2013年12月22日日曜日

丸の内デザインリサーチ:その1

東京に冷たい雨が振った先週末。
デザイン学校の学生さん達を連れて丸の内の商業地区へリサーチにでかけました。
当初は大手町からずっと歩きながらの建築巡りも予定していたのですが、あまりの悪天候により、予定を若干変更して東京駅周辺のみの移動。

集合場所の東京駅舎北口ドームで8匹しかいない干支を確認したあとは、傘をさして日本工業倶楽部へ。
大正9年に建てられた建物の外壁部を残しながら高層ビルに建て替えたものですが、正面玄関部はなかなか見応え有り。
西洋近代デザインのゼツェッション(Sezession:ウィーン分離派)の影響を受けた建物といわれています。



ゼツェッションは過去のアカデミックな芸術からの分離を目指し、アーツ&クラフツ運動やアールヌーヴォーに影響を受けながら、美術、デザイン、工芸、建築を総合芸術として表現しようと試みた運動。

建築の装飾に直線や幾何模様が扱われるようになってきたのも特徴です。

日本にゼツェッションの影響と言える建物があるとは最近まで知りませんでした。
玄関内の見学はできませんが、駅からすぐ近くなので晴れた日に離れた位置からの外観などもしっかり確認したいですね。

一行は隣の新丸ビルに入り、そのまま丸ビル、KITTEへと向かいます。

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