2011年9月30日金曜日

丸ナスもらった

先日、きのこ狩りでお世話になった民宿の方からナスをいっぱいいただきました。

なんでも知り合いのペンキ屋さんが作ったナスだとか。

とても大きい丸ナスで、1本でものすごいボリューム。
丸ナスはナスの中でもきめ細かい肉質ですから煮崩れしにくいのも特徴。

約94%という水分の多い野菜ですが、ビタミンB群・C、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などがバランス良く含まれているため、生体調節機能が優れているので、夏バテの体に優しい野菜ですね。

できるだけかさを減らそうとくたくたに煮込んで美味しくいただきました。

ナスからたくさん水分が出るので、はじめは濃い?と思うくらいの味つけで。

さっぱり味でボリュームありです。


ナスと厚揚げの黒酢煮
厚揚げとナスは同じくらいの大きさにカットし、厚揚げは切り口に片栗粉を薄くまぶす。
フライパンに油をひき、ナスと厚揚げを焼きめがつくまで焼いたら、黒酢、醤油、水で煮込む。白髪ネギはお好みで。

2011年9月29日木曜日

紙の芸術

王子にある紙の博物館創作折り紙の展覧会が始まりました。
(11/27まで)

ORIGAMIとして世界でも評価される日本のアートとして広めた吉澤章氏の生誕100周年記念の展覧会です。

折り紙の著書も多い吉澤章氏の折り紙作品が、これほどの存在感を持つのは、モチーフの特徴を的確に捉えるデッサン力と、その特徴を紙を折るという行為に置き換える、想像力の凄さにあるのでしょう。

紙を折るという単純な行為からは想像できないクオリティの折り紙です。

一般的に市販される「折り紙」のような紙ではなく、素材感のある和紙を使って折った作品が多いのも特徴です。

会期が長いので、ぜひ間近に作品を見てみたいものです。

2011年9月28日水曜日

パッケージの魅力

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「工藤青石展 形と色と構造の感情」を見てきました。
またもやスベリ込み。


資生堂宣伝部出身のクリエイティブディレクターで、パッケージデザインがとにかく美しい。

その美しさの理由には、素材感や色彩感だけでなく、パッケージの包むという機能や形態としての構造の上に、三次曲面がデザインとして結びついているからなのだろうと思います。

地下展示室の実物はもちろんキレイですばらしいのですが、1F展示室のモックアップがとにかくキレイで良かったです。
三次曲面こそパッケージの醍醐味なのだろうと感じた瞬間でした。
無理とはわかっていても触らせて欲しかったと思いました。

グラフィックデザインの学習をする学生さんの多くは、パッケージに興味を持ちながらも紙で再現できないことから、三次曲面をあきらめる場合がありますが、スタイロフォームを削りだしてでも形態にこだわることに挑戦して欲しいですね。

2011年9月27日火曜日

ピンクのキノコ

先日、苗場の山で採ったマスタケ


キノコはあまり日持ちがしないものですが、マスタケはキノコの中でもかなり水分が少ない方なので、けっこう日持ちがいいみたいです。

お世話になった民宿では味噌炒めでいただきました。
キノコ自体の味はそれほどはっきりしていないので、風味と食感を楽しむのがいいみたいです。
食感はブロッコリーの茎とか、搾菜にも似た感じ。

生で食べると中毒を起すことがあるそうなので、しっかり加熱しなければ。

芸がないとは思ったのですが、薄くスライスしてナスと一緒に味噌炒めにしました。

ナスとマスタケの味噌炒め
マスタケは薄切りにすると形も搾菜に似てますね。


割と濃いめの味付けに向いているようです。
コリコリしていてとても美味しいです。

味噌炒めだけでは芸がないので、海老、キクラゲ、卵と一緒に鶏ガラスープ味で炒めました。

これも美味。

海老と同じような色で溶け込んでますね。

海老、キクラゲ、マスタケの卵炒め
マスタケがどこにあるのかわからないです。

ピンク色がキレイなので、アスパラなどの緑と映えたのでしょうが、もうマスタケは食べきってしまいました。

今度、採ったらアスパラと炒めよう!

山からの恵みをいただきました。

2011年9月26日月曜日

恒例の課題

デザイン学校の後期授業が始まりました。

後期は東京デザイナーズウィークへの参加をはじめ、様々なコンペへの応募もあり、学生さんにとってはこれまで以上に忙しくなります。

授業の後期だけでなく全ての予定を管理して制作を進めることは、社会に出ても充分に戦える経験になることでしょう。

さて、1年生のグラフィックデザイン専攻では、編集デザインの基礎的な理解のための恒例授業である造本がはじまりました。

造本の作業には、各ページの構成レイアウト、文字組、用紙の選択等々……これまで前期に学んだデザインの要素が多い上、少ないページ数でも、見開きで制作したデザインが本として綴じられる時のどうなるかを考えることで、面付けを意識することができ、雑誌や書籍等のページもののデザインにとても役立ちます。

