ベランダにテントウ虫が飛来しました。
テントウ虫は飛び方に特徴があるので、すぐわかります。
いわゆるフタホシテントウですが、これは俗称。
正式名称はナミテントウです。
ベランダのコンクリートに飛来したので植木鉢に移してみました。
手前には自然発生した苔が成長中。ギンゴケでしょうか。ちょうど胞子体が伸びていてカワイイです。
このナミテントウは黒地に赤が2紋ですが、4紋や多紋、赤地に黒紋といった色や斑紋のバリエーションがあり、遺伝子の組合わせによって決まるそうです。
もとになる遺伝子は4種類。
1匹の個体は2つの遺伝子を持っているため、その組み合わせで基本的には4×4の16種類の柄のバリエーションが生まれるそうで、実際にはさらに紋の大きさの個体差など様々な条件が重なり、見た目にはもっと複雑な柄が現れるとか。
飛来したタイプは黒地に赤の2紋ですが、紋の下が欠けています。
これは赤地に黒多紋タイプと黒地に赤2紋タイプの2種の遺伝子を持っていて、両方を重ね合わせた結果、このような下欠けの紋になるということらしいです。
同じナミテントウでありながら遺伝子の組合わせでたくさんの柄のバリエーションが生まれるという複雑な生態を持ちながら、「並」とは、もう少しネーミングにひと工夫あっても良かったのに、と思ってしまいました。
斑柄ですがジャガイモなどの作物の害虫であるマダラテントウの種類とは違い、ナミテントウは害虫のアブラムシを食べるので益虫です。それにしてもテントウ虫はカワイイ。
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