2014年7月31日木曜日

まだまだ冬瓜生活。

毎日のように食べないとなくならないトウガン。

夏に必要な栄養があるのでせっせと食べれば体には良いことだらけなのですが、毎日だと調理方法に変化が欲しくなり、すり流しにしてみしました。
鰹と昆布の出汁に加え、エビの風味が加わり深みがあって美味。
はじめは片栗粉で少しトロミをつけるつもりでしたが、オクラが入ったので自然なトロミが出て十分でした。

実の形を残す煮物では皮のすぐ下の翡翠色が涼しさを感じさせるのですが、すり流しでは翡翠はどこかへ行ってしまいます。
エビの赤との対照的な調和を考えて内側が翡翠色の器を選びました。


<冬瓜のすり流し>
ワタを取って皮を剝いたトウガンをカットし、水を少し加えてミキサーで細かく刻む。
鍋に刻んだトウガンを水ごと移し、出汁を加えて煮ていく。
トウガンが柔らかくなったらショウガとエビを加え、エビに火が入ったら塩で味を整え、最後に薄切りにしたオクラを加え一煮立ちさせる。器に盛るときはエビをよけておき、最後に中央に置く感じで盛りつける。

2014年7月30日水曜日

亜鉛も補給。

ミネラル不足になりやすい夏。
鉄分以上に気にしたいのが亜鉛。
亜鉛不足になると味覚がなくなり、味覚がなくなると当然ながら食事がまったく楽しくないので、亜鉛不足にならないように気をつけています。

他のミネラル同様に多量に含まれているのが、カシューナッツやアーモンド。
特にアーモンドは近年健康食として注目されていますね。

製菓材料店で生のアーモンドを大袋で購入しオーブンでローストすると、好みの焼き加減にできてとても美味しいので、習慣化しています。

夏はオーブンを使うのがちょっとつらいのですが、これだけはやめられないですね。

これだけ並ぶと壮観。1kgあります。

<ローストアーモンド>
生アーモンドを天板に重ならないように並べ、180度のオーブンで12-15分焼く。
焼き上がったらオーブンから出して自然に冷ます。

2014年7月29日火曜日

関東では珍しい魚。

魚屋さんで珍しい魚シイラが並んでいました。
ハワイではマヒマヒと呼ばれる高級魚。
スズキの仲間で海釣りでは人気の大型魚で、夏が旬なので漁獲量が多かったのでしょうか。
珍しい魚はうれしいですね。

オリーブオイルでソテーしたあとエジプトスパイスミックスのデュカ(Dukkah)と塩だけで調味しました。

見た目に賑やかになるようレッドキャベツのスプラウトとニンジンを添えました。

とても淡白で美味しいお魚です。

<シイラのスパイシーソテー>
シイラは食べやすい大きさに切り、塩をしておき出た水分を拭き取る。
オリーブオイルでソテーし、デュカと塩で調味する。
ニンジンは細い先切りにして塩、レモン、野菜ジュース少々とガーリックオイルでマリネしておく。
すべてを皿に盛りつけレモンを添える。

2014年7月28日月曜日

紙に宿る神。

多摩美術大学美術館で開催中の「東北のオカザリ―神宿りの紙飾り―」を見に行ってきました。


日本の主に東北地方の正月などに飾られる切り紙による飾り。

折った和紙に切り込みを入れて鯛などの魚や米俵などが網にかかる様子を切った網飾りや、切り込みを入れた和紙を折ったものを木や竹の串に挟んだ御幣など、どれもデフォルメされた造形がとても美しく、神々しい雰囲気を漂わせていました。

造形を見るだけでもとても楽しいのですが、それぞれに意味があるので、もっと詳しく知りたくなってしまいます。
2012年に平凡社のコロナブックスシリーズから発行された「東北の伝承切り紙: 神を宿し神を招く」が、ほぼこの展覧会の詳細カタログの役割となっています。