例年、若干の仕様変更をしながらの恒例となった今年度は、詩や物語をテキスト素材として与え、その世界観を言葉のイメージに置き換えで図像化するという趣向。

言葉に頼らず図像としての視覚的イメージを作り上げるトレーニング課題でもあります。

素材は「マザア・グウスの歌」または「イソップ物語」のいずれかを選択して制作。

はたしてどんな作品ができあがるでしょうか。

2011年9月25日日曜日

落ち続けて落下

先日ボイジャーの話をしたと思ったら、JAXA情報収集衛星搭載のH2Aロケットの打ち上げに成功したニュースや、NASA人工衛星が寿命で落下するというニュースがあり、急に人工衛星が注目です。

それにしても人工衛星って不思議。

地球の周りを「飛び続けている」のではなく、「落ち続けている」のですから。

ようはボールを投げるのと一緒。
速く投げればそれだけボールは遠くへ落ちる。
もっと速く投げればもっと遠くに落ちる。

地球では、約8km/秒で投げたボールは、重力に引っ張られ、1秒すぎると5m落ちますが、地球は丸いので、8km先は地面も5m下っていてボールは地面には落ちないということ。

もしボールの速度が落ちなければ、次の1秒でボールが5m落ちても、また地面が5m下っているので地面には落ちない。

さらにまた・・・というわけで永遠に地面に落ちないまま、それでもボールは落ち続けるわけですね。

この速度、もう少し正確にすると7.91km/秒で「第一宇宙速度」と呼ばれているそうです。

人工衛星は、この第一宇宙速度を維持するために、大気の抵抗のない宇宙空間まで打ち上げれば、地球に落下することはないのですが、実際には高度の低い人工衛星では大気の摩擦抵抗で速度が低下したり、軌道がずれるため、修正のための燃料を積んでいるので、この燃料が無くなった時点で、落下するということになるのです。

今回ニュースになっている人工衛星UARSは、2005年に燃料が底をついて運用停止となり、徐々に落下をはじめていたようです。

寿命を迎えた人工衛星の大概は大気圏で燃えるのですが、今回話題のNASAのUARSは、大きさがバス並みというのですから燃え尽きない破片が落下するというのもわかります。

当初は日本に落下か?などの情報もありましたが、NASAによると燃え残った重さ約550kgの破片は、アフリカ、北米上空を通過して米西海岸沖に落下したとみられるそうです。

被害が出る場所でなくて良かったですね。

2011年9月24日土曜日

ここにあるはずの星

9月23日は海王星の日でした。
天王星の軌道の乱れ等をもとに様々な計算が行われ、大きさや軌道、位置などが推測された結果、1846年にベルリン天文台の天文学者ガレが発見したのだそうです。
ここに惑星があるはずだという計算に基づいて発見されたというのがスゴイです。

あいにく23日は曇り空でしたが、晴れていたとしても海王星の明るさは8等星くらいなので肉眼では見られません。
ただ、天体望遠鏡を用いて見つけることができれば、太陽系で2番目に大きい衛星であるトリトンも見ることができます。(太陽系で1番大きい衛星は木星の衛星ガニメデ)

この海王星の衛星トリトン。
逆行軌道を持つ太陽系で唯一の大きな衛星で、海王星の自転とは反対方向に公転しています。

このような軌道で衛星が形成されることは珍しく、太陽系の中で海王星軌道より遠い位置にあるカイパーベルト天体が、海王星の重力に捉えられたものではないかという説もある中、捕獲された衛星にしては公転軌道が完全な円軌道というのは異常であるなど謎の多い衛星なのです。

また、逆向き軌道のために海王星との潮汐力の作用でトリトンの公転にブレーキがかかり、いずれは軌道が低くなり海王星に墜落する運命にあるということです。

1989年にボイジャー2号が撮った海王星の下に浮かぶ衛星トリトンの写真がとてもカッコいいです。
ナショナル ジオグラフィック(National Geographic)のフォトギャラリーで見られます。




2011年9月23日金曜日

まもなく開催!

三菱一号館美術館で10/13から「トゥールーズ=ロートレック展」が開催されます。

三菱一号館美術館のオリジナルの建物は、1894(明治27)年に英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した、「クイーン・アン様式」を用いた洋風事務所建築でしたが、1968(昭和43)年に建物の老朽化のために解体され、2010年4月にコンドルの原設計に則って美術館として再建された建物です。

建物の復元には、当時の階段部の手すりをはじめとする石材などの保存されていた部材を一部建物内部に再利用するだけでなく、部材の製造方法や建築技術まで忠実に再現するなど、現在の技術に頼らない実験的な取り組みが行われたことでも話題となりました。

