2013年2月28日木曜日

焼きものあわせ


10枚ごとに小分けして束ねて売る姿がポピュラーな大葉ですが、大袋などで大量に安売りしていると積極的に調理に使いたくなります。

他の野菜と比べてもβカロテン、ポリフェノールの含有が多い大葉は、実は生食よりも加熱調理の方が油との相性も良いので効果的。小分けする手間をかけず、どさっと大量に安売りして欲しいですね。

ちょっと小振りな大葉だったので、一口サイズの大葉巻きをたくさん作りました。焼き物には焼き締めの皿を合わせたのですが、色が暗くなりそうだったので付け合わせにカボチャを添えています。
<塩麹風味の鶏挽肉の大葉巻き焼き>
鶏挽肉にマイタケとネギのみじん切りを混ぜ、塩麹、味噌少々を加えて良く練る。広げた大葉で巻き、油を引いたフライパンで焼く。

2013年2月27日水曜日

人気の。

コピーライターの糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」「ちいさなレシピを1ダース。」という料理家のなかしましほさんが簡単なお菓子のレシピを紹介するコンテンツがあったのですが、第二弾の「かえってきたちいさなレシピを1ダース。」がはじまってすでに6回となっています。

先日のレシピは「ゆべし」
柚餅子と書くように柚子を使った餅菓子ですが、仙台ゆべしなどは柚子を用いずクルミが入っています。

その「クルミゆべし」が作れる?というのでやってみました。
電子レンジで加熱中、おどろくほど膨れ上がってドキドキしますが、失敗もなくしっかり出来上がりました。
自分で作れるといろいろアレンジできそうで嬉しいですね。
柚子や味噌を加えてもよさそうです。

料理家のなかしましほさんのお店「foodmood(フードムード)」は、kitaCafeのある国立にあって、ここのクッキーがとても美味しく利用していたのですが、ここ最近は人気が高まってしまって、クッキーボックスの予約販売のみとなって店頭販売をやめてしまったようでちょっと残念。
電話で予約して日にち指定で店頭に受取に行くというのがちょっと面倒で、疎遠になってしまいそう。
人気店の宿命なのでしょうか。
クッキーボックスは黄色い箱でとてもカワイイのですが。


なかしましほさんのクッキーレシピはこの本に詳しく載ってます。

2013年2月26日火曜日

New機材で

先週は府中芸術劇場ウィーンホールでコンサートの撮影のお手伝い。
リハーサルからべったり付いてライブ感溢れる写真撮影を行ないました。
日本国内の音響の良いコンサートホールとしてベスト3に数える専門家もいるほどの有名なホールです。
この日の演奏とは関係ありませんが、舞台には立派なパイプオルガンが設置されています。

この撮影は1年前から決まっていたのですが、訳あって数日前に撮影機材を一新。
画質と機動性を考えて昨年秋に発売されたNikonD600を選択しました。

D600はFXフォーマットで2400万画素。ひとつひとつの撮像素子が大きいため個々の画素取込む光量増えノイズの少ないクリアな高画質が期待できる上、本体のみでは760gとこのクラスでは最軽量なのもポイント。
どうしてもレンズが重くなるのでボディの軽量化はとても嬉しいです。

撮影当日は標準ズームと望遠ズームの2本。
クリップオンストロボも新調したので調子良くリハを撮影。
ところが急に望遠ズームのAF(オートフォーカス)が効かなくなりました。何故?接触不良?レンズを付け直したりしましたが改善せず、その後はMF(マニュアルフォーカス)で撮影。
もともとはMF世代ですし、日常的にも状況によってはAFではなくMFで撮ることもありますからあまり焦ることもありませんが、機材の不具合でというのは嫌なものです。

撮影は無事終了し、サービスセンターへ。
なんと本体のD600の不具合で即日入院となってしまいました。
撮影できないほどの不具合でなくて良かったのですが、毎回サブカメラを持参か?と本気で悩んでしまいます。


2013年2月25日月曜日

大きい缶詰

頂き物の「鯨肉の大和煮缶詰」が棚で眠っていました。
そのまま食べるのも何かな?と思いつつずーっと仕舞ってあったものです。

子どもの頃は鯨肉は牛肉や豚肉の代用品という時代で安価な肉だったはずですが、自分で肉の価格を意識するような頃にはすでに高価な肉に変わっていたと思います。
商業捕鯨の禁止などですっかり食卓からは消えた鯨肉ですが、一般的でない分まれに調査捕鯨の在庫がさばききれず安く出回るということもある様です。