この本には飾り切りの詳細図もあるので、実際に切って見られるのもいいですね。

2014年7月27日日曜日

塩で引き立つ

冷や奴の季節。
ネギとショウガを薬味に醤油をかけたものはやはり冷や奴の王道ですが、大豆の旨味を楽しむには塩味もいいですよね。

薬味には夏のクセ野菜のミョウガとゴーヤー。
ゴマ油の香りが食欲を増進させてくれます。

<ゴーヤーとミョウガの塩奴>
ゴーヤーとミョウガは細かく刻んで塩とゴマ油を加え混ぜ合わせておく。豆腐を水切りし、ゴーヤーとミョウガから水分がでたら汁気ごと豆腐にかける。

2014年7月26日土曜日

ダブルの鉄。

夏は鉄分が不足しがち。
日常的にも十分な摂取が難しい鉄分ですが、サプリメントに頼らず食事からなんとか補いたいですね。

疲れた胃腸にも優しい鉄分補給食といえばひじき。

鉄分が豊富な鞍掛豆と一緒に醤油煮にしました。

<ひじきと鞍掛豆の醤油煮>
戻したひじきと細切りのジンジンは少量の油で炒め、油がまわったら鞍掛豆を加え、出汁、砂糖、醤油、みりんを加え煮詰める。

2014年7月25日金曜日

ウリウリの夏

梅雨が明けた東京はとっても暑くて、早くも夏バテの予感。ここでバテているわけにはいかないので、夏に負けない体作りを。

水分が多く暑気あたりに効果がある冬瓜。
同じく夏を代表する南国瓜のゴーヤー。
この夏の2大瓜を細かく刻んで寒天寄せにしました。
暑い夏にはなんでも寒天寄せにすると涼しげでいいです。

このガラスのプレス皿は、いくつかある中では少し古いもの。
ガラスの色が透明すぎず、プレスの柄もしっかりしているのに柔らかい印象で、細かすぎないデザインも使いやすいです。
<冬瓜とゴーヤーの寒天寄せ>
ゴーヤーと皮を剥いた冬瓜は4〜5mmにカットしてコンソメスープで煮る。
塩で味を整えたら寒天を溶かして型に流し込んで冷やし固める。

2014年7月24日木曜日

鱗の形

先日三鷹の森で拾ってきたムラサキシジミと思われる前翅。
鱗粉の拡大が見られないかとiPhone顕微鏡Leyeで観察。

Leyeは透過式の光学顕微鏡で実態顕微鏡や電子顕微鏡ではないので、表面のマチエールまではわかりませんが、鱗の形態はよく観察できました。

同じ大きさのものが規則的に並ぶ様はデザインパターンとしても美しいです。


いろんな蝶の鱗粉を見てみたい気もしますが、標本コレクションから鱗粉をはがすわけにはいかないので、今回みたいに拾い物があった時の課題ですね。

2014年7月23日水曜日

青紫の輝き。

国立天文台三鷹は森の中にある天文台なので、動植物の生息地としても貴重な存在。

梅雨明け前の曇天でしたが、晴れ間が覗くとアカボシゴマダラが乱舞。
もう少したてばセミがすごいのでしょう。

観測棟の間のコンクリートの薄暗い道で、蟻に襲われたのかムラサキシジミと思われる翅だけが華やかな青紫に光っていました。
青系に光り輝く羽を持つシジミチョウの仲間でも、特に色が濃く強く光りとても美しいシジミチョウです。

敷地内は動植物の採集が禁止されていますが、翅だけならいいだろうと持ち帰りました。

2014年7月22日火曜日

見上げるから天文。

国立天文台三鷹大赤道儀室(天文台歴史館)は、日本最大口径の屈折望遠鏡を設置する施設なのでドームも巨大ですが、1926年に建設されたこのドームは、当時半球ドームを作る技術が建設業者にはなく、船底製作の技術を持った造船技師の手助けによって作られたそうです。

木造船の構造は竜骨という背骨に肋骨フレームが直交して作られ、その肋骨にシェルプレートという外板が張られ、船底の美しい曲面ができあがるのですが、これをどうドームに置き換えたのか、そのあたりの資料がどこにもないので詳細がわからないのが残念。