美術館として蘇るにあたっては、オリジナルの建物が建設された、19世紀末に制作されたグラフィック作品や工芸品の収集に力を入れ、中でもトゥールーズ=ロートレックが手元に保存し、死後譲り受けた「モーリス・ジョワイヤン コレクション(Maurice Joyant Collection)」については250点あまりの作品数を数える収蔵を誇ります。

美術館のグラフィックについても、服部一成氏のデザインしたレトロなロゴがいいですね。
公式サイトにロゴマークのデザインについて説明がありました。

グラフィックを学習している学生さんは必見の展覧会です。

2011年9月22日木曜日

民藝運動の

松屋銀座で開催中の「没後50年・日本民藝館開館75周年 -暮らしへの眼差し- 柳宗悦展」に行ってきました。
(開催中〜9/26まで)

柳宗悦氏は日本における民藝運動のさきがけとして、また駒場にある日本民藝館の設立メンバ—の一人であり、初代館長としてあまりに有名な民藝研究者ですが、柳宗悦展としてのコレクション展はあまり開催された記憶がありませんでした。

今回の展覧会は陶磁器や染織品、木漆工品などのコレクションの他、自身の筆に寄る書軸や原稿などもあり見所満載。

特に木版刷りの原稿用紙に書かれた筆文字の原稿の美しさにはおどろきました。(原稿用紙は水色のインクで枠□□□ではなくベタ■■■で刷られているのも美しい)

それにしてもこうしたコレクションを見ると、柳宗悦氏の審美眼には本当に恐れ入ります。

秋は日本民藝館へ行くのもいいですね。


「没後50年・日本民藝館開館75周年 -暮らしへの眼差し- 柳 宗悦展」は松屋銀座では会期が10日間と短いのですが、各地に巡回予定だそうです。
横浜そごうなら東京からも近いので、見逃した方はぜひ。

神奈川県・横浜そごう美術館(10/22~12/4)
大阪歴史博物館(2012年1/7~2/29)
鳥取県立博物館(2012年4/7~5/20)
広島県・奥田元宋小由女美術館(2012年5/29~7/8)

2011年9月21日水曜日

新デザコレ。

1953年に「デザインの啓蒙」のもと発足した日本デザインコミッティーのメンバーが、デザイン商品をセレクトして発信するセレクトショップとして銀座松屋で長く展開している「デザインコレクション」。
先月リニューアルし、やっと見に行く事ができました。

店舗内装の深澤直人氏をはじめ、面出薫氏、佐藤卓氏、佐藤晃一氏など、日本のデザインを引っぱる豪華なメンバーが店舗デザインを担当するショップだけに注目です。

今回ショップの改装に合わせ、セレクト商品も新たに選出しなおされ、これまでにない商品も多く販売されています。

これまでと異なる点として、選出メンバーからの商品コメントが付いているところが楽しいです。

個人的には、今回の什器(英国のシステム家具メーカー・ヴィツゥ社製)と照明はどうも気に入らないのですが、皆さんはどのように感じているのでしょうか。


新しい商品のセレクトでは、建築家でプロダクトデザイナーの黒川雅之氏がレゴ アーキテクチャー(LEGO Architecture)の「Fallingwater(落水荘:カウフマン邸)」をセレクト。

細かいブロックのピースで名建築が作れ、アメリカで発売された時にはかなり話題になりましたが、「Fallingwater」は、このアーキテクチャーシリーズの中ではちょっと無理な造形で、本気でこれを薦めているのだろうか?と疑問でした。
結構イイお値段ですし。

今後の展開が楽しみです。




2011年9月20日火曜日

販促以上のメッセージ

アド・ミュージアム東京で開催中の「WOMEN on the TOWN-三越とパルコ、花開く消費文化」展を見て来ました。(10/10まで開催)

グラフィックデザインの主たるメディアである広告メディアの中で最も主役であるターゲットの女性にスポットをあて、これまでの広告時代の中での2つの異なる時代の主要企業であった三越パルコの広告を展示したユニークな展覧会です。

広告は販売促進を目的としたものですが、その時代を生きる女性に対するこの2大企業の広告からのメッセージは、販促を超えた価値観の提案であり、企業のブランディングを超えた世界観の発信で、特にパルコの広告の斬新さは、数年間の広告をまとめて見られることで、パルコという企業ブランドの発信以上に、その時代を先取りする「感覚」を常に発信していたことが理解し易く、デザイン学生への教材としても十分活用できる内容の展覧会となっていました。

過去の広告展では、その時代をリアルに知っている世代にしか訴えかけない(懐かしさだけの)ものが多い中、現代の感覚に十分訴えかける内容であることも驚きです。

グラフィックデザインの学生、特に卒業制作を控えた学生は必見です。

2011年9月19日月曜日

キノコの秋を先取り

キノコ狩りに行って来ました。
知人が企画して恒例となった行事で今年で3年目です。

これまで天候に恵まれていたこの企画ですが、今回は東京出発時から雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気。

