2011年5月31日火曜日

白と黒の

映画「ブラック・スワン」を観ました。

















はじめから終わりまで緊張のシーンの連続なので、体力的には疲れましたが、前評判通り見応えのある映画でした。

ネタばれしない程度の感想ですが見所は踊りながら黒鳥に変化するシーン。

予告編にも登場するシーンですが、この羽根の生えた衣装デザインは面白いですね。

腕の表情が出にくいのでバレエとしてはダメなのでしょうが、造形的にはとても良いと思います。

舞台の世界に疎いのと、観客席からでなく映画だから余計に感じるのかも知れませんが、もう少しバレエの舞台のシーンでのセットはなんとかならないのか?という印象も。

そのせいかバレエの舞台よりも練習スタジオの色味のない無機質な感じがとても好きだと思いました。

全編緊張しまくりだったせいか、エンドロールの静かな映像がとても美しく印象的でした。


2011年5月30日月曜日

見送りでもいい

デザイン学校の先週の授業ではル・コルビュジエに触れたばかりでしたが、翌日の新聞に「コルビュジエまた見送り」の見出しで記事が掲載されていました。

ここ数年湧いているコルビュジエ建築の世界遺産登録関連の記事で、「国立西洋美術館を世界遺産に」のスローガンで打ち出されているので、西洋美術館だけの話と思っている人も多いようですが、フランス政府とル・コルビュジエ財団が中心となって、各国に散らばる代表的なコルビュジエ建築を一括してユネスコ世界遺産リストに登録させようという活動の一環です。

2008年に国立西洋美術館を含んだ6カ国22の物件が「ル・コルビュジエの建築と都市計画」として世界遺産に推薦され、2009年の第33回世界遺産委員会では「情報照会(世界遺産としての価値は認められるが登録には追加情報提出と再審議が必要)」決議となり登録は見送られました。

今回は物件の再検討が行われ、物件を19件に変更してのリベンジでしたが、ユネスコの諮問機関であるイコモスが世界遺産リストへの不記載を勧告したため推薦とりやめが検討されているとのことです。

どうもこの流れを見ていると、各国の物件をまとめているために、かえって遺産登録の意義が薄れているように思えてなりませんが、専門家の方々はどのように感じていらっしゃるのでしょうね。

世界遺産に登録されてもされなくても国立西洋美術館の基本設計をル・コルビュジエが行ったこと、ル・コルビュジエによって日本の近代建築が大きな影響を受けたこと自体は何も変わりませんので、今後も静閑していきたいと思います。

国立西洋美術館はル・コルビュジエ設計の本館は420円で入場できますし、所蔵作品を含み、館内は写真撮影ができますので、学生さんにはぜひゆっくり見て欲しいと思います。

企画展「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展は6/12まで開催され、企画展の入場券で常設展も観覧可。

2011年5月29日日曜日

発想のスゴさ

新聞の全面広告でサントリーホールが今年25周年を迎えることを知り、そういえば「」のマークはサントリーホールのマークだったことを改めて思い出しました。














このマークは1986年のホールのオープンに合わせ、「世界一美しい響きを目指す」というコンセプトを表す「響」の文字がデザインされたもの。

サントリーホールのマークとしてデザインされた「響」マークですが、1990年には企業の「人と自然と響き会う」というコーポレートメッセージとともに企業ロゴにも採用され、2005年の「水と生きる」のコーポレートメッセージに合わせて企業ロゴが現在の「SUNTORY」に変わるまで15年間使用されました。

サントリーホールの2007年のリニューアルオープンの際のニュースリリースでは、『「世界一美しい響き」のホールを目指していく意思をこめて、今後もこの「響」という文字をデザイン化してつくられたロゴを継承していきます』と発表していますので、このマークはこれからも続いていくのでしょう。(一部をニュースリリースより引用)
完成度の高いマークですからずっと残して欲しいものです。

さて、ホール正面にある金色のオブジェ

シンメトリーな形態である「響」マークを回転体にしたものがモチーフで、半分に切れた設置面がほぼ「響」のロゴになっています。

オープン当時は有名な話でしたが、今ではあまり知られていないようですね。
マークというシンボリックなものをただ掲げるだけでなく、ホール玄関前のオブジェとして用いる発想がスゴイです。

玄関前の金色オブジェ。
大ホールは舞台後方にも客席があるヴィンヤード型。











さらにこのマークのスゴイところは、「」の文字とそれ以前にサントリーが使用していた西洋風の「紋章マーク」をブレンドする発想から生まれているところ。

デザイナーである五十嵐威暢氏(現多摩美術大学学長)が、その形態の変化をJAGDA発行の「VISUAL DESIGN 2 Typography & Symbol Mark」にも掲載しています。