柱のない大きな空間をつくるためのドーム構造というのは、それだけでワクワクするものですが、加えて木板がキレイに並んだ様がとても美しく完全に参ってしまいました。

大赤道儀室以外にも第一赤道儀室のドームは小規模ながらやはり木造の木目が美しく、ゴーチェ子午環室のボールトや自動光電子午環室(天文機器資料館)のシルバーに塗装されたボールトも素晴しく、夜空観測でもないのに上ばかり見上げていました。

2014年7月21日月曜日

最大の美。

日本のカメラメーカーでーあるNikonが日本光学という前身であったように、多くのカメラメーカーは、写真という記録技術の開発以前に光を捉える技術の研究開発機関でもあって、望遠鏡や顕微鏡を作っていたりします。

暗い夜空の星を捉える天体観測では、できるだけたくさんの光を集められるように望遠鏡の口径は大きいほど有利。

国立天文台三鷹には、屈折望遠鏡としては日本最大口径の65cmという大きな望遠鏡があり、なんと世界的なカメラメーカーであるカール・ツァイス社製。
1998年に研究観測から引退したとはいえ今でも堂々とした姿に圧倒されます。

天体望遠鏡の目的は天体の観測をすることなのですが、機能的な光学的仕組みがデザインにそのまま活かされているので、物体としてとても美しく魅力的です。


2014年7月20日日曜日

天文に触れる三鷹。

国立天文台の三鷹キャンパスは、歴史の古さと都内の天体観測地という理由からTV番組や雑誌の天文特集などでも取り上げられることも多いのですが、実は一度も敷地内に入ったことがありませんでした。

公立校が夏休みとなった3連休。
三鷹方面へ車で行く用事があったことに加えて、夏の極暑ではない天候だったので行ってみました。

天文台の本来の意味からすれば夜の観測ですが、まずは施設の見学。
何事も形から入るのがデザイン業界の正しい振る舞いです。

見所は木造の観測ドームや日本最大の屈折望遠鏡など。
森の中の観測所というのも味があってとても良いです。

やぶ蚊に負けそうになりながらもしっかり見学しました。

2014年7月19日土曜日

ネバネバに頼る。

夏野菜が本格的な旬を迎える季節。

ジメジメと暑さでまいってしまった胃には、オクラのネバネバ成分であるムチンが効きます。

そのまま刻んでも、焼いたりむしたり、煮たりとどんな調理法にも向いているオクラは、オイルとも相性がいいので、トマトと一緒に軽い煮込みにしました。


<オクラとトマトの軽い煮込み>
オクラははかまをとり一口大に切り、ざく切りしたトマト、シメジ、ニンニクと一緒にオリーブオイルで炒める。
トマトが崩れるくらいになったら、白ワインを加え、ローリエ、コンソメスープを少量加えて軽く煮込む。
塩コショウで味を整えたら、器に盛り、チーズをのせて焼く。

2014年7月18日金曜日

エジプトの香り。

知人からエジプト発祥のスパイスミックスの「デュカ(Dukkah)」というものをいただきました。

白ゴマ、ヘーゼルナッツ、コリアンダー、クミン、塩などがブレンドされたもので、とても粗く挽かれていて食感も良く、軽くトーストしたパンにオリーブオイルを浸してこのスパイスを振りかけるだけで、香ばしくてとても深い味が楽しめました。

オリーブオイルは最近お気に入りのエル・ラブラドール社のゴルダリージャ(El Labrador/GORDALILLA)。
緑色が美しく甘さの中に辛味のあるフレッシュなオイルです。

オイルもスパイスもちょっとクセになる美味しさです。

2014年7月17日木曜日

小さい探検隊

iPhone顕微鏡Leyeの検体探し。
自然界の微生物を探してみるという、顕微鏡観察としては王道をためしてみようと思いました。
まずは、ベランダの植木のための溜め水に自然発生した藻類から。

ゾウリムシやミドリムシなど見えてしまうか?
と期待でセッティング。

何やら活発に動く生物を確認。
動き方や身体の形の変化からみるとヒルガタワムシのようです。


動いている生物が見られる感動はあるものの、群生しているので何か有難味が薄い。
しかもちょっとこのシステムでは撮影が難航。
動画よりスチールで収めたいので、まだまだ修行が必要です。
そのうちクマムシにでも出会えないかと大きな期待しながら、微生物探索を続けてみようと思ってます。