目的地の苗場でも同じ様子で着いた時には小雨模様。

雨天の山は足元が滑りやすいので注意が必要ですが、幸いこの時期の山の中では生い茂った樹々の葉で多少の雨は平気。

秋の味覚としての印象が強いキノコですが、種類によって時期が異なるため、どんなキノコを探すかで早かったり遅かったりとシーズンは結構まばらなようです。

まして自然が相手なので、その年の気候をはじめ様々な要因で大発生することもあればほとんどないこともあるとか。

キノコ狩りとしてはやや早目のこの時期の狙いは、天然マイタケ

これまでもマイタケ狙いでこの時期に山へ行っていますが、とてつもなく小さいマイタケしか採れなかったので、今年こそはと意気込んで出発しました。

マイタケが好むのはナラの木。
キノコ狩りと聞くと竹のバスケットをもってハイキング気分でというイメージが強いですが、もっととんでもなくハード。
山の斜面に点々とあるブナの木を目指して、道なき山の斜面に分け入り、目を付けた木を目指します。

3時間ほど山の斜面を縦横無尽に歩き続けました。

笹の生い茂る斜面に分け入ります。
杯型のキノコには雨水が溜まる。


そして成果。

これまでで最高に大きい天然マイタケを発見。

あと4〜5日すればもっと育つ若い株のようですが、自然の中で育てている間に誰かに採られてしまうので、見つけたら即回収が鉄則らしいです。

比較的香りの強い露地栽培種よりさらに上品で強い香りの天然マイタケです。

ナラの木の根元のウロからマイタケが生えて来ています。
まだ若いマイタケ。
香りがとても強く美味。

その他には、倒木に群生するマスタケを採取。

鱒の色に似たオレンジがかったピンクの色をしていることから名付けられたそうで、マイタケと同じ多孔菌科でサルノコシカケの仲間。

少し育ったマイタケ(左
ピンクがキレイなマスタケ。食べられるの?美味しいの?(右

はじめて見た時は食べられるの?と疑問を感じますが、コリっとした食感で味噌味で炒めるとかなり美味。
これはクセになります。

天候には恵まれませんでしたが、山からはしっかり恵をもらいました。

2011年9月18日日曜日

八丈島-その5

亜熱帯性気候八丈島は、生息している陸の生物も東京とは違ったものが見られます。

中でも昆虫類は、もともとは八丈島にいなかった種が、物資の移動と共に島にやってきて繁殖した例もあり、沖縄などでしか見られなかった昆虫も多く見られます。

今回は時期的には秋で、あまり昆虫に出会う機会も少なかったのですが、東京で普通に見られるシロテンハナムグリに似た、リュウキュウツヤハナムグリは良く飛んでいる姿を見ました。

大きさはシロテンよりやや大きめで、斑点はなく、金属質の光沢がもっと際立っています。

最近、また甲虫に目覚めたので、1匹捕獲して帰りました。

展足前のリュウキュウツヤハナムグリ
ヒゲがたたまれてしまってます。


漁港付近のコンクリートの護岸壁にはなぜかトゲナナフシが多くとまっていました。
本州にもいる種ですが、なかなかお目にかかる機会はないですね。

ナナフシの多くは単為生殖(メスが交尾をせずに卵を産む)で、食草もバラ科など飼育しやすいため、子どもの頃に飼っていた記憶があります。

卵には蓋がついていて、孵化する際には蓋が空いて成虫と同じ形の幼虫が出てくるので、とてもユニークです。



嫌われ者ですが体長40mm程度のサツマゴキブリも有名。

翅のないタイプのゴキブリで、もともとは四国、九州をはじめ、南西諸島や台湾などに生息していたものが観葉植物などとともに移動して定着したようです。

黒褐色のボディに胸部は黄色、腹部は赤で縁取られなかなかカッコいい。

翅のない姿が三葉虫にも似ていてファンが多く、台湾ではペットとして飼育されているそうです。

一般的な種と違い、民家へ入ってくることはまずないという大変謙虚なやつです。
採集はしませんでしたが写真は撮りました。
公開はやめておきますね。

2011年9月17日土曜日

八丈島-その4

八丈島のダイビングポイントのうち、水深が浅く砂地が混ざったような地形では、岩のすき間のいたるところに結構な量のウニがいました。

ウニが生息しているのですから当然、ウニの殻もあるはず。
のんびりダイビングだったこともあり、ちょくちょく目にすることができましたので、採集して持ち帰りました。

標本として残すためにまずは塩抜き
水の中に沈めて時々水を変えます。
歯ブラシなどでこする場合もあるようですが、それほど付着物があるわけでもないので、そのままにしました。

