2013年9月19日木曜日

色の狩人。

21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」を見てきました。(10/6まで)

自然界などの私たちの周囲に存在する現実の色を文字通りハンティングして、その色をはじまりとして創作活動を広げるという展覧会。

展示作品を見るだけでなく体験型の展示も多いのですが、やはり一番刺激的で魅力だったのは実際にカラーハントする行為の映像でした。
自然の中で絵の具を調合し紙片に塗りながら採集された色は、そこの風景を写した映像以上に空気感が感じられて不思議な感覚です。
展覧会ということで「作品」を見せる必要があるのでしょうが、「はじめに色があってこうなった」というコンセプトよりも「色遊び」が強くなり過ぎてしまったのが残念でした。
21_21 DESIGN SIGHTで開催されてきた他の展覧会でも作品のバリエーションによるコンセプトの弱まりは感じたことがあったので、会場が広いのでしょうか。
企画によってはデザイン常設コーナーを仕切ってもいいのかもしれませんね。

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