映画は圧巻。単調になりがちなダンサーからのメッセージは見応えのあるダンス映像に挿入し、緩急を付けた構成になっていて、ダンスを見慣れていなくても充分楽しめました。
映像化されているダンスはスタジオで撮影されているものもありますが、ドイツ・ルール地方の工業都市ヴッパータールでのロケが多く、このロケーションが実に良い。
中でも現存する世界最古のモノレールである「ヴッパータール空中鉄道(Wuppertaler Schwebebahn)や工場が格好良すぎて、いつかこの町に行きたいと思ってしまいました。
この映画。
監督のヴィム・ヴェンダース氏によると、最新の空間の広がりを可能にする3D技術があれば、ピナとヴッパタール舞踊団の世界を再現できると確信して制作したといわれています。
最近は3D映画も随分普及していますが、実は3D映画を見るのは初めて。
ところが見てみると、ピントは合わせづらく、連続で集中して見られず、頭痛まで起こってしまう始末。日本では設備の導入コストが低いことから一番普及しているXpanD方式でしたが、これからの映画が3Dへ向って行くのだとすると、映画館では見られなくなってしまうかもしれません。ちょっと悲しい。
3Dメガネを掛ければ3Dで観賞できて、掛けなければ普通に見られる技術を開発して欲しいです。
映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」予告編
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