塩抜きの後は漂白剤に浸けます。
こうすることで、プランクトンの死骸などが溶け、後々いやな臭いがするのを防止できます。浸け過ぎ注意。殻がもっともろくなります。

漂白剤に浸けられているウニ殻


その後は水洗いして乾燥。
またコレクションが増えました。

今回採集できたのはおそらく2種。
草色のバフンウニと紫がかったグレーのムラサキウニ

バフンウニは緑の濃淡の縞模様がキレイです。
大きい方のムラサキウニは痛みもあるようなので、どうしようかと模索中。

日本の全土に生息するこの2種ですが、図鑑のバフンウニと比べると色がものすごく濃い。

それでも扁平な形態や色合いからバフンウニで間違いないと思うのですけれど。

左はムラサキウニ
右は扁平な形が特徴的なバフンウニ


とってもお気軽な採集ですがウニ好きとしてはたまらない拾い物でした。

2011年9月16日金曜日

八丈島-その3

八丈島光るキノコの種類が豊富だそうです。
図鑑では見た事はありますが、本物を見る機会はそうはないので、島の植物公園で毎日開催される「光るキノコツアー」に参加してみました。

夜の公園に20名ほどがあつまり、ガイドの懐中電灯を頼りに暗い森の中へ、満月に近い明るい月明かりで公園の整備された道は明るいのですが、管理されているとはいっても森は真っ暗でした。

今回見られたキノコはヤコウタケ
キシメジ科という樹木が好きな1〜3cmほどの小さなキノコですが、ヤシの幹や枯れた葉柄(ようへい;葉の根元で茎の手前)からも生えるそうで、今回は地面に落ちた葉から出ていました。

図鑑のような群生とは行きませんでしたが、暗闇に緑色に光るキノコは神秘的です。

このヤコウタケ。
光るキノコでは世界一強い光を放ちますが、それでも写真に撮るのは至難の技。

発光物の撮影ですからストロボは御法度。
通常なら三脚で長時間露光ですが、公園内のツアーなため三脚禁止なので、画像は多少荒れますがISO感度を1600まで上げて、シャッタースピードをある程度稼ぎます。

それでもシャッタースピードは1/4秒なので、片手を地面に着け三脚代わりにしっかりカメラをホールドして撮影。

傘の裏にある「ひだ感」が出ないとのっぺりして何だかわからないので、露出補正をマイナス側に設定。
何とか見られる写真が撮れました。


光るのは傘だけ。
できるだけ反射光を生かして柄も見せたいところです。

2011年9月15日木曜日

八丈島-その2

八丈島にダイビングショップはたくさんあるのですが、今回は比較的写真に力を入れていそうで、ゆったりダイビングをするショップを探しました。

ダイバーの中でも写真派はじっくりひとつの生き物を狙いたいのですが、一般的には写真は記録くらいで、いろんなものをたくさん見たい人が多く、写真撮っていると置いて行かれそうになったりして、水中では結構忙しかったりします。

今回お世話になったショップは少人数のガイドでじっくり写真を撮らせてくれるので、お客さんも本格的な機材を持っている人がとても多かったですね。

ショップにレンタルのマイクロ一眼があったので、借りてみました。
PanasonicLumix GF2です。
レンズは45mmマイクロレンズ。

一般的にはマイクロ一眼とよばれる、マイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼です。

もともとデジタル一眼はフィルムカメラの規格をベースに開発されていましたが、フィルムとデジタルの撮像素子であるイメージセンサーとの特性の違いから、小型設計などに限界がありました。
この問題を解決するために新しい発想で生まれたのがフォーサーズという規格。

そのフォーザーズをさらに小型化させたマイクロフォーサーズですから、一眼でありながらも驚くほど小さいのはとても魅力です。

しかもカメラが小さくても水中で使うために大きくなりがちなハウジングがまた小さい。

なんでもこのショップの常連さんで水中撮影機材専門店のオーナーが製造メーカーと共同設計をしたモデルで、細かい所まで気配りされているそうです。

そのショップからのデモ機なので無料レンタルなのですね。


水中で撮影してびっくり。
写真は腕で!なんて水中では言ってられません。
機材があってはじめて腕の差が出ますね。

デジタル一眼ほどではないですが、レリーズのタイムラグはほとんど感じず、反応の良さはコンパクトカメラとは段違いでピントも正確。
マクロレンズのボケ味もキレイです。


ミヤコキセンスズメダイ
体長1.5cm
とても早いのでコンデジではまず無理。




アデヤカミノウミウシ(左
体長2.5cm
これまでも遭遇率は高いですが最高にキレイです。
ガンガゼエビ(右
体長2.5cm
はじめて見ました。紫色がとても上品。




シズミイソコケギンポ
体長7-8cmはあるでしょう。たぶん。




ピンクスクワットロブスター
体長1.5cm弱
まつげが紅白でかわいいです。

ちょっとヤバイ感じ。

2011年9月14日水曜日

八丈島-その1

ダイビング八丈島に行ってきました。
黒潮の影響を受けた海洋性気候で自然が豊な島。
2つの火山でできたひょうたん型の島で「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも言われています。