2014年7月16日水曜日

ハードな輝き。

電球をLEDに替える理由は省エネのためということが一番なので、電力消費が増える夏の需要が高くなるのですが、暑い時期になると電球から発せられる熱を減らしたいという理由もあって夏のLED化は益々進みます。

電球の内部に反射板を取り付けたレフ球が大量に余ってしまいました。
この形状とこの反射がとても美しくて好きな電球の一つですが、レフ球型のLEDにはこの美しさがないのが残念です。


指向性が高いため、本来は使用目的を選ぶタイプの電球ですが、廃棄するのはもったいないので、デザイン学校で小物撮影ランプとして活用しようと思ってます。

2014年7月15日火曜日

この力はなんだろうか。

デザイン系高校は夏休み直前。
授業が長期で休みになるこの時期、とても嬉しいのが図書館の長期貸し出し。
ふだんは2週間ですが夏休み終了まで借りられ、しかも10冊までOKということで、ついつい本選びに気合いが入ってしまいました。

7月に入ったばかりの「20世紀エディトリアル・オデッセイ: 時代を創った雑誌たち
(誠文堂新光社)」は、表紙からしてもう「やられた!」と思ったらグラフィックデザイナーの平野甲賀氏デザインによる雑誌ワンダーランド(1973年創刊)の2号の表紙だそうです。


カッコいいデザイン、すっきりしたスマートなデザインのものは今ではたくさんありますが、この頃のような「力」のあるデザインにお目にかかれないというのは、何か時代というか社会というか、今にはない別の理由があるのだと思います。
こういう本が出るとまた古本探しがしたくなってしまって困ったものです。

2014年7月14日月曜日

回す。止まる。

デザイン系高等学校の近代デザイン史の授業ではチャールズ&レイ・イームズ(CHARLES & RAY EAMES)を紹介。

20世紀を代表するアメリカのデザイナーの一人で、映像作家としての一面もあり、中でもIBMの協力でモノクロ版、カラー版の2度にわたって制作された「Powers of Ten(1977)」は、デザインやアートの業界では有名な作品。


イームズは世界各国の民藝品の収集でも有名ですが、そのコレクションのコマを扱った作品「Tops(1969)があり、回転するコマの魅力を存分に見せてくれる映像です。


コマの魅力は、ジャイロ効果により1点で全体を支えて安定するという動きの魅力だけでなく、モノ自体のデザインの美しさや回転が止まる時の動きにもあるように感じます。

なんとなく散らばっていたコマを集めてみました。
もっとあったと思うのですが、どこかに仕舞い込んでいるようです。

2014年7月13日日曜日

デザイン学習と鉱物結晶

デザイン学校では1年生が基礎形態による立体造形に取り組んでいました。

1つのパーツは単純でも組み合わさることで新しい形態、魅力的な造形が生まれ、制作者にも驚きや発見があります。

成長するような造形はちょうど鉱物の結晶のようでした。

鉱物の図鑑は様々ありますが、東海大学出版会の発行する「鉱物結晶図鑑」は鉱物の結晶を基礎形態に分類し、さらにその代表的な結晶の展開図まで図解されているという、とてもマニアックな図鑑。

すべて作ってみたくなりますね。
デザインの参考書にもとても良さそうです。

2014年7月12日土曜日

事象とデザイン。

デザイン学校のある学生さんが、パンフレットのデザインで表と裏に太陽をデザインしました。

太陽は光条を描いた旭日がモチーフで紅色。月は円で高明度の黄色。
空をイメージした背景は太陽は白、月は紺青色。

どちらも水平線に掛かる感じで、下辺に対して半円で描かれています。

さてこのデザイン。
人により物事や事象から受けるイメージは異なりますので正解はないと思いますが、太陽と月という対比では異なるレイアウトがより象徴性が高まるのでは?と思いました。

太陽は昼間は明るすぎて直視できないため、日の出や日の入りのドラマチックな情景が印象的ですが、逆に月は夜空にぽっかりと浮かぶ姿が印象的。

自ずとデザインは旭日は下方に、満月は上方にと考えてしまうのですが、皆さんはどのように感じますか?