クジラだけでなくクロマグロやウナギなど日本の食文化の中で重要な位置づけにある水産資源が危機的な状況の中、継続的な利用を国際的にしっかり取り組んで欲しいものですね。

いずれにしても貴重な鯨肉。ずっと取っておいても仕方ないのでとチンゲンサイと一緒に調理してみました。しっかりした肉質で噛み締める感じがとても懐かしいです。

味付けがしっかりしているので軽く炒めるような使い方もありだと思いました。
魚へんに京と書くクジラ。「…千、万、億、兆、京…」が由来で大きい魚を意味します。魚ではないですけどね。

2013年2月24日日曜日

メンテナンス

スキューバダイビングは水の中でも呼吸ができるようになっているところがスゴイのですが、そのために専用の器材がいろいろ必要です。
器材はダイビングショップでレンタルしたりもできるのですが、やっぱり自分にあったものの方が安心安全なので、マイギアとなるのですが当然ながらメンテナンスも大変。

もちろん機械的なものは専門家に任せますが、洗って乾かすというだけの器材でも、使う場所が海なだけに塩がやっかい。ザバザバ洗って干しておしまいという人も多いようですが、ある程度丁寧に洗えばそれだけ長持ちするので、ちょっと手間はかかりますがしっかり分解できるところは分解して洗浄します。

近視用のレンズをはめた水中マスクは、視力に合わせて片面ずつのレンズ交換ができる仕組みなので比較的簡単に分解できます。
レンズのストッパーパーツを外し、レンズと顔に密着させるシリコンパーツを外して細かく洗浄。

このマスクは、ダイビングを始める前のシュノーケル時代から15年使っていますがどこにも痛みがないのでまだまだ使えます。
素人にも手入が簡単にできるという作りもデザインの重要ポイントですね。
当たり前の事のようですが、身の回りのものには手入がしづらいものってけっこうたくさんあります。
生産コストや買い替え狙いなど理由は様々でしょうが、ユーザーの立場に経ったデザインが結局は指示されるのだと信じています。

2013年2月23日土曜日

アフターダイブ-3


旅行先では観光の他にも地元のスーパーマーケット巡りが楽しいですよね。特に食料品売り場は活気があって食文化の違いがはっきり現れるので見ているだけでも飽きないです。

フィリピンは南国なので果物が山盛り。中でもバナナマンゴーは山盛りで売られていて、すべて秤で重さを量ってもらって値札を付けてもらいます。
特にマンゴーはとても安いので持って帰りたいくらいですが海外への持ち出し、日本への持ち込みが禁止なので現地で食べ切る分だけ買いました。

ポピュラーでちょっと変わったものがドライフィッシュ

一見日本の干物のようでもありますが、どちらかというと煮干しなどに近いですかね。袋にパックされていて種類が豊富でした。多めの油で炒めるというか素揚げしてそのまま食べます。

朝食メニューで食べたことがありますが、その時のものはとても塩辛くてあまり美味しいものではありませんでした。
これだけ種類があれば好みのものもあるのかも知れませんが、情報が少ないので買ってまで試そうとは中々思いません。
パッケージのイラストはとてもカワイイので気になります。

2013年2月22日金曜日

水棲類の魅力


イタリア・ボローニャで開かれる世界最大の子どもの本の見本市「ボローニャ国際児童図書展」が開催する絵本コンクール「ボローニャ・ラガッツィ賞」

ラガッツィ賞の中で、第三世界での出版に対して贈られる「New Horizons部門」で2008年、2010年と最優秀賞を受賞しているインドのTARA BOOKSの本が2012年も優秀賞に選ばれています。
ハクジラのような絵が表紙の魅力的な「Waterlife」。3月にこの本を知ってから探し続けていましたが、ずっと品切れ状態で購入できずにいました。先月になってやっと海外業者経由でamazon入手できました。
手作業のによる丁寧な仕事で、シルクスクリーン独特のインクの発色が活かされた図柄でとてもきれいです。


2012年ラガッツイ賞優秀賞「WATERLIFE」


2010年ラガッツイ賞最優秀賞「DO!」


2008年ラガッツイ賞最優秀賞「The Night Life of Trees」









2013年2月21日木曜日

アフターダイブ-2

アフターダイブのボホール島観光で、ターシャ保護園に向う途中で立ち寄ったバクレイヨン教会(Baclayon Church)。1595年にスペイン人によって建てられたフィリピン最古の教会のひとつだそうです。
珊瑚を切り出した石組みの壁に木造の屋根、2階ほどの高さに空けられた窓は小さく色ガラスがはめられ、祭壇の天井にはフレスコ画が描かれ、外観では背の高い壁をささえるための重厚なバットレスがあるなど、初期ロマネスク様式の影響が強く感じられる教会です。