羽田から45分のフライトですからとても気軽です。

9月が台風シーズンなので若干天候が不安定ですが、ちょうど台風の合間だったのでしょうか天候も良く、沖縄方面へ行った14号の波のうねりが若干あって潜れないポイントがあったもののダイビング日和でした。


ここ3年ほど使用のSEA&SEA 1G(RICOH GX100のOEM)をハウジングに入れて臨みましたが、1年振りの水中撮影でなかなか思うようにいかず、戸惑いながらの撮影。

ダイビング感も馴れて来た頃には、何とか操作感も戻り楽しめました。

水中撮影は練習ができないので、なかなか難しいものです。

深みに向うドロップオフには、キンギョハナダイなどの小型の魚が群を作っていました。




八丈島はその気候から様々な地域の魚や固有種が多く見られるのが特徴です。

日本固有種のチョウチョウウオであるユウゼン
斑模様に光が当たるとそのキレイさは格別です。


左)フリソデエビはヒトデを食べます。そのヒトデの色で斑点の色が赤い個体や青い個体がいるそうです。
この個体は、ハサミの先端の青色が徐々に赤に変化中のようで珍しい個体です。
右)イソギンチャクを小さく切って両手に持つキンチャクガニ
チアリーダーのようでカワイイです。
目つきの悪さもピカイチ。

2011年9月13日火曜日

期待映像の予習3

フランスの童話作家レオポルド・ショヴォーの名作「年をとったワニの話」を山村浩二氏がアニメーションにしたのは2005年のこと。

モノクロームの世界がとても可愛く、そしてとても切なく描かれています。

タコを食べてしまったあとに流すワニの一筋の涙がとても印象的。

改めて山村氏の表現力に驚かされます。
ざっと予習したところで、いよいよ9/17から新作公開です。

原作となった「年をとったワニの話」


「年をとった鰐」他、山村浩二氏のアニメーションのDVD


英語版「The Old Crocodile」
年をとった鰐1/2


年をとった鰐2/2


2011年9月12日月曜日

期待映像の予習2

オタワ国際アニメーション映画祭アヌシー国際アニメーション映画祭広島国際アニメーションフェスティバルザグレブ国際アニメーション映画祭は、国際アニメーション映画協会(ASIFA=International Animated Film Association)が公認する世界4大アニメーションフェスティバルですが、2007年のオタワでは、山村浩二氏の「カフカ 田舎医者」が、グランプリを受賞し、山村氏は2003年の「頭山」の受賞とあわせて世界で初めて世界4大アニメーションフェスティバルのすべてでグランプリを受賞したことになりました。

毒虫に変わった主人公を描いた「変身」で有名なフランツ・カフカの短編小説「田舎医者」は、繰り返される絶望の現実、無能であることを感じそれでも日常を過ごして行く田舎医者の心情を描いた小説で、山村浩二氏が独特のタッチとカメラワークで21分のアニメーションで表現しています。

フランスで発明された珍しい電波楽器、オンド・マルトノが使われていることでも話題となりました。

カフカ田舎医者1/3


カフカ田舎医者2/3


カフカ田舎医者2/3


カフカ田舎医者公式サイト

2011年9月11日日曜日

期待映像の予習1

昨日紹介した山村浩二氏の新作「マイブリッジの糸」公開を前に、山村氏のアニメーションの世界を再度確認したくなりました。

何と言っても山村氏が世界的に有名になった作品は「頭山」でしょう。

江戸落語の演目である頭山をアニメーションで表現したこの作品は、アニメーション映画祭の最高峰であるアヌシー、ザグレブ、広島をはじめ6つのグランプリを受賞するほか、23の映画祭で受賞、入賞していますが、さらに第75回アカデミー賞に日本人で初めてノミネートされ、ますます有名になりました。
(つづく)

埋め込み不可でしたがYouTubeでも公開されています。
頭山を見る

頭山が話題となった直後に発売されたDVDはヤマムラワールド満載の完成度の高い作品集となっています。
収録作品の中でも1996年の「バベルの本」(ソウルアニメーションエクスポ-TVアニメーション部門第1位/シカゴ国際児童映画祭-第1位)、1999年の「どっちにする?」(シカゴ国際児童映画祭-第1位)、2000年のミュージックビデオ用映像「ジュビリー」(オランダアニメーション映画祭-審査員特別賞/第4回 Music Video Awards '99-BEST MALE VIDEO)は、かなり傑作です。