様々なデザインの発想がある中で、2つの要素をブレンドしながら新しい形態を創りだす様がとても良く理解できる例ですね。

2011年5月28日土曜日

気になる展覧会

展覧会レビューはいつも会期終了間際になってしまい怒られてしまうので、まだ見ていませんが気になる展覧会を先に紹介しようと思います。

西武池袋別館2階の西武ギャラリーで5月26日(木)から開催中の「廣村 正彰 展 ジュングリン-意識が動く映像」展です。

ジュングリンとは「順繰り」+「ing」の造語だそうで、繰り返される毎日の情報からふと意識する瞬間—日常でのちょっとした気づきの瞬間を発見する映像の展覧会です。

デザインの学習で重要な「気づき」とどこまで関連付けられるかわかりませんが、「日常・時間の流れ・意識」といったキーワードがとても興味深いのでぜひ行ってみたいと思っています。

それにしても西武池袋別館と言えば、以前はセゾン美術館があった場所。
美術館閉館後は北欧雑貨の「ILLUMS(イルムス)」になって、その後無印良品になったと思っていたのですが、いつのまにか「西武ギャラリー」などができていたのですね。

公式サイトがないので催事場程度のスペースなのかもしれませんが、今後も楽しい企画に期待です。
YouTubeに公式紹介動画が投稿されていました。






2011年5月27日金曜日

食欲と免疫に

独特の強い香りがある野菜は、栄養価だけでなく食欲増進にも効果があるので、なんとなく体調がすぐれない時などににもメニューに入れたいです。

薬味として少量使われることが多いネギパクチーを、たっぷり摂れるサラダにしました。

長ネギは青い葉にβカロテンが多く、白い茎にはビタミンCが多く含まれ、香り成分の硫化アリル疲労回復消化吸収促進血液浄化に効果があるほか、免疫力を高める効果もあります。

また東南アジアではほとんどのメニューに入っているパクチーは、解毒抗菌殺菌作用が高く食中毒などが気になるこれからの時期には特におススメの食材ですね。

そのままでもいいのですが、半熟のゆで卵と一緒にするとコクがあってさらに美味しくなります。

塩豚のあぶりなどシンプルな焼きものに添えるとアクセントになり、ビタミンB1の吸収力もアップして効果的です。

緑と白とオレンジが映えるように、器の青はコバルトの鮮やかなものよりも呉須の深みのある渋めの色がいいですね。

熱したごま油にニンニクの香りをうつしたら、酢、醤油、オイスターソースに合わせ、千切りの長ネギとパクチーに回しかけ、ブラックペッパーを振ります。

2011年5月26日木曜日

シンメトリー

先日、突然思い立って神代植物公園に行って来ました。

やたら混んでると思ったら、目玉でもある「バラ園」のバラが満開で「バラウィーク」の真っ最中。

この時期に行ったことがなかったのでこの人混みは初めての光景でした。
バラは人気なのですね。

どちらかというと豪華なバラよりもクラシカルなオールドローズや野生っぽいのが好きなので、バラ園はそこそこに園内を散策して過ごしました。

温室内で咲いていた薄紫の蝶のような花は「ブルー・バタフライ・ブッシュ」というアフリカ原産の花で、林で見つけた白い花は「ハルユキノシタ」という日本原産の花。
(ユキノシタは花弁の斑点模様が黄色ではなく濃いピンク)

どちらもシンメトリーな花の形がとてもキレイです。

アンバランスな要素を持ちながらも緊張感のあるとても美しい形態に出会うと、昔からデザインの造形の多くが自然界の形態をモチーフにを制作されてきたことに納得できます。

コンパクトカメラの広角マクロで撮影していますが、もう少し背景をシンプルにしたいところ。
気軽さを取るか、クオリティをとるか迷い所です。

2011年5月25日水曜日

写真ゼミ/その1

デザイン学校の研究生を対象とした写真ゼミが月1回で開講しました。

初回の昨日はカメラ概論として、参加学生が持ち込んだ写真をもとに技法の話からスタート。

まずはどんな写真を撮りたいか、どんな写真にしたいかのイメージを持つことが大事。

撮った写真を客観的に見て「もっとココはこうしたい」と思えれば、そのために何をすればいいのか?が考察できます。
そして気軽に写真を撮ることがごく日常ななかで、じっくり考えながらカメラを操作することも大事。

ゼミでは馴染みのない中判のフィルムカメラポラロイドパックを付けて友人撮影を行いました。

撮影位置を決め三脚を移動し、構図を決めながらまた移動し、構図が決まったらピントを合わせて、ポラパックをセットして遮光板を抜いて、シャッターを押したら、ポラの遮光板を戻してポラを引き、90秒待って剥がすと完成。

このまどろっこしいほどの操作手順の中で、写真を撮ることへの意識が変わっていくのではないかと期待しています。

中判カメラのファインダーガラスに映る像を見て、「デジタルカメラじゃないのにデジタルみたい」と言っていた感想が面白くて新鮮でした。

はじめて触るカメラが楽しかったようなので、次回以降もデジタルと併用しながら使っていきましょう。

ゼミでは使用しませんでしたが、可変型一眼レフポラロイドカメラとして、プロにも人気のSX-70の後継機として1982年に発売されたSLR680。
左下は専用セルフタイマーレリーズ。マニアックなパーツです。






















