「キブシ」の花です。
桜に似た葉形の新芽が出始めた枝からブドウの房のように下に垂れ下がって咲く小花で、実からは黒い染料を採ります。
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この染料は「フシ(五倍子)」というヌルデの木に出来るコブから採るタンニン系の染料の代用だそうで、そこから「キブシ(木五倍子)」と名付けられたそうです。
別名「キフジ」とも言われるので、黄藤(キフジ)がなまってキブシかと思っていましたが、こちらも「木藤」と表記するので黄色いからではないようでした。
ピンクがかった花を咲かせることもあるようです。
足下には自生しているワサビの花が咲いていました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiR-R5qkSicVs0XfQW-J1uW5-C4rLKwy_qpSpsg0JZUnx5YPV_se3BA3790IkrKz7cmsLxoxZkJ30q-R4rDDKvel7O75v5syS0s6Mr7Bq_ermaSiwrNAaZv7hJDPKwIdKayXDDaXit6vuw/s320/%25E3%2583%25AF%25E3%2582%25B5%25E3%2583%2593.jpg)
山で出会う花々にもいろんな色がありますが、ヤマザクラにも見られるような薄い黄緑色がかった白い花が素朴な上品さがあっていいですね。
山では霞がかかりやすいので明るい曇りの状態でしたが、室内撮影と違って屋外の自然写真では晴れてしまうと本当に強い影ができてハイライトは白飛びしてしまうので、かえって光が回り込んで優しい影になり写真向きの天候でした。
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