2011年9月10日土曜日

期待のアニメーション

山村浩二氏の新作「マイブリッジの糸」がいよいよ恵比寿の写真美術館ホールで公開されます。

2010年に文化交流使としてカナダで活動し、NFB と共同で制作した新作です。

これまでも「頭山」、「カフカ 田舎医者」など国際的なアニメーション映画祭などでグランプリを受賞している山村浩二氏ですから、今回の作品も期待大です。

本編は12分38秒の短編で、メイキングとの同時上映と、NFB作品集&山村浩二作品集との2つのプログラムで上映。

9/17-10/7までの3週間限定の上映会です。

マイブリッジの糸予告編

2011年9月9日金曜日

夏はラフテー

毎日、少しずつ秋の気配を感じますが、まだまだ残暑が厳しい中、まだまだ夏バテに注意しないといけません。

夏バテ防止の筆頭である豚肉

脂肪や糖質をエネルギーにかえるビタミンB1が豊富な豚肉ですが、特に夏バテ防止の豚肉料理といえば沖縄料理のラフテーです。

八角を効かせた中華の角煮は「冬の食べ物」という印象なのですが、泡盛と黒糖で煮込むラフテーは「夏の食べ物」というイメージが強いです。

ラフテー
圧力鍋にバラ肉、水、ネギを入れ軽く煮込み、ゆで汁とネギは捨てる。
肉を取出して5cmほどに切って鍋に戻し、水、泡盛、黒糖を入れて煮込み、柔らかくなったら出来上がり。

2011年9月8日木曜日

雑誌の広告賞

日本雑誌広告協会が主催する第54回日本雑誌広告賞受賞結果がニュースになっていました。

総合賞は日本コカ・コーラ。
経済産業大臣賞はサントリーの「起承転転転転」。

協会サイトではまだ受賞結果がアップされていませんでした。
早く見たいものです。

第53回の受賞作品は一覧から確認できますが、画像がとても小さいのでとっても分りづらいですね。

今回の受賞作品は、11/22~2012/1/9まで、アド・ミュージアム東京にて「第54回 日本雑誌広告賞入賞作品展」として展示されます。

2011年9月7日水曜日

魚屋さんって

魚屋での魚の名前ほど難しいものはありません。

特に出世魚として有名な成長過程で名前の変わる鰤(ブリ)は、地方によって呼び名がさまざまな上、同じハマチでも地方によって大きさが違ったり、呼び名にしてもカンパチは別の魚としていたり同じブリの大きさ違いとする地方もあったり。

ブリは冬場が旬ですが、ハマチ、イナダ、ワラサ、カンパチは夏場が旬。

夏場に出回るブリは、切り身ならハマチ、カンパチなどの可能性もあり、その場合はまさに旬。

旬のはずのハマチ、カンパチであっても高級感からすべてブリとしていたりと、様々すぎてついていけません。

結局は食べてみて美味しければいいのですが、もう少しなんとかならないものかと思ってしまいます。

夏は本来旬ではないブリですが、けっこう切り身の状態が良さそうに見え、お買い得だったので買ってみました。

寒ブリと言うくらいですから、冬場のものが脂が乗っていて美味しいのですが、春に産卵を終えて落ち着いたこの夏場は、身がやせていることもなく、脂の少ないさっぱりとした味です。

オリーブオイルでソテーしたあと、ちょうど残り物のトマトソースがあったので軽く和えてみました。

2011年9月6日火曜日

メラミン対策

加工しないでそのまま食べるイモ類はジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、ヤマイモなどが一般的ですが、日常的に食べるとなると和洋中と何にでも使えるジャガイモが圧倒的に多く、ついで生食できるヤマイモが多いですね。

甘味が強く正月の「きんとん」には欠かせないサツマイモは、日常的には味噌汁くらいであまり登場しませんが、ビタミンCが豊富でメラミン色素の沈着を押さえる効果が高いので、夏の日差しで疲れた肌には効果的です。

これからが旬ですから味噌汁だけではもったいないですね。

同じくこれからが旬のナスと焼き浸しに。
サツマイモは水分を吸いやすいので、出汁がしっかりしみ込んで美味しいです。

もっとバリエーションを増やさないといけません。

サツマイモ、ナス、オクラの焼き浸し
食べやすい大きさに切って焼いた野菜を出汁(水、カツオだし、酢、醤油、砂糖)に浸けるだけ。
深さのある器に盛ったら鰹節をふります。

2011年9月5日月曜日

ギャングを食べる

うつぼの揚げ煮」をはじめて食べました。

珍味として紀伊半島近辺では普通にスーパーなどで売られているそうです。


海のギャングとしてどちらかと言えばグロテスクで嫌われ者のウツボ。

大きな分類ではウナギ目ですが、日本でも食用とする地域は高知や和歌山、千葉、五島列島など限られているそうで、ゼラチン質が多く淡白でとても美味しいということですが、小骨が多く、ハモのように骨切りするなど手間がかかるので、高級魚として珍重されれいるようです。

うつぼの揚げ煮は甘辛い醤油味で、食感は鱧皮焼きにも似ていてなかなか美味でした。

海で出会ったウツボ











トラウツボ、ハナビラウツボ、ハナヒゲウツボ



うつぼの揚げ煮




うつぼのタタキも美味しそうです。


2011年9月4日日曜日

賛否両論ですが


9/2の新聞全国紙の朝刊に掲載された宝島社の企業広告が反響を呼んでいます。

広告はGHQ総司令官のダグラス・マッカーサー元帥が1945年8月30日に厚木飛行場に降り立つ写真に「いい国つくろう、何度でも。」のキャッチコピー。

Twitterでは、手離しで面白がる人、一度面白いと言ったものの後で誤る人、不快感をぶつける人、マッカーサーだとわからないでただ面白がる人など様々ですが、戦争や戦後の混乱期を間近に体験した世代の人々は嫌悪感を感じているのだと思います。