デジタルカメラが主流の現在はポラロイドはあまり使用されませんが、単純に映像表現のひとつとしてもとても面白いメディアです。
ポラロイド写真だけの写真も数多く出版されています。
有名なものはポラロイド社のコレクションブック。
世界の有名なフォトグラファーの作品も掲載されています。




次回からはテーマを決めて撮影演習。
アクセサリーのマクロ撮影を行います。
照明等のセットが大掛かりになりそうな予感。

2011年5月24日火曜日

写真とメディア

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」展に行って来ました。
(6/26まで)
金沢21世紀美術館からの巡回展です。

一人の写真家の個展としては広い会場で、8つのシリーズに分けられた展示となっています。

展覧会の感想は人それぞれでしょうが、会場のいちばん最初に展示されているシリーズで展覧会のフライヤーにも使われている「Tokyo and My Daughter」がとても好きでした。

写真展の写真作品と言えば、大きなプリントで、ピントがバッチリ合っていて、光がとても美しくて・・・というイメージを持つ人も多いと思いますが、ブレた写真、ボケた写真が多いとか、写真の大きさがバラバラだったり、構成順が時間軸とは関係なかったりなど、組み写真としての面白さが十分に出ていました。

金沢21世紀美術館での展示では、これまでのマガジンワークを再撮影し一冊に再構成した「re-construction」を手に取って鑑賞するために、繭のような仮設ブースがSANAAによって作られたそうですが、今回のオペラシティアートギャラリーでは普通に仕切られたブースでしたので少しだけ残念でした。

同じ写真であっても、雑誌や広告などの印刷物で表現する場合と、プリントや投影などで空間と共に表現する場合によって、見せる側の意図や見る側の気持ちは大きく異なるものだということを感じた展覧会でした。

2011年5月23日月曜日

パンダも変わった

絶滅のおそれのある野生生物を救う活動をすることを目的に組織されたWWFは、今では世界約100カ国で温暖化を含めた多様な環境問題への取り組みを行う環境保全団体となり、今年設立50周年を迎えます。

1961年の設立からWWFのシンボルである「パンダマーク」も、この長い年月の間にデザインが変わっています。

先日、目白の切手博物館でたまたま手に入れた「WWF」マークの入った切手セットには、1974年制定のマークが入ったものから、1986年制定のマーク、2000年制定のマークと3世代のマークの切手がありました。

1974年制定のマークは存在自体はサイトで知っていたのですが、実際の使用例を見るのは初めてで、いまの感覚で見ると、手描きの味が思い切り残っていて、ゆるい表現が魅力な反面、マークのデザインとしては、もう少し何とかならなかったのか?と思ってしまいます。

1つの団体や組織がシンボルとするマークが、その時代に合わせて変化するものなのだということがわかる貴重な資料です。

(左)WWFの切手セット
(右)マークの変遷が分る切手のアップ。
中央上の1974年制定版はマークにはじめてWWFの文字が併記されたバージョン。右の1986年制定版はパンダマークが現代的にリデザインされ、手描き風のイメージが無くなります。
左の2000年制定版はWWFのフォントがベーシックな固めのローマン体からゆったりとしたボディのデザインへ変化しています。

2011年5月22日日曜日

まずは意識から

5/22は「国際生物多様性の日」。

地球上の生物は互いに刺激しあいながら生息しているので、私達ヒトの生活も想像以上に多様な生物との関連があり、一種だけでは生きて行くことが出来ず、その関係は複雑なものです。

この関係性を生物多様性と言い、地球上の失われつつある生物多様性の問題に関して国際的に取り組む条約である「生物多様性条約」が締結された日を祝うため国連が制定したのが「国際生物多様性の日」です。

