2010年11月30日火曜日

11月最後の日

昨晩「味噌汁」を作っていた時に味噌の残りが少なく「明日の分が足りない」と思ったのを思い出し、仕事帰りに味噌を求めて味噌売り場へ。

味噌全品10%割引
おぉ。ラッキー。
でも何で?

毎月30日は「みその日」なのだそうです。
三十(日)=みそ(か)」ということで全国味噌工業協同組合連合会が制定したものだそうですが、これまで全然知りませんでした。
味噌業界頑張れ。

味噌が健康に良い事は以前にも書きました。
http://kitacafe.studio-kitazaki.com/2010/09/blog-post_9211.html
少しずつでも毎日摂ることが身体にいい秘訣のようです。

今日の味噌汁は大根とエリンギ。 同じ具材でも切り方でまた違った美味しさが楽しめますよね。 気分や他の献立とのバランスで今日は千切りにしました。

2010年11月29日月曜日

どこかのんびり

ニューアイテムの「フェルトのコースター」です。
中心をややズレたオレンジ色の縫い目が「ちょいユル」なデザインで洒落ています。

この縫い目は、装飾的なデザインでありながら、6枚をセットにするための(さらにはタグを付けるための)機能でもあり、とてもシンプルな良いデザインです。















タグの「ハサミで切って・・・」の図柄もいい。


















コースターになるとこんな感じで、カップなどのデザインを邪魔しないところもいい。

2010年11月28日日曜日

ちょっと感心した

スウェーデン家具ブランドに「innovator(イノベーター)」というブランドがあり、日本では「村田合同(株)」が代理店として販売していました。

このinnovatorの家具は、1971年に日本に上陸しましたが、シンプルなデザインで、その多くのプロダクトが世界各地の美術館等のパーマネントコレクションに選ばれています。

kitaCafeでも10年以上前からinnovatorのシンプルな白い飾り棚を使っていて、今回横に並べて置く低い棚をinnovatorでと思っていましたが、なんと村田合同が6月に倒産。
手に入れることが出来ませんでした。

このinnovatorというブランド。
家具は知らなくても、毎年発行されるカレンダー手帳はファンが多く、そのロゴを知っている人も多いと思いますが、残念なことに、2011年のカレンダーは発売されないようです。

そんなことがあって、今回、いろいろなインテリアショップに足を運んだのですが、欲しいと思えるものになかなか出会えず、結局はIKEAに落ち着きました。
IKEAの進出は村田合同の倒産に影響を与えたはずですから皮肉な物です。

IKEAの家具。

素材的、デザイン的に十分に満足できるものではなかったのですが、自分で組み立ててみて、その組み立て方の部品のデザインに感心。

<側板と天板(底板)との接合部品> 天板(底板)にネジを固定。頭が出ている形状で、その頭に側板の穴を被せると、その穴の側面からネジの頭が確認でき、別のネジパーツを側面から差し込んでしっかりと固定。 シンプルで誰でも簡単にできるこの仕組みにまず感心(普通?)。












<背板がコンパクトに収納> 奥行き40cmほどの棚ですが、背板は60cmの幅があります。 そのままのパーツでは、背板だけが幅広で、パッケージが大きくなってしまう。 それを嫌った(のだと思いますが)デザインアイデアが、背板を半分に折る構造。 化粧合板の特性を生かし、化粧素材の薄い1枚だけが60cm幅で、3mmほどの背板は2ツ折りにできます。 そのため、棚板の奥行き幅を最大とでき、非常にシンプルで無駄のないパッケージが可能になります。 輸送する商品だからこそ、できるだけシンプルでコンパクトにまとめたこのデザインアイデアは流石。










他にも随所に機能や使用に関わるデザインが多く見受けられました。
コストパフォーマンスだけかと思っていましたが、なかなか侮れない面もあるIKEAでした。

2010年11月27日土曜日

イメージ戦略

IKEA港北店に行って来ました。

デザイン的には大雑把なところも多く、中々日常に取り入れるには難しいのですが、あれだけの量があると吟味すれば多少は使える物が見つかるものだと思いました。

IKEAに関するコメントは「マン・マル」さんのブログにも記事がありますので、ぜひ参照して下さい。
http://marusemi.blogspot.com/2010/08/ikea.html


さて、11月もあと3日。
投稿を公開

クリスマスに向けていろいろなところで本格的に盛り上がって来ましたが、IKEAでは、店頭で「もみの木」が切り出され、山積みで販売されていました。

クリスマスツリーは常緑樹が用いられるため「もみの木」が一般的には有名ですが、実際は扱いやすