山梨県の北西部にある北杜市というところに行ってきました。
八ヶ岳連峰や南アルプスに囲まれ、清里などの高原リゾートも多い地域です。
この北杜市の長坂にある清春芸術村には谷口吉生が設計した清春白樺美術館やルオー記念館などの他、2006年には藤森照信の茶室<徹>などが建てられかなりマニアックな場所ですが、さらにこの4月にスペインの現代美術を代表する作家アントニ・クラーベの作品を展示するための「光の美術館 CLAVE GALERIE(クラーベ ギャルリー)」が誕生しました。
この美術館は安藤忠雄の設計で、RC造2階建て吹き抜けの小さな直方体です。
一方の角と天井の一部や壁面などに、紫外線を遮断する特殊な採光用ガラスのはまった窓やスリットがあり、館内に取り入れた自然光だけで作品を鑑賞するという、ユニークなコンセプトの美術館です。
自然光だけで鑑賞するのですから、天候や季節で明るさや光の表情は変化し続けます。
訪れた時は曇りでしたが、館内に強い日差しが差し込むような天候でもぜひ行ってみたいと思っています。
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