この記念日を象徴するために、減少し続けている熱帯林の保護意識につながる植樹を行うイベントが世界各国で開催されます。

環境問題でもよく言われることですが、はじめは個人のほんの身近な意識活動から変わって行きます。

まずは意識をしっかり持つ事。

何が地球で起こっていて、その事は遠く離れた日本でも関連することなのだということを知って、何かしないとダメなんじゃないかと感じることが必要なんですね。

直接植樹をしなくても地球上の多様な生物が関わり合って生きていることを感じていきたいですね。

植樹ではないですが、アボカドを食べると立派な種を捨てるのがなんとなく気になって、つい水に浸けて発芽を試みてしまいます。

発芽したものは鉢に植え替えベランダ園芸で育てているのですが、何代目かのアボカドが青々とした葉っぱを茂らせています。

2011年5月21日土曜日

冷静に判断

デザイン学校のブランディング課題の続きです。

キャッチフレーズのイメージからブレないようにしながらショップのネーミングを考え、ショップの顔となるロゴを制作。

今日の授業では考え抜いた30案の提出が課せられています

前回のキャッチフレーズの時のようにところ狭しと壁に貼り出され、条件を変えながら人気投票を行いました。

投票の1回目は単純に見た目判断。

同じ教室で勉強しているクラスメイトの作品ですから、ある程度の情報はインプットされていても、キャッシフレーズの細かいニュアンスまではわからない状態。

当然ながら投票は「マークとして見やすい」とか「この雰囲気は好き」とかかなり主観的な視点となります。

そして2回目は、それぞれのショップのコンセプトとなるキャッチフレーズをロゴ案の近くに掲示しての投票。

コンセプトのイメージが伝わるか?とかマークとしてのインパクトはあるか?などの判断が加わっていきます。








クラスメイトとはいえ、自分のデザイン案に関して、「」という数値が見えるので緊張の一瞬ですが、まだまだブランディングの最終的なデザインはこれからなので、今の票の多さは「良い悪い」とは全く関係ありません。

この結果を冷静に分析して、自分の案の問題点や思ってもいなかった良い反応などを、最終的なデザインにどう生かすかがポイントです。

次週からは本格的にビジュアルイメージとしてのブランド構築になります。

この投票結果がどのように作品制作に生かしていけるのかが楽しみですね。

2011年5月20日金曜日

そして新紋章

4/29のロイヤルウェディングを前にデザインされたミドルトン家の紋章

プリンセス・キャサリンとなって、ウィリアム王子の紋章を掛け合わせた、新しい紋章が与えられました。













結婚前のウィリアム王子(左)とケイトさん(右)の紋章が、こうなりました。

















盾の中の意匠は予想通りでしたが、盾を支えるサポーターはそのままでした。
新しいモチーフを期待していたのですけど。

家を表す紋章としては日本の家紋も同じようなものですが、意匠が合わさって新しい意匠になるというのが、とても面白いですね。

2011年5月19日木曜日

中国の黒

身体を構成する重要な働きをするアミノ酸を含むことで身体に良いとされる「」。

薄めて飲むと身体にいいという話も良く聞きますが、胃への負担もあるそうなので、なかなか飲むのは習慣になりづらいですから日常の食事に取り入れる方が摂取しやすいですよね。

酢の中でも熟成期間が長くアミノ酸の含有率が高く健康効果が期待できる「黒酢」は、米を主原料にした日本のものより、もち米と麦胚芽を主原料にした中国のものの方がよりアミノ酸の含有率が高い上、香酢ともよばれ独特の香りと風味が炒め物にもとてもよく合います。

中国黒酢の中でも品質が良いとされる「鎮江香酢」を使ってシンプルな炒め物を作りました。

<ピーマンとモヤシの黒酢炒め>
ピーマンは細切りにしてモヤシと少量の油で炒めます。
黒酢に塩、コショウだけのシンプルな味付けですが、抜群に美味しい。























2011年5月18日水曜日

蓋をあける瞬間もいい

暑かったり寒かったり、梅雨入り?かと思えばすごく乾燥したりと天候気候が不純で、体調もなんだか崩し気味なこの時期。

食欲増進や血行促進のデトックス効果の高いショウガがおススメです。

ショウガというと絞り汁でショウガ湯を作ったり、すり下ろしてジンジャーチャイとか、身体を温める冬の食材というイメージや、繊維質で薬味などに少量使うイメージが強いですが、これから初夏の時期は根が固くなっていない新ショウガが出回るのでメインの食材として使える楽しみな時期です。

GW後の出始めの頃はまだまだ小さかったのですが、最近は大きく瑞々しいものがたくさん店頭に並ぶようになりました。

繊維も柔らかくそのまま刻んで食べて美味しい新ショウガをたくさん使ったショウガご飯を炊きました。

炊きあがりの香りも楽しみたいので、鉄鍋で炊いてそのまま蒸らし、そのまま食卓へ。

蓋を取って立ち上る湯気の香りもごちそうです。


米2合に新生姜は1パック程度。
(これでもか!というくらい入れるととっても美味しい)
酒、醤油、塩を少々。
刻んだ油揚げ1枚。
昆布ひとかけら。
ごま油も少々加え、鉄鍋で炊き上げました。

2011年5月17日火曜日

とても危険な地帯

昼間に時間の余裕があったので、目白にある「切手の博物館」に行ってきました。

世界的な切手コレクターの個人コレクションをもとにした財団法人で、小さなスペースですが見ごたえ十分。

展示スペースは3ヵ月ごとにテーマの変わる企画展が開催され、現在は「薔薇の切手 香りのイメージ」展が開催中でした。(6/30まで)