2014年7月11日金曜日

名前は仰々しいですが。

数年前から密かに流行り出した多肉植物。
ついにkitaCafeにも登場しました。

ベンケイソウ科のゴッドファーザー(学名:Crassula perfoliata)という品種で、刀のような葉形から和名は神刀と呼ばれるそうです。

黒い半球状の鉢に植えられた姿に一目惚れ。
ネットで調べると、特に珍しい品種でもないのですが、小さい鉢にはみ出すように植えられたものばかりでちっとも魅力を感じませんでした。

植物の形が同じでも、器一つで印象が全く異なるのですから侮れないですね。


2014年7月10日木曜日

眠りから覚める?

先日、kitaCafeのある国立では「朝顔市」が開かれ、ご近所の商店の軒先には朝顔の鉢が並び、道行く人の多くが朝顔の鉢を手に持っていました。
やっぱり涼しげでいいですね。

以前は朝顔をベランダで毎年育てていたことを思い出し、古い種を探してみました。
もう、5年以上は経っていそう。
まだ蒔けば芽が出るのでしょうか。
久しぶりに種蒔きをしたい気分になりました。

2014年7月9日水曜日

星のない七夕でも。

梅雨に加えて台風までやってきそうな関東では、このところすっきりしない天気で気分も下がり気味。
先日の七夕も催涙雨にこそならなかったものの、曇り空で星は出ませんでした。

1919年の7月7日に発売した乳酸菌飲料のカルピス
七夕にちなんだキャンペーンを毎年実施していましたが、今年は「カルピス七夕プロジェクション~お家で小さな天の川をみよう~」というちょっと楽しいものでした。

ギフト用カルピスが2本同梱されたオリジナルボックスにはレンズが仕込まれ、スマートフォンにで再生したYouTubeアニメ映像を簡易プロジェクターとして投影できるというもの。

サイトにはこのギフトボックスがなくても、ちょっとした身近な材料を使った作り方が公開されていて、そのとても単純な仕組みに感心しました。
スマートフォンとYouTubeという、今では多くの人が手軽に扱っているものを使った、とてもユニークなアイデアのキャンペーンでした。

YouTubeでは投影用の反転アニメがアップされています。
【投影用反転映像】カルピス®七夕プロジェクション ~小さな天の川~

2014年7月8日火曜日

後ろを見る。

梅雨入り前に注文して品切れのまま忘れていた自転車用の秘密兵器が届きました。
バックミラーです。


自転車のハンドルに付けるタイプではなく腕に付けるタイプ。
定番のハンドルタイプよりも見やすいと評判でした。
確かに自転車のハンドルに付けるバックミラーは自動車と違って、ボディ全体の向き以上に傾くため、視線を合せるのが困難ですが、腕はある程度自由が効くため、視認性は高まるような気がします。

早く使ってみたいのですが、梅雨でなかなか実現しなさそう。
しかも台風接近中。
このまま季節は真夏に突入で、自転車は酷な季節になってしまいそうです。

2014年7月7日月曜日

パイプの集合断面。

酢酸カーミンの代用品で染色したタマネギの細胞が楽しくて、他の検体を模索。

ベランダのゼラニウムの葉を一枚外して、葉柄(ようへい)の輪切りを観察。
葉柄は葉と茎を繋ぐ部分で茎と同じ構造なので、道管や師管が観察できるはず。

とにかく薄く削ぐようにカットするのがコツ。

表面の毛に、肉眼では見えなかったダニがいたようで、忙しく移動していました。


iPhone顕微鏡Leyeで道管や師管がはっきり観察できます。

この顕微鏡。ここまで使えるとは思いませんでした。



2014年7月6日日曜日

食品で染色。

iPhone顕微鏡でタマネギ撮影では、細胞壁は観察できたものの細胞の核が見えなかったので染色することに。

顕微鏡観察用の染色薬は、顕微鏡メーカーなどからセットで販売されていますが、とりあえず見たいのは細胞の核。

核の染色には酢酸カーミンという試薬を使いますが、50mlの小瓶でも3000円以上と高価。
代用できるものがないかとネットで調べてみたところ、酢と食紅でもけっこう染まるという情報を入手。

