渋谷ヒカリエの8Fギャラリーでイギリスを代表する現代美術家ダミアン・ハースト氏の「New Spot Prints」を見てきました。
ダミアン・ハースト氏はホルマリン漬けの動物や蝶の羽根のコラージュなどの作品で有名ですが、今回の展示は覚醒剤の錠剤の暗示であると言われているカラフルな木版による「スポット・ペインティング・シリーズ」。
本人自身が深刻な薬物中毒者でもありますから、覚醒剤の錠剤の暗示と聞くと深刻なメッセージのように感じてしまいますが、作品からは暗い暗示は感じられず、空間に浮遊する色彩としての美しさのみです。
最もこの浮遊感こそが薬物的なのかも知れませんが。
現代美術界を代表する小山登美夫ギャラリーが企画運営する新しいギャラリーですから、今後の展開も楽しみですね。
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