数ある切手の中で「薔薇の花」の切手はあまり持っていませんが、切手に「香り」をつける特殊印刷は面白いですよね。

子供の頃シールにもありました。

切手の魅力は図柄の楽しさだけでなく、印刷物としても他の小さな印刷物にはない緻密さがとても魅力的です。

この博物館は展示だけでなく、無料スペースにある「世界の切手ショウルーム」も見ごたえあり。

どの切手も購入できるので、ちょっと危険な地域です。

明日5/18は国際博物館会議(ICOM)が1977年に制定した国際博物館記念日

日本博物館協会を主体として2002年から参加しているので、美術館・科学館・動植物園・水族館等の多くが常設展等の入場料を無料にしています。

切手の博物館も明日5/18は200円の入場料が無料だそうです。

2011年5月16日月曜日

白いおかず

豆腐が健康にいいことはわかっていても毎日冷や奴というわけにもいきませんし、変わり奴も以外と手間がかかるもの。

からだに優しい豆腐をもっと優しくしてくれるのが豆乳煮

弱火の火加減でゆっくり暖めていきます。
味付けは塩と山椒だけ。
火加減以外は何も気を使わないのでとても簡単です。

他の食材を入れた豆乳鍋にはないシンプルな調理なので、じっくりと身体に染み渡る美味しさです。

せっかく真っ白な料理なので、白が映えるように色付きで厚みのある器で柔らかい白さを引き立たせてみました。
小ネギの緑や山椒の濃い色が白さに際だちます。

全体の1/4量程度の水を加え、ぐつぐつと沸騰させない程度の弱火でゆっくり暖めていきます。 味付けは塩と山椒だけ。 味の良い塩があれば食べる直前に塩を振った方が素材の味が際立ちますが、はじめに塩を入れる際は湯葉ができる前に塩をして整えておいた方がベスト。

2011年5月15日日曜日

小鳥と暮らす人々

5/16までの愛鳥週間

関連のイベントで最も多いのが各地で行われる巣箱作りですが、実はこの時期にはすでに野鳥の繁殖期も佳境となっていますので、本当はもっと早い時期に巣箱をかけたいところ。

軒先などに比較的早い時期に巣を作って繁殖に入ったツバメはそろそろ巣立ちを迎え始めます。

とはいえ、まだまだ野鳥が隠れられる場所は街中には不足していますし、何よりも自然を身近に感じられますから巣箱が増えるといいですね。

世界中の巣箱(バードハウス)を紹介しているステキな本があります。

このシリーズはINAXギャラリーで開催される展覧会に合わせてINAX出版が発行するものですが、屋根の形や鳥の住まいとしてのスケールなどの話もあってINAXらしい編集となっているところも楽しめます。(展覧会は2007年に開催されました)

「バードハウス—小鳥を呼ぶ家」より
オランダのアムステルダムにある古い建物。
この建物には1999年から2006年までバードハウスが設置されていたそうですが、他にもこのような建物は多いそうです。
街全体が普通に小鳥を受け入れていることがすごい。
















2011年5月14日土曜日

認証マーク

4月29日の英国ロイヤルウェディングの式典で列席者1900人に配布されたプログラムは全28ページ。

このプログラムにFSC認証紙が使用されていたというニュースがはいりました。

FSCはForest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称で、製品加工するための木材の資源となる森林と、切り出された木材の流通・加工を認証する国際機関です。

森林保全は自然環境の維持だけでなく、持続的に森林を利用していくためにも重要なこと。

製品を選ぶ時になかなかマークを見る事はないかも知れませんが、実は重要なメッセージが込められています。

このFSCのマークの付いた製品を選ぶことで間接的な森林保全に協力できるのですから意識したいですね。

たまたま最近kitaCafeにきたキュボロ社(cuboro:スイス)の制作している玉の塔にもFSCのマークがついていました。

玉の塔というおもちゃはビー玉などの小さい玉を転がして遊ぶおもちゃの総称で、玉が低いところへ転がっていくだけの単純な機構ですがとても楽しいおもちゃです。

















cuboroの玉の塔はパーツが全て5cm角の立方体で、いろんな面にレールが刻まれたり、トンネルが彫ってあったりするので、自分で積み木を積み上げてコースを作れる優れもの。

「FSC」のマークがパッケージにはプリントで、パーツの1つには焼き印でしっかり表示されています。

2011年5月13日金曜日

デザインのもと

デザイン学校の2年生の授業では「ビジュアルコミュニケーション」という科目を担当、グラフィックデザインを制作する上で必要な、視覚的な情報伝達を考える授業です。

今年度のスタート課題は「ブランディング」。

競合商品の中から自社製品を選んでもらうためには、統一されたオリジナルなイメージが必要ですが、視覚的なデザイン制作に入る前に、その根幹となるコンセプトイメージをはっきりさせることで、その後様々なメディアで展開されるビジュアルイメージをぶれずに表現することができます。

新しく開店するパティスリーのグラフィックデザインを制作するにあたり、まずはデザイン制作のためにイメージを統一するキャッチフレーズを考えました。

教室には学生さん達が考えたキャッチフレーズが壁一杯に貼られ、みんなで分析。

ワイワイ、ガヤガヤとおしゃべりしながら、一見脱線しているようですが、目の前のキャッチフレーズから受ける素直な感想もとても大切。










広告で使用するキャッチコピーではないので、カッコいいことよりも明解でしっかり意味が伝わり、イメージできる世界観が表現できていることが重要。

客観的に分析できるよう、みんなで投票しながらさらにブラッシュアップを進めました。

キャッチフレーズができたら、そのイメージを大切にして、いよいよビジュアル展開していきます。

2011年5月12日木曜日

縁側がないけれど

カレイの仲間ではかなり大型の部類に入るカラスガレイ
他のカレイに比べ体型は細身ですが、体長は最大で1.2mというのですから海で泳ぐ姿を想像すると壮観です。

北方の海域のトロール船で捕獲されすぐ加工、急速冷凍され、大きな縁側が「(ヒラメの?)縁側」として出回るため、縁側のない切り身として流通するのがほとんどというのですから、高級魚のイメージが強いカレイの仲間ではかなり特殊です。

とてもやわらかくそのまま加熱すると身やせするので、煮付けにしてみました。

脂がのっていて味もいい上、厚みもあるので味噌漬け焼きでもよさそうですね。

切り身をザルにのせ熱湯をかけて霜降りにしたあと、水・醤油・酒・きび砂糖を混ぜ沸騰させた煮汁に投入し、時々煮汁を回し掛け火を通し、仕上げに小口切りの白ネギを投入して軽く加熱。
縁の上がった染付けの皿にショウガと共に盛りつけました。

2011年5月11日水曜日

バードウィーク

今年も愛鳥週間(バードウィーク)が始まりました。
5/10-16までですが、数日は天気が悪そうなので残念。なんとか週末からは晴れそうです。

世界的にはアメリカで1894年に実施された「バードデー」を起源に、日本では1947年の4月10日にバードデーが実施され、その後の1950年からは5月10日から16日までが愛鳥週間に改訂され毎年行われていますので長い歴史があります。

第50回の1996年には愛鳥週間記念切手も発行されました。
夏の間を日本で過ごす渡り鳥で、樹林帯で見る事のできる人気のキビタキの図柄です。


















丘陵地や山地でなくても、住宅地にも以外に野鳥は多く見られますので、愛鳥週間をきっかけに野鳥観察するのもいいですよね。

住宅地で見られる野鳥はスズメやヒヨドリ、カワラバトなどの他、集団で街路樹に集まっているムクドリや、日本で繁殖をするツバメ、道路に降りて尾を振る姿が可愛いハクセキレイなども多く見られます。

2011年5月10日火曜日

昆虫編

武蔵野の林なかにいる昆虫たちは小さい上に動くので、なかなか発見!とはいきませんが、それでも初夏を感じさせる昆虫に何種類か出会いました。

ブナ林に向う舗装された道。
両側に桜やカエデなどの樹々が多い事もあり、木陰も多い場所に突然コガネムシのような黒い物体が飛んで来て着地しました。
ゆっくり近づいてみるとなかなかカッコいいやつで、一瞬クワガタ類のメスかと錯覚しましたが、触角の形態がまったくちがうのでゴミムシ系?と判断。

図鑑で確認するとオオヒラタシデムシと判明。
クワガタやカブトムシと違い、肉食の甲虫です。


















林の中ではあまり目立った発見はありませんでしたが、建物の脇に咲き乱れるツツジにはクロアゲハが忙しく蜜を吸っていました。

夏を代表するような大型の蝶であるアゲハの中でも比較的大きい種類ですが、この時期の成虫は蛹で越冬した春型なので小型です。

アゲハチョウ同様に幼虫の食草は柑橘類。
ここ最近は街中ではあまり見かけなくなりましたね。

明るい草地に咲き乱れるヒメジオンの花には、飛翔力に優れるアオスジアゲハがやって来ました。

翅の青い帯は鱗粉がなく透明で光がキレイです。












アオスジアゲハは夏の水辺で集団で吸水することでも有名ですが、いまだ見たことがありません。

いつか出会いたい光景ですね。

2011年5月9日月曜日

植物菌類編

GWの最終日は見事に晴れ渡り初夏のような陽気でした。

武蔵野の面影を残す国立の一橋大学のキャンバスは市民に開放されているため、散歩気分で自然観察をしてきました。

ついこの間まで桜で賑わっていたあたりで、まず目につくのが黄緑の若芽と淡いピンクで賑やかなカエデ

桜の花びらが散ったときのような形をしているカエデの花はほとんど見た記憶がありませんが、花が散って実が成長するとその種子は独特な形と色で林を賑やかにします。

カエデの種子は自力で生息域を広げるために、風にのって種子を飛ばす翼果の仲間で、種子が木から落下する時に回転することで滞空時間が長くなり遠くへ運ばれますが、翼果の植物でも種子の形態は様々。