教会近くでは新しいリゾートホテルが建設中でした。
ちょうど完成イメージの海に向うプールと同じような角度で四角いコンクリートの水たまりが見えます。本当にこのイメージのようになるのでしょうか。完成した姿も見てみたいです。
フィリピンの足場は角材。中国の竹もスゴイですが、この木の足場は竹よりも折れそうでコワイ。同じような建築物でも建て方の違いがあって面白いです。
建築の専門家の視点だともっと色々見えてくるのでしょうね。


2013年2月20日水曜日

お城のミニベロ

ベロ(VELO)はフランス語で自転車のこと。
ミニベロは小さい自転車。日本ではホイール径の小さい自転車(小径車)の呼称として使われることが多いですね。

80年代後半にMTB(マウンテンバイク)が日本で流行したあと、90年代にはミニベロのフォールディングバイク(折りたたみ自転車)が流行。今では街乗りバイクの標準仕様にもなるほどミニベロは種類が増えました。

この小口径のバイク。
径が小さいということはジャイロ効果の影響もあって走行時の安定性やステアリング性が悪くなるそうですが、逆に軽量化や抵抗の軽減などの利点も多いそうです。
その利点を最大限に活かし、難点を克服した小径バイクの代表的な存在がアレックス・モールトン(Alex Moulton)

1962年に小径のモールトン・オリジナル・バイシクルが発売されてから大口径車に勝る数々のスピード記録を樹立し2000年代まで作り続けられた名車。
この自転車がなければ現代の小径車は違うものになっていたのではないかという専門家も多くいます。

Moultonバイクにはパシュレイ社(英)、ブリジストン社とのライセンスバージョンもありますが、AMシリーズは年間わずか数百台のみが英国ブラッドフォードのモールトン城の中にある工場で入念に手造リされています。

その名車の生みの親であるアレックス・モールトン博士が、昨年12月に92歳で亡くなりました。2011年の9月には90歳の誕生祝い(2010年春)で製作した記念モデルM-60が限定台数生産されるというニュースもあり、高齢でもまだまだ現役と思っていただけに残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。
1995年に購入したAlex Moulton AM-8には、お城で生まれた証であるエンブレムが付けられています。右は特徴的な後部サスペンション。
アレックス・モールトン博士の偉業を紹介する追悼番組が本日夜に放映されます。

追悼番組:
BS朝日/カーグラフィックTV「モールトン博士の思い出」
2/20(水)23:00-23:30

2013年2月19日火曜日

アフターダイブ-1

先日のダイビング。
アフターダイブでボホール島をほんの少しだけ観光しました。
目的はフィリピンメガネザル「ターシャ」を見ること。
メガネザルは原始的な霊長類で東南アジアに生息しますが、フィリピンメガネザルは尾を除く頭から胴の長さが11〜12.7cm、尾長21〜25cm、体重90〜120gで世界最小と言われています。

以前は島内に多く生息していたそうですが、乱獲や自然破壊で激減し絶滅が危惧されているため、自然の山林の一部を囲った適切な飼育方法での保護施設で比較的間近に見ることができます。

メガネザルは夜行性のため昼間はほとんど寝ていますが、ちょうど夕暮れ時に訪れたのでそろそろ活動がはじまる時間でした。

街から車で1時間ほどとそれなりに遠い場所ですが、何よりもターシャにストレスの掛からない環境でしっかり保護できることが第一ですね。日本では上野動物園にフィリピンメガネザルと少し大きいスラウェシメガネザルが飼育されています。

それなりに樹々の生い茂る山林内の夕方は写真撮影にはかなり暗い環境。かといってストロボはストレスを与えるので絶対禁止。最近のデジカメはISO感度を上げた時の粒子の荒れがかなり改善されているので助かります。
この写真は2006年発売のFUJI FinePix F30(ISO1600)で撮影。現在のコンデジの高感度低ノイズブームの火付け役となった機種です。実はカメラの外観デザインが気に入らないのですが、バッテリー消耗が信じられないほど少なくて使い勝手がいいので、現在でも現役で使い続けています。

2013年2月18日月曜日

可能にした理由


ギャラリー間で開催中の「ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展」に行ってきました。(3/23まで)

第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受賞した企画です。

震災にあった陸前高田に建てられた共同活動の家「みんなの家」の企画から建設までのプロセスの1年間を巡る展示ですが、展覧会サイトやフライヤーでは、ビジュアルとして見えて来るものは、数本の丸太が貫かれた小さな小屋のような建物ばかりで、何が「金獅子賞」として評価されたのかが今ひとつわからなかった展覧会。

実際に見てみるしかないと足を運びました。

会場には手のひらに乗るほどの小さなスタディ模型がぎっしりと並び、その一つ一つにコメントが付けられています。

最終的に完成した「みんなの家」の模型や施工VTRとこれらのスタディ模型を見ていると、ひとつの建築が持つ意味「スペースとしての建築。人が集う場所としての建築。」がひしひしと感じられ、「ここに、建築は、可能か」のタイトルの意味が理解できました。

空間系のデザインを学ぶ学生さん必見の展覧会です。

2013年2月17日日曜日

卒業&修了展


デザイン学校では今年度の締めくくりのイベントである卒業&修了制作展が2/15より開催中。
卒業年度生だけでなく1年生の成果も展示されていますので、デザイン系への進学を考えている方には、2年間の学習がトータルに感じられるおすすめの展示会です。

グラフィックデザイン専攻とインテリアデザイン専攻の2専攻合わせて4部屋での展示は、会場構成にも凝っていますので見所がたくさんあります。

昨年に引き続き秋に開催されたデザイン業界の最大イベントであるTokyo Designers Weekに出品し部門賞を獲得した作品「SHIRITORI CLOCK(しりとりクロック)」も会場に再現。好評です。


本日が最終日です。

Human Style 7
17日(日)11:00~17:00
総合学園ヒューマンアカデミー東京校
新宿区高田馬場4-4-2
JR「高田馬場」駅 戸山口より徒歩1分


2013年2月16日土曜日

骨格標本


昨年の銀座のクリスマスイルミネーションでは、BVLGARI(ブルガリ)のヘビのイルミネーションがちょっとステキで、このブログでも紹介しましたが、先日、たまたま銀座に行った際にBVLGARIの前を通ったところ、そこにはまだ撤去されていないイルミネーションの構造部材が残っていました。

一度に撤去しそうなものですが、部分的に残っているということは結構大変な「つくり」になっているのでしょうね。

もとのイルミネーションを知っているだけに、ヘビの骨格標本のようだと思いました。(頭側がある状態が見られなかったのは少しだけ残念です。)
昨年のクリスマスイルミネーション



2013年2月15日金曜日

ボホール島のダイビング-3

ダイビング旅行の最終日は大物狙いでバリカサグ島へ。
ボホール島から1時間ほどですが、カビラオ島よりも潮の流れがあるため、バラクーダやギンガメアジなどの大群が集まりやすいポイントで有名。
午前中2本では、流れもとても緩やかでアオウミガメはたくさん出会うものの大物は出できてくれません。

午後は今回のラストダイブ。
1本目と同じポイントから違う方向へ流していくものの、やはりカメ・カメ・カメ。中にはカメの甲羅にコバンザメがペアでついている個体も。

カメをひやかしながら、その後も基本的にマクロで流し、今回は大物はダメかなと諦めかけていたところ、

ついに出ました!
ギンガメアジの大群です。

体長は60〜70cmくらいでしょうか。
10〜12mくらいの浅い深度なため光も充分。名前の由来(銀紙鯵)の通り、銀色に輝く体表がとてもきれいです。
はじめはやや遠かったのですが、着底しているとどんとん群の塊が近づいてきました。
最後は囲まれながら通過。
写真を撮ってる場合ではないというくらいのステキな体験でした。

水中では出会える生き物が様々なのでマクロ(接写)撮影から大物のワイド(広角)までを網羅したいところですが、水中ではレンズ交換ができないため、なかなか両方に対応するのが難しく、水中写真のプロはマクロとワイドで機材を変えるのですが、レジャーダイブではなかなかそこまでできないのが悩みどころ。
今回の撮影で仕様した機材RICOH Caplio GX100は、すでに製造中止のモデルですがコンデジの中では比較的マクロに強く広角にも強いハイエンドクラス。

難点は感度を上げると画像の荒れが際立ってしまい感度が上げられないこと。少し離れた魚にはストロボ光を届かせるために感度を上げたいところですが・・・離れると浮遊物の障害もでるのでここは自然光でという対応でまあ何とか納得。

もう一点はバッテリーの消耗が早いこと。今回は1ダイブ45分くらいで水温も高かったので2本潜って予備バッテリーに替えればなんとか対応できましたが、もう1個用意するかどうか考えどころです。

それでもこの上の機材を狙うとなるとミラーレス一眼となってしまいますから、コストパフォーマンスも含めて総合的には中々優秀な機材だと思いました。しばらくはこの機材で技術を磨きます。

今から次のダイビングが楽しみです。

2013年2月14日木曜日

ボホール島のダイビング-2


フィリピンのダイビングスタイルは、細長い船体にアウトリガーのついたバンカーボートと呼ばれるボートダイブが主流。

船体は木製でアウトリガーは竹製。
手作り感満載のボートです。

滞在していたボホール島からバンカーボートで1時間ほどのカビラオ島でのダイビングは、島の周囲の浅瀬から落ち込むドロップオフ沿いに緩やかな流れに乗ってゆっくりダイブ。

小さい生き物がたくさん見られるマクロ天国でした。

水中では太陽光の可視光線の長波長(赤方向)の色が吸収されるため、青い世界となってしまいます。
そのため生き物の色を再現するにはストロボが必須ですが、カメラ内蔵のストロボではマクロ(近接)撮影時にレンズとストロボの距離が大きく影響し、光が構図の中心に当たらないということが起きますので、マクロ撮影ほど外部ストロボが必要になります。
モデリングランプを点灯させて被写体となる生物に光が当たる位置にストロボを向け直すなど、結構やることが多いので「写真撮影をしている感」は一番ありますね。
イソギンチャクに隠れるコロールアネモネシュリンプと茶色い毛に覆われたオランウータンクラブ。
エビカニ好きにはたまらない個体。

オニカサゴのアップ。目がとてもきれいです。(左)
トサカリュウグウウミウシのアップ。角(触角)の櫛目がとても不思議。サンゴの影に小さいカニが隠れています。(右上)
穴に隠れて頭だけを出し周囲を伺う姿がコミカルなカエルウオの仲間のセグメンティッドブレニー。(右下)

2013年2月13日水曜日

ボホール島のダイビング-1

フィリピンのボホール島ダイビングをしてきました。
前回の伊豆ダイビングから1年以上のブランク。

機材のセッティングからアシストまで全てスタッフがやってくれる「殿様ダイブ」で有名なフィリピン。重いタンクを運ぶことも背負って陸上で歩く(立つ)こともないお気楽ダイビングで、リハビリにはちょうどいい体に優しいダイビングでした。

きれいな海は各地にありますが、透明度が高くきれいすぎる海は=プランクトンがいないため魚もあまりいない。魚見たさにダイビングしているので、この界隈の魚影の濃さはとても魅力的。何度でも訪れたくなります。

平均水温は27℃。南国とは言ってもまだ一応は冬で、風に当たるとちょっと寒さを感じるくらいですが、真冬の日本から訪れると太陽の強い日差しががとても嬉しいです。

実は今回の写真は初使用のカメラ。
水中カメラメーカーのSEA&SEA 1GというRICOHのOEMのカメラを専用ハウジングで使っていたのですが、昨年、山で落としてしまって水中ハウジングだけが残っていたものを、OEMのRICOH Caplio GX100を購入してハウジングに収めて使用。
外観デザインがまったく同じ仕様のOEMだからできた裏技です。
パープルビューティの群。ここまでの大群はなかなかいません(左上)。頭が赤いトウアカクマノミは背中がハート模様(右上)。背びれが目みたいなカニハゼ(左下)。あごのとがったサンカクハゼ(右下)。

2013年2月12日火曜日

魚はニッポン!

連休を利用して久しぶりにダイビング目的でフィリピンボホール島へ行ってきました。(ダイビング報告はまた後日)

毎晩ダイブショップのスタッフと地元のフィリピン料理屋さんをはしご。何度も訪れている島ですが、これまでは年末年始だったため街のレストランは休暇中でホテル内しか知らず、今回初めての地元のレストランです。どこもとても美味しかったです。

ダイビング目的ですから当然ながら海が豊富な場所へ行っているので、海鮮天国かと思いがちですが、東南アジアは魚料理に比べ肉料理が圧倒的に多いです。

はっきりした理由はわかりませんが、大規模な漁で得られる魚は日本など海外に行ってしまうのではないでしょうか。地元の漁師さんはいますが、小舟(2人乗ったらいっぱいのボート)による漁がほとんどでした。魚は調理方法も単純で圧倒的に「揚げる」調理がダントツな気がします。魚はやっぱり日本ですね。(今度しっかり調べてみようと思います。)

肉料理が続いていたので久しぶりに魚をガッツリ食べたくなり、ブリと大根の黒酢炒めを作りました。

煮物でなくてもブリと大根はやはり相性がいいですね。
<ブリ大根黒酢炒め>
大根とエリンギはひと口大にカットし、あらかじめ茹でておく。ひと口大に切ったブリは片栗粉をはたいてフライパンで焼く。九分どおり火が入ったら大根、エリンギ、長芋を加え炒め合わせる。
黒酢、砂糖、酒、オイスターソース、鶏ガラスープ、片栗粉を合わせ回しかける。
片栗粉でとろみが付いたらコショウを振り、皿に盛って小ネギを散らす。


2013年2月11日月曜日

肩ロースの苦悩

豚の肩ロースの塊肉はいいものが見つかると、ちょっとした悩みのタネに。

塩をして5日ほどおく「塩豚」を作るか。醤油、砂糖などに漬け込んで焼き上げる「叉焼(チャーシュー:焼き豚)を作るか。

日本ではチャーシューと言えばラーメンなどに入る煮蓋ですが、中国ではチャーシューと言えば焼いたもの。

塩豚も叉焼もどちらも作り置きをするので、仕込みにかけられる時間で決まる事が多いですね。
漬け込み40分。焼きに表7分。裏7分。仕上げには蜂蜜を塗って2分焼くを3〜4回ですから1時間強はかかりますが、今回は叉焼を作りました。

ちょっと手間がかかるのですが、広東料理赤坂離宮の総料理長である譚彦彬さんのレシピは、家庭の魚焼きグリルで焼き上げるもので、直火なのでとてもジューシーで美味しい叉焼ができあがります。

<叉焼のつけだれ>
砂糖、醤油、塩、オイスターソース、芝麻醤、海鮮醤、五香粉、ショウガ汁

2013年2月10日日曜日

脳と視覚


武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「中ザワヒデキ展 脳で視るアート」を見てきました。(2/17まで)

中ザワヒデキ氏は医学部出身で眼科医局勤務経験を持つちょっと変わった経歴を持つ現代美術家。イラストレーターという印象も強いですね。

アートは視覚的情報に頼っている部分が大きい表現メディアなので「眼」との関係は確かに重要。さらに「眼」で捉えた光の情報を「脳」で処理することが「視る」という行為ですから、その脳に注目して視るということを考えたアートですから面白くないわけがないです。

作品は大きく5つに分かれ、それぞれにコンセプトが詳しく説明されていて、それぞれ感心。中でも「灰色絵画」と題されたシリーズは併置加法混色を脳で行なうというコンセプトでとても面白い作品でした。現代美術の表現ジャンルのひとつであるコンセプチュアルアートは観念的な側面ばかりが目立って作品として美しくない、面白くない(好き嫌いもありますが)といったものも多くありますが、中ザワヒデキ氏の作品は美しくて面白い。顔をしかめず素直に楽しめる展覧会です。

ところで展覧会の作品には、ひとつひとつにキャプションが付けられていて、タイトルの下に「○○美術館蔵」「個人蔵」など所蔵先が書かれていますが、今回の展覧会では珍しく個人蔵→個人名で表記。そこに知人のイラストレーターである「都築潤所蔵」の文字を見つけてびっくりしました。

2013年2月9日土曜日

西洋だけど。

日常的にキノコは常備していますが、野菜が高くなってくると人工栽培で価格が安定しているキノコがいつもより増えます。

2〜3種というのが定番ですが、珍しく4種も揃ったので一緒に煮込みました。

キノコの中では世界で生産量が一番多いマッシュルームは、西洋キノコと言われるくらいなのであまり和食では使われませんが、煮込んで美味しいキノコなので合わせてみました。何ごともやってみないとわからない。日々実験です。

マッシュルームはオイルと良く合うと思うので、ごま油をからめてから煮込んでいます。
マッシュルームがないと味気ないという感じではないですが、他のキノコの旨味と合わさって複雑になるので、あるのなら入れても美味しい。というくらい。
和製ハーブの大葉を加えてアクセントに。
傷みの早いキノコですからどんどん使ってみるといいですね。

<4種のキノコの味噌風味塩麹煮>
使ったキノコはエリンギ、シイタケ、ハナビラタケ、マッシュルーム。
鍋にキノコを入れごま油をからめたら、キノコの半量程度の水と塩麹を加えて煮込み、少量の味噌と醤油で味を整える。器に盛って千切りの大葉を乗せる。

