2010年12月5日日曜日

ミネラルその2

今回もミネラルのお話。

鉱物の美しさは、手を加えない自然の形態の強さにあると思っています。
ですから同じ鉱石でも宝石の美しさとは別物。

人工的な加工をしないで鑑賞する鉱物では石英(水晶)が有名ですが、石英の美しさとはまた違ったものすごい鉱物が「パイライト」。
和名では「黄鉄鉱」と呼ばれ、黄色味を帯びたメタリックな質感も魅力のひとつです。

20数年前の美大受験予備校に通っていた頃のトレーニングでおこなった「立体構成」そのままのような美しい形態が、自然の力だけで生まれています。
人のデザイン力ってなんなのでしょうね。考えさせられる問題です。

この形態は人為的に組み合わせたものではなく、まったく自然の結晶として生まれた形態です。
そのバランス感覚に脱帽です。

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