カエデは2つの翼を持っていて重心が片側に偏っているため、落下時に独特の回転が起き、他の翼果に比べ滞空時間が長くなっているそうです。
空気力学的な効率は飛行機やヘリコプター以上とも言われています。

黄緑と淡いピンクのコントラストがとてもキレイですね。




















明るく日が当たる熊笹の群生から林へ入る薄暗がりの足下にはヘビイチゴが咲いていました。

食用に栽培されているイチゴの原種は白い花をつけますが、コチラは黄色。

毒イチゴとも呼ばれますが無毒です。
ただし食べても美味しくないそうですが。













ブナ林の中に入ると足下にはキノコが生えていました。

キノコは秋のイメージが強いですが、種類毎にほぼ年間を通して生えるらしいです。

図鑑がないので何キノコかわかりませんが、落葉の地面から生えているシメジタイプやエノキタイプ、朽ち木の幹から扇を広げるキクラゲタイプなど種類は豊富でした。














キノコを見つけると食べられなくても嬉しいものです。

2011年5月8日日曜日

おめでとう!























デザイン学校の教え子である卒業生同士の結婚披露宴に招かれ出席してきました。
川越の氷川会館での結婚披露宴です。
同級生同士なので、当時の先生方をはじめ、友人達など懐かしい面々が多く、ちょっと同窓会のような雰囲気。

最近はあまり結婚式をしないカップルも多いそうですが、やはり幸せいっぱいの二人を囲んでの結婚披露宴は見ていてステキなものです。

式は川越氷川神社での神前式だったようですが、披露宴会場でも日本古来の結婚式に縁のある小物やエピソードの紹介もあり、なかなか風情のある良い披露宴でした。

日本の伝統的な造形は生活や慣習、風土、宗教などから生まれたものが多いですから、そのままを現代生活に生かす事はなかな難しい面も多くありますが、優れた造形も多く、何らかの形で継承していくことの大切さも感じました。

まだまだ若い二人ですが、末永くお幸せに。

披露宴でのウェディングケーキ。
ベースは段々なのでしょうが、表面がなめらかでなかなかカワイイデザインです。

2011年5月7日土曜日

山の花と色

山でカワイイ花木に出会いました。
「キブシ」の花です。

桜に似た葉形の新芽が出始めた枝からブドウの房のように下に垂れ下がって咲く小花で、実からは黒い染料を採ります。
















この染料は「フシ(五倍子)」というヌルデの木に出来るコブから採るタンニン系の染料の代用だそうで、そこから「キブシ(木五倍子)」と名付けられたそうです。

別名「キフジ」とも言われるので、黄藤(キフジ)がなまってキブシかと思っていましたが、こちらも「木藤」と表記するので黄色いからではないようでした。

ピンクがかった花を咲かせることもあるようです。

足下には自生しているワサビの花が咲いていました。
















山で出会う花々にもいろんな色がありますが、ヤマザクラにも見られるような薄い黄緑色がかった白い花が素朴な上品さがあっていいですね。

山では霞がかかりやすいので明るい曇りの状態でしたが、室内撮影と違って屋外の自然写真では晴れてしまうと本当に強い影ができてハイライトは白飛びしてしまうので、かえって光が回り込んで優しい影になり写真向きの天候でした。

2011年5月6日金曜日

自然な色

日増しに暖かくなって花々が咲き、蝶がひらひらと舞うのを目にすることが多くなりました。

kitaCafeのある国立は武蔵野の面影を残す自然がまだ残っている地域なので、都会に比べ生き物に出会う確立は高いはずなのですが、最近はごくありきたりのモンシロチョウでさえ、出会うと嬉しくなるほど生き物が減っていると感じます。

