2011年5月13日金曜日

デザインのもと

デザイン学校の2年生の授業では「ビジュアルコミュニケーション」という科目を担当、グラフィックデザインを制作する上で必要な、視覚的な情報伝達を考える授業です。

今年度のスタート課題は「ブランディング」。

競合商品の中から自社製品を選んでもらうためには、統一されたオリジナルなイメージが必要ですが、視覚的なデザイン制作に入る前に、その根幹となるコンセプトイメージをはっきりさせることで、その後様々なメディアで展開されるビジュアルイメージをぶれずに表現することができます。

新しく開店するパティスリーのグラフィックデザインを制作するにあたり、まずはデザイン制作のためにイメージを統一するキャッチフレーズを考えました。

教室には学生さん達が考えたキャッチフレーズが壁一杯に貼られ、みんなで分析。

ワイワイ、ガヤガヤとおしゃべりしながら、一見脱線しているようですが、目の前のキャッチフレーズから受ける素直な感想もとても大切。










広告で使用するキャッチコピーではないので、カッコいいことよりも明解でしっかり意味が伝わり、イメージできる世界観が表現できていることが重要。

客観的に分析できるよう、みんなで投票しながらさらにブラッシュアップを進めました。

キャッチフレーズができたら、そのイメージを大切にして、いよいよビジュアル展開していきます。

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