2013年2月8日金曜日

どこかで。

昨年夏に環境省が国の特別天然記念物の「ニホンカワウソ」を「絶滅種」に指定したというニュースはこのブログでも書きましたが、その後愛媛県では目撃情報が相次いでいるそうです。

>>ニホンカワウソが絶滅種に指定されたときのブログ記事

絶滅したとされるクニマスの再発見の例もあるので生存説が盛り上がっているようですが、生息地や個体の大きさなどから見てもハクビシンやテンなどの見間違いなのでしょうね。

それでもどこかで。と期待してしまいます。

カワウソといえば、つぶらな瞳と扁平な顔、そして長い胴体と尻尾。俊敏な動きの割には手足が短く華奢な印象で、とてもユーモラスでかわいいフォルムですが、ぬいぐるみになると頭部や尻尾にくびれが入って、リス?のように違う動物になっているものを多く見ます。キャラクターとしてデザインされたものならともかく、もう少しもとの動物のフォルムの特徴を生かして欲しいですよね。
ドイツのケーセン社(KOESEN)のぬいぐるみは、自然の動物の特徴を媚びない表情で再現。その作りの良さで指示されています。

もとは平面の布からこれだけの表情がある立体を創りだすのですからスゴイ。デッサン力に基づくパーツ取りのセンスに感心します。




2013年2月7日木曜日

沖縄と中華


ここ近年kitaCafeでは豚バラのブロックといえば沖縄料理のラフテーばかりがメニューにのっていましたが、以前は豚バラブロックといえば八角(スターアニス)を効かせた中華風角煮が主流でした。

八角はトウシキミという植物の果実で中華香辛料の五香粉の主原料。「中華料理屋さん!」という感じの香り成分で、消炎、鎮静作用・冷え性緩和・消化促進作用・強壮作用・抗がん作用に効果があり、抗インフルエンザ剤「タミフル」の原料でもあるそうですが、そのままで食べてもインフルエンザには効果はないそうです。

肉屋さんでいい感じの豚バラブロックを見つけたので久しぶりに中華風角煮にしました。なぜか中華風角煮だと煮玉子をつけたくなります。
作り終えてから以前よく作っていたころはマッシュポテトを添えていたのを思い出しました。また今度作ろう。
<中華風角煮>
豚バラブロックは大きめに切り全面を軽く焼く。ネギの青いところと一緒に茹でこぼしてアクや臭みを取る。軽く洗って、鶏ガラスープ、紹興酒、醤油、砂糖、オイスターソース、八角で煮込み途中でニンジン、ゆで卵を加えてさらに煮込む。

2013年2月6日水曜日

一瞬間の美


銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中「こころの眼 L'Imaginaire d'apres nature アンリ カルティエ=ブレッソン写真展」に行ってきました。(2/10まで)

シャネル・ネクサス・ホールはOPENが12時から。以前11:00に行って失敗したので今回はしっかり12:00すぎに着くように調整。

平日のお昼休み時間のせいでしょうか。けっこうな人の入りでした。もう少し遅い方が良かったかもしれません。

さて、アンリ カルティエ=ブレッソン氏は、ロバート・キャパ氏、デヴィッド・シーモア氏らと写真家集団「マグナム・フォト」を設立したルポルタージュ写真界の巨匠ですが、写真の中に見られる完璧な構図と美しさが今なお多くのファンを魅了しています。

アンリ・カルティエ=ブレッソン氏の有名な言葉に「私は写真自体には興味はない。ただ現実の中の一瞬間を捕らえたいだけである。」というものがあります。たしかにカメラのファインダーを覗くと流れる時間が一瞬間の重なりに感じられ、その瞬間をとどめておきたいと感じる瞬間があります。写真同様に染みる言葉ですね。

2013年2月5日火曜日

現代彫刻の骨


六本木ヒルズのアート&デザインストア内にあるROPPONGI HILLS A/D GALLERYで開催中の「中村哲也展 フォルムズ」を見てきました。(2/11まで)

中村哲也氏は「スピード」をテーマとしたFRPの彫刻作品を制作している現代美術作家で、その作品は成田国際空港の第1ターミナル出発ロビーにも設置されていて、実は古くからの知人です。今回の展覧会も本人からの案内で知りました。

