔵野美術大学の図書館新棟が完成し、その落成記念の展示があるので行って来ました。

建築家の藤本壮介が手掛けたこの図書館は「すべてが本棚でできた建物」。

設計段階に発表されていた模型の小さな写真からは「建築全体ではなく書庫のみの模型?」と思っていたのですが、なんと実際の建物は模型イメージのまま
本棚が建築のすべてでした。

天井まで届くすべての柱や壁が本棚で、まさに
本棚をガラスケースで覆ったイメージです。
空間にいると模型の中にいるようで不思議な感覚でした。

卒業生は図書館の閲覧ができるので、時間を作って通いたいですね。
天井までの
本棚は憧れなので、ホントはここに住みたいです。

現在は旧美術資料図書館を「美術館」としてリニューアル中のため、この「新棟」内に準備展示室を設けて一般開放していますが、美術館が開館したら完全に「図書館」になって、一般の方は入れなくなるのでは?

今は夏休みで比較的大学も空いているので見学のチャンスです。


展示の方は、「博物図譜とデジタルアーカイブ I」を開催中。
第Ⅰ期は8/07(土)までですが、
第Ⅱ期:8/23(月)–10/25(月)
※但し8月30日[月]–9月4日 [土]は休館
第Ⅲ期: 2010年春開催予定
と続きます。

博物図譜は、図版を分類解説した本でいわゆる自然史図鑑のことで、18世紀以降の印刷技術を駆使した本は「手彩色、多色銅版、リトグラフ等々」で彩られ、貴重な美術品です。

印刷=プリンタと思っている学生さん達には、「版画技術の応用としての印刷の素晴しさ」をこれからも知ってもらいたいので、「博物図」は本物を観て欲しいですね。

今回の展覧会の目玉は武蔵野美術大学が所蔵していた希
少本に加え、博物図研究家の荒俣宏氏のコレクションが加わった必見のコレクションがデジタル化され、会場に設置されたタッチパネル式画像閲覧システムの大型モニターで全ページの閲覧ができること。

書籍のデジタル化が進む中、貴重な書物がデジタル化され閲覧できることはとても素晴しいことですね。

まだ「美術館」ではなく「展示室」なので貴重本の展示は数点と少ないですが、多くの人に目の前で本物を観て、デジタルアーカイブに触れてみて欲しいです。

「博物図譜とデジタルアーカイブ I」の公式サイト
http://www.musabi.ac.jp/exhibit/10_hakubutsu/












外から観ても本棚

2010年8月1日日曜日

花火

地元の立川昭和記念公園花火大会に行きました。

例年隅田川と同日の開催で今年53回目となるこの花火大会。
5000発で最大号数1尺5寸玉と規模こそ大きくありませんが、公園が会場なので芝生に座ってビール片手に夕涼み…というのがいつものスタイル。

ところが今回は夕方にスコールがあったので、ものすごい湿度。
しかも無風状態で暑さもものすごく、夕涼みどころではなかったです。
肝心の花火のほうも無風によって煙が残り大玉が欠けてしまいちょっと残念でした。
それでも近くで観る花火はとても良いものです。

最近は花火の柄も随分新しいものが多く、型物ではキャラクター柄などもありますが、
やはりベーシックな割物が花火らしくていいですね。

この花火の火薬を詰める「花火玉」をお菓子のパッケージとして利用した商品があります。
奈良の伝統工芸「奈良晒」の老舗「中川政七商店」が展開する「日本の贈り物」をコンセプトにした「粋更kisara(表参道ヒルズ店/玉川高島屋店)」にて販売しています。
チョコレートや飴などのバリエーションがあって、ちょっと楽しいシリーズです。

粋更kisaraのオンラインショップ(楽天市場)では「紅白花火玉お菓子 紅白飴」が販売されてます。
http://item.rakuten.co.jp/kisara/c/0000000892/
















割物花火の「椰子」
玉の中に入っている星が通常のものより少し大きく、調整が難しいそうです。 太く垂れ下がる葉が優雅で、派手すぎないところがいいですね。