先日の江戸東京博物館。
「太陽の塔の黄金の顔」が目当てでしたので、常設展示に関しては事前知識もなく、とにかく端から流して行きましたが、これがなかなか見応えのある展示内容でした。
江戸から東京までがテーマなので、街並みや建物を再現した模型も数多くあるのですが、これがまた良くできていて展示がとても上手い。
きっと一日中いられるのではないかという楽しさ。
美術的文化的遺産も多いのですが、テーマパーク的に体験できたりする施設も多いので、児童の学習や外国人の観光にもお手軽なのがよくわかります。
初江戸東京博物館巡りで特に感心したのが江戸時代の町の各所に掘られた井戸の作り。
井戸って普通に深く掘って、溜まっている地下水を汲み上げているだけだと思っていたら、江戸は湿地が多く海水が混じるため地下水型の井戸ではほとんど機能せず、そこで上流の川から水をひき(玉川上水や神田上水)、さらに地下に埋めた樋で水を町中に掘られた井戸へひいたのだそうです。地中から掘り出された樋や井戸などの遺構の他、町の上水を説明する模型もあってとてもわかりやすいです。こういう知識って物で見せられるととても楽しいですよね。
もっと時間をかけて他の展示もじっくり見なければと思いました。
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