今回の展示のメイン作品は空港に設置されているような流線型フォルムに炎のペイントがされているようなシリーズではなく、灰色で骨格のような作品。
それでもスピード感がとても感じられ他の流線型フォルムの作品内部に骨格があるかのような気がして来るので不思議です。

会場の壁面に展示されているドローイングも、彫刻作品のドローイングというよりはプロダクトデザインのレンダリングのようでカッコいい。

2013年2月4日月曜日

そのままご飯に


野菜がとても高い中、大葉が大袋でとても安かったので即買い。
日常的には10枚1束で100円前後ですが、この日はなんと5束で100円という大暴落。
農家さんに申し訳ないくらいです。

一度にたくさん使おうと思い、千切りにした大葉を干しアミの佃煮と一緒にご飯に混ぜ込みました。
少しムラのあるくらいの混ぜ込みが美味しいです。

めし碗は陶磁器デザイナー森正洋氏のデザインで白山陶器の平形めし茶碗。少し広がった形と濃い色に白縁のコントラストが気に入っています。300以上の色柄があるので違う柄も欲しいと思い続けていましたが、結局ひとつを使い続けていますね。

<干しアミの佃煮と大葉のまぜご飯>
干しアミと千切りのショウガはごま油で炒めて砂糖と醤油、少量の酒を加えて煮詰めて佃煮にする。大葉の千切りと一緒にご飯に混ぜ込む。

2013年2月3日日曜日

酢〆で美味しく


先日の新聞記事に大相撲の大鵬が亡くなって「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた戦後の一時代から現代の子ども達の人気は?というような記事がありました。
スポーツ選手では年代を超えて圧倒的にイチロー選手が人気だそうですが、以外だったのが食べ物。
カレーやハンバーグ?と予想していましたがなんと「寿司」なのだそうです。好き嫌いがありそうに思っていましたがそうでもないのでしょうか。

刺身と白いご飯というのも捨てがたいと思うのですが、酢飯が魚の臭みを消してくれるのでさっぱり頂けるのが一番のポイントなのでしょうね。

独特の臭みの出やすい青みの魚は酢〆にして水分を出して臭みを消しますが、同時に柔らかい身の魚が締まることでも美味しくなります。

その代表は何と言ってもサバ。

新鮮なサバが手に入った時だけ限定でサバ寿司が作れます。包丁を入れた時の身の色がたまらないですね。



2013年2月2日土曜日

家族対抗戦


docomoのCMがちょっとイイ。

ドコモだけ=ドコモダケが登場した2005年はキャラクターもカワイイし携帯電話関係のCMではセンス抜群と思っていましたが、さすがに最近はドコモダケに見飽きていたところへ「ドコモ田家(ドコモダケ)」の登場。

特にキャスティングでハハドコモダケの草刈民代さんとジージドコモダケの岸部一徳さんがいいですね。
あの「ダケ帽子」もカワイイ。
docomoはあの帽子を契約特典にすれば人気が出るのに、なぜやらないのだろうと不思議です。

SoftBankの白戸家(ホワイト家)のドラマ仕立てに対抗したdocomoのドコモ田家ですが、今後どこまでシリーズ化するか期待です。
こうなるとauはどうするのだろうか?いっそ3社で3家族展開しても面白いのですが、結構実現したりして。

近々、白戸家も大きな変化があるようですから。こちらも楽しみです。


2013年2月1日金曜日

直接の鉄分補給?

ホタテの缶詰をいただきました。
とっても贅沢な気分。

出汁までしっかり味わいたくて炊き込みご飯に、歯ごたえのアクセントにマイタケを加え、鉄鍋で炊き上げました。

鉄鍋での調理は鉄分が溶け出し鉄分補給になるという話もありますが、溶け出すのが微量で体内には吸収されにくい性質らしくあまり期待できないようですね。
ただ鉄瓶で良く言われるように水はまろやかになるような気がしますので、煮炊きにはとても向いていると思っています。
何よりも厚手の鉄鍋は温度ムラが少なく冷めにくいのがとてもいいです。
重くて手入れに気を使うので、毎日のご飯を炊くまではとてもできませんが、炊き込みご飯にはできるだけ使っています。

黒い鍋肌とご飯の境目のコントラストがキレイです。

<マイタケとホタテの鉄鍋ご飯>
浸水したお米の量に対して、ホタテの出汁と酒、醤油、水を合わせて同量加え、マイタケ、ホタテを乗せて鍋を火にかけます。
吹くまで強火にしたら、中火で5分、弱火で五分。最後に10秒ほど強火で火を止め、10分蒸らします。