日本の主に東北地方の正月などに飾られる切り紙による飾り。
折った和紙に切り込みを入れて鯛などの魚や米俵などが網にかかる様子を切った網飾りや、切り込みを入れた和紙を折ったものを木や竹の串に挟んだ御幣など、どれもデフォルメされた造形がとても美しく、神々しい雰囲気を漂わせていました。
造形を見るだけでもとても楽しいのですが、それぞれに意味があるので、もっと詳しく知りたくなってしまいます。
2012年に平凡社のコロナブックスシリーズから発行された「東北の伝承切り紙: 神を宿し神を招く」が、ほぼこの展覧会の詳細カタログの役割となっています。
この本には飾り切りの詳細図もあるので、実際に切って見られるのもいいですね。
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