さっそく食紅を手に入れて実験開始。

500mlの酢に食紅ひと瓶という分量でしたが、そんなにたくさん出来てもしかたないので、10mlに食紅についていた小さい匙1杯を入れて溶かしました。

タマネギの内側の表皮を薄く剥いでこの紅い酢に浸して10分くらい。


広げるのが大変でしたが、なかなかいい感じに染まりました。



2014年7月5日土曜日

タマネギの観察。

iPhene顕微鏡での観察もだいぶ慣れてきました。
前回の乾燥したタマネギの外皮から、水分を含んだ内部の表皮を観察。
顕微鏡の試料はとにかく薄くが大前提ですが、タマネギは剥ぐことができるので、比較的問題なく試料が作成せきます。

何度か試して撮影したタマネギの細胞。


核を見ることができれば良いのですが、残念ながら観察できず。
こうなると染色薬を使うしかなさそうですが、この手軽な観察に高価な薬品を購入するかは検討の余地あり。
何か代用できないものでしょうかね。

2014年7月4日金曜日

タマネギの皮

タマネギの皮がぺりっと剥けた時に、とても透明感のある色だなぁと感心したので、iPhone顕微鏡Leyeで観察することにしました。
曲面なのでピントが合う範囲がおそろしく狭いのですが、周囲がボケるのがまたいい味になっていると思います。

場所を探している時に急に細長い多角形の細胞が確認できるので感動ものでした。
皮は乾燥しているのでより凹凸が出ているのでしょう。
次は中のみずみずしい細胞も観察したいですね。

2014年7月3日木曜日

平べったい謎の種子。

山で拾った種の鑑定を忘れたままでした。
直径約12mmから17mmの平べったい形で色は赤褐色。


はじめはフジかと思っていたのですが、それにしては色も明るく鮮やかすぎる気がします。表面に縞模様もないし。

種子はなかなか資料が出回らないので困ります。
やはり蒔いて育てるしかないのでしょうかね。

いろいろ調べましたがわかりませんでした。
「日本植物種子図鑑」が欲しい。



2014年7月2日水曜日

光を測る道具

デザイン学校ではポートフォリオ制作のための作品撮影実習を行ないました。
今回はデッサンやイラストレーションなどの平面作品の撮影方法。


平面作品の撮影でもっとも大切なポイントが作品全面に均一な光を当てること。
こればかりは目では確認できないので、専用の機器である露出計を使います。


学校には1台常備しているのですが、学生さんが自宅など学校外で撮影したい時に、露出計に変わるものがないかと探したところ、iPhoneアプリで見つけました。

露出計アプリと呼ばれるもののほとんどは、計測したい部分から反射して来る光を測る「反射光式」と呼ばれる側光方式。
この側光方式では反射率の異なる白い部分と黒い部分で数値が変わるので、今回の使用目的には使えません。

唯一見つけたのが「FotometerPro」


「反射光式」と「入射光式」を切り替えられるので、これなら露出計の代用になります。
有料アプリですが、100円なので何万円もする露出計を買うことを考えればとてもお安いですね。

若干反応が遅いのが難点ですし、露出計と比べると数値の誤差があるので正確さは期待できません。念のため。

2014年7月1日火曜日

赤紫、マゼンタ、フクシン

ベランダのフクシアが花盛り。
もともとは冷涼な地域の花で、暑さに弱く日本ではあまり見られない草花だったようですが、耐暑性を高める改良が続けられ、日本でも元気に育つものとして「エンジェルス・イヤリング」という品種のシリーズが開発されたのだそうです。


透明感のある赤紫が綺麗だったので、iPhone顕微鏡Leyeで観察してみました。
このフクシアという花の品種には赤紫が多く、色料のマゼンタの別名である合成染料のフクシンはこの花の色に似ることから名付けられたという説もあるそうです。