モンシロチョウ以上に日常的にあまり意識されない小さな蝶の代表であるシジミチョウ

小さいがために昆虫採集をする子ども達にもあまり見向きもされませんが、よく観察すると実はとても可愛くキレイで、その世界は魅力的です。

人家周辺の街中でも見る事の多い小さなシジミチョウのほとんどは「ヤマトシジミ」。

メスなどの個体によっては灰色がかったものもいますが、特に雄ではけっこう青味がかった藤色が濃く光り、とてもキレイな発色のものが多いです。

蝶の翅の色は翅の表面を覆っている鱗粉の色素によるものと、鱗粉の表面の形態によって特定の波長を反射するという構造的なものがあり、光の状態で複雑に変化します。

蝶の翅の鱗粉に見られるように、色は光との関係によって様々に変化し認識されますから、光の性質を知ることで色の効果を演出できることにもなります。

何より自然界では当たり前に行われていることがスゴイです。

2011年5月5日木曜日

再会

GWは新年度が落ち着き始めた頃でもあり、若いアーティスト達がそれぞれの方向性を模索しながら活発に活動を始める時期でもあります。

この3月にデザイン学校を卒業して研究生課程に進んだ学生が、後輩の2年生達と共に3日間だけの作品発表会を行いました。

会場は渋谷駅から15分ほどの閑静な住宅街にある道路に面した一室。
店舗改装の合間の空間をお借りしての展示会です。

たまたま会場に訪れた時には、同期の学生や後輩が訪ねて大賑わいでした。

たった3日間だけですが、多くの人に作品を見てもらう機会はとても大事な経験ですから、この経験を生かしてさらに大きく育って欲しいですね。

もうひとつ。

4年前の卒業生が、学生時代に作品展を行った思い出の地で再び作品展を開催しました。

卒業以来全く会っていなかったので、本人に会えることにも期待して人混みで賑わう吉祥寺へ。

卒業時と変わらない元気な姿と当時のままの優しい作品に再会することができました。

多くの学生が卒業していく中、学生当時の気持ちを持続して活動している姿に出会えることは、ほんとうに嬉しいことです。

吉祥寺のジブリ美術館の近くのギャラリー(Gallery/Cafe Terrace)で5/8まで開催しています。

2011年5月4日水曜日

やまやま

桜の季節が終わると日に日に新芽が伸び、緑が濃くなって行きます。

緑が増えて濃くなっていくのは春に花々が咲き乱れるのとはまた違った高揚感がありますね。

少し標高の高い山々では、今まさに若芽の時期。

山肌を覆う樹々に一斉に若芽が芽吹き、山全体がふわふわとした柔らかさに包まれます。

これから梅雨前までのしばらくは、花見ならぬ「若芽見」が楽しめそうです。





















樹々が芽吹くと虫たちも活発になり、その虫を食べるヒナのため鳥たちも忙しく飛び回ります。

新緑の山ではスズメよりやや小振りな「ヤマガラ」に出会いました。

2011年5月3日火曜日

採光

山梨県の北西部にある北杜市というところに行ってきました。

八ヶ岳連峰や南アルプスに囲まれ、清里などの高原リゾートも多い地域です。

この北杜市の長坂にある清春芸術村には谷口吉生が設計した清春白樺美術館ルオー記念館などの他、2006年には藤森照信茶室<徹>などが建てられかなりマニアックな場所ですが、さらにこの4月にスペインの現代美術を代表する作家アントニ・クラーベの作品を展示するための「光の美術館 CLAVE GALERIE(クラーベ ギャルリー)」が誕生しました。

この美術館は安藤忠雄の設計で、RC造2階建て吹き抜けの小さな直方体です。

一方の角と天井の一部や壁面などに、紫外線を遮断する特殊な採光用ガラスのはまった窓やスリットがあり、館内に取り入れた自然光だけで作品を鑑賞するという、ユニークなコンセプトの美術館です。

自然光だけで鑑賞するのですから、天候や季節で明るさや光の表情は変化し続けます。
訪れた時は曇りでしたが、館内に強い日差しが差し込むような天候でもぜひ行ってみたいと思っています。

2011年5月2日月曜日

さよなら画伯

多摩動物園で飼育されていたオランウータンモリーが4/30に老衰のため死んでしまったというニュースがありました。

飼育化のオランウータンとしては世界最高齢の59歳4ヶ月ですから大往生です。

絵を描くオランウータンとしても有名なモリーを偲んで、多摩動物公園ではオランウータン舎に献花台を設置したそうです。

多摩動物公園のオランウータン舎は樹上で暮らすオランウータンのために、2005年に世界最大級150mのスカイウォークを設置していますので、暖かい日中にはダイナミックな空中散歩が見られることもあります。

熱帯の森の中に生息する大型類人猿のオランウータンですが、生息地である森林の消失や違法な密猟により絶滅の危機にあります。

陽気がよくなって益々活発になったオランウータンを見に、動物園に行って自然や動物たちのことを考えるのもいいですね。

2011年5月1日日曜日

実験室

kitaCafeでは「外で出会った美味しそうなもの」はできるだけ真似てみるという「実験」のようなことを良くやります。

料理学校に通っている知人が「今日の成果」としてTwitterにアップした「肉の押し寿司」の写真があまりにもキレイで美味しそうだったので、さっそく実験。

実験なので写真の印象だけで勝手なレシピで作ります。

牛肉のしぐれ煮と大葉を酢飯で挟み、茹でた卵黄の裏ごしを乗せて、茹でて酢漬けにした海老を飾りました。

牛肉のしぐれ煮と酢飯ってけっこう合います。

無農薬栽培の夏みかんでつくった「陳皮」があったので、細かく刻んで酢飯に混ぜ込みました。噛み締めると爽やかな柑橘系の香りが広がります。

ちょっと「ひな祭りのちらし寿司」みたいですが、なかなか良いんでない?
押し寿司のバリエーションを増やしてみようと思いました。