私自身は戦争も戦後の混乱期も知らない世代ですが、この写真の歴史的な事実を現在このようなかたちで(面白がって)使う事によって、嫌悪感を感じる人がいると、企業側は当然ながら想定している確信犯だというところが疑問でなりません。

昨年は朝日広告賞(準朝日広告賞)、読売広告大賞(銀賞)、広告電通賞(新聞広告電通賞)などを受賞し、これまでも広告賞の受賞の多い宝島社の企業広告ですが、今年の広告について業界関係者はどう判断するでしょうか。

皆さんはどうのように感じますか。
デザイン学校では例年、読売広告大賞に応募する作品制作を実施していますが、制作の立場として広告が社会に与える影響をもう一度しっかり考えて欲しいと思いました。

宝島社のサイトでは歴代の企業広告広告意図と共に掲載されています。


2011年9月3日土曜日

パンか硬貨か

ウニヒトデの仲間である棘皮動物に「カシパン」という動物がいます。
ウニのトゲを思いっきり細かく短くして潰したような形態で、つぶれたあんパンのようでもある動物です。

このカシパンはウニと同じように死んでしまうとトゲが抜けて、石灰質のだけが貝殻と同じように残ります。

海の浅い砂地に棲んでいることから英語ではサンドダラー(Sand dollar)と呼ばれます。

日本に生息しているカシパンの仲間は比較的殻が薄いのでしょうか、砂浜に打ち上げられる際に割れて形がなくなってしまうことが多く水底で見つけるのがいいのですが、殻が硬い種類はその形のまま砂浜に打ち上げられるそうなので砂浜で拾ってみたいですね。

先日、新しいカシパンの標本をまたひとつ手に入れました。
同じ種類でもひとつひとつ表情が違っておもしろいものです。

カシパン類の標本コレクション
骨格標本がほとんどですが、化石標本も混ざってます。


サンドダラーの詳しい生態は葛西臨海水族園のサイトで。

新江ノ島水族館のサイトでは動画が見られます。

2011年9月2日金曜日

秋の展覧会

9月になりました。もう秋ですね。
秋は多くの展覧会が開催されるので、計画的に観覧しないと見過ごしてしまいがちですから、一度整理が必要です。

すでに紹介している展覧会で、まもなく終了するものもあります。
学生さんは後期の授業が始まる前に大急ぎで観に行きましょう。

<まもなく終了>
映画パンフレットの世界
東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室
9/4まで

実相寺昭雄展ウルトラマンからオペラ「魔笛」まで
川崎市市民ミュージアム
9/4まで

BIOMECANICA( ビオメカニカ)――河口洋一郎の異形博物誌
東京大学総合研究博物館小石川分館
開催中-9/25まで

<開催中まだ会期に余裕あり>
WOMEN on the TOWN-三越とパルコ、花開く消費文化
アド・ミュージアム東京
開催中-10/10まで

日本のロングセラー商品展
印刷博物館P&Pギャラリー
開催中-11/6まで

草間彌生展 Kusama's Body Festival in 60's
ワタリウム美術館
開催中-11/27まで

<まもなく開催 期待の展覧会>
工藤青石展「形と色と構造の感情」
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
9/2-9/28

実況中継EDO
板橋区立美術館
9/3-10/10

「アーヴィング・ペンと三宅一生」展
21_21 DESIGN SIGHT
9/16-4/8

メタボリズムの未来都市展
森美術館
9/17-1/15まで

アール・デコの館
東京都庭園美術館
10/6-10/31

2011年9月1日木曜日

モエレ沼いいね

デザイン学校の学生たちが研修旅行に出かけて行きました。

年に一度、デザインやアートに関連する施設やイベントを訪ねる宿泊研修で、昨年は瀬戸内国際芸術祭を訪ねましたが、5年目となる今年の研修先は北海道です。

北海道といえば彫刻家のイサム・ノグチ氏が基本設計を行った「大地の彫刻」の唯一の完成形である「モエレ沼公園」がありますが、今回の研修では全員が訪ねるはず。

2005年に完成し北海道ならではのスケールの大きいランドスケープが当時は随分と話題になりましたが、近年あまり話題になっていないと思っていたところ、ちょうど8/18から放映開始中のPanasonicのデジタルビデオカメラのCMで、森高千里さんが出演している「愛情サイズ」シリーズのロケ地がモエレ沼公園でした。

「1秒起動」篇 


「42倍ズーム」篇


メイキングはPanasonic公式サイトで見られます。