2013年12月30日月曜日

2013展覧会を振り返る

例年は3日ほどに分けて紹介する「年間の展覧会を振り返る」ですが、ついつい30日になってしまいました。
もともとはデザインを学ぶ学生さん達にぜひ見てもらいたいと紹介していた展覧会情報。
今では自分の記憶メモにもなっています。

さて年間を振り返ると、今年はデザインを大きな視点で紹介した展覧会が多かったですね。
解るようで解らないデザインという言葉を「こんなのもありだよ」と教えてもらった気がします。

<デザイン系>

「デザインあ 展」
(21_21 DESIGN SIGHT)
連日の行列がニュースになったほど。
子どもさんにも大人気でしたが大人もはまって身近にもリピーターが続出しました。
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「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」
(国立新美術館)
デザインの幅広いジャンルを丁寧に紹介することで、デザインを通してその時代を見せてくれました。
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「東京オリンピック1964 デザインプロジェクト」
(東京国立近代美術館)
ただのスポーツイベントの広告ではなく、デザインを通して社会性が見えて来る展覧会。
日本のデザインのひとつの方向性を見せてくれた展覧会でもありました。
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「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」
(目黒区美術館)
とても身近な紙という素材を、知らない素材のように扱ったものを集めた展覧会。
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「紙とグラフィックデザインー八木保の選択眼」
(竹尾見本帖本店)
一人のデザイナーを通してデザインが生まれる根幹を見せられたような展覧会。
デザインの発想が幅広いアンテナから生まれることがとても良くわかるものでした。
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「平野甲賀の仕事 1964−2013 展」
(武蔵野美術大学美術館)
描き文字というアナログな行為は現代の学生さん達にもっと知ってもらいたい。
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「LIFE 永井一正ポスター展」
(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
グラフィックデザインが並べることではなく描くことの延長にあるのだということを気付かせてくれる展覧会でした。
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「田中一光とデザインの前後左右」
(21_21 DESIGN SIGHT)
デザインに描かせない色の表現をグラフィックで実践した作品群は、印刷技術を用いた複製芸術であることを改めて感じました。
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「松永真ポスター100展」
(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
デザインは生活の中のモノを良質なものへと変えてしまう力があると感じた展覧会。
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「selfish;yuko sugimoto(セルフィッシュ;ユウコスギモト)」
(ポーラ美術館アネックス)
ファッションとグラフィックが一番華やかな結びつきを持てるイラストレーションの世界を作り上げた一人。
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「レオ・レオニ 絵本の仕事」
(Bunkamuraザ・ミュージアム)
絵本作家だけでない活動をしっかり紹介してくれた展覧会。
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<写真>

「アンドレアス・グルスキー展」
(国立新美術館)
大判写真の魅力をデジタル技術で徹底的に表現した圧倒的な力のある写真展でした。
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「マリオ・ジャコメッリ 写真展」
(東京都写真美術館)
写真表現の持つ幻想的な部分をモノクロームという色彩にとじ込めた奥行きのある展覧会でした。
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「エドワード・スタイケン写真展」
(世田谷美術館)
商業写真ポートレートの第一人者。写真表現に構成というデザイン力が必要なことを感じさせてくれます。
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「アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」
(東京都写真美術館)
現代では当たり前なファッション雑誌の写真表現を作り上げた一人。まったく古さを感じない見事な写真でした。
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「日本の民家 一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」
(パナソニック汐留ミュージアム)
建築写真をただの記録写真ではなく表現として捉えた第一人者。
モノクロームで撮られた日本民家の力強さが印象的な展覧会でした。
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<その他>

「FENDI-UN ART AUTRE 〜フェンディもうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡〜」
(東京藝術大学大学美術館)
超一流のファッションデザインブランドを解体して見せるユニークな展覧会でした。
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「ハンス・ウェグナーの椅子展」
(spiral)
名作椅子の数々に座れるというだけでも興奮の展覧会でした。
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「貴婦人と一角獣展」
(国立新美術館)
フランス中世の至宝を拝める貴重な機会。技術的な紹介がさらに興味深いものにしました。
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「森と湖の国 フィンランド・デザイン」
(サントリー美術館)
多くの手工芸によるガラス製品がとにかく美しい。
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「森本千絵en°木の実展」
ワタリウム美術館
デザイナーのセンスは情報を集めて吸収し蓄積した上に成り立つのだと改めて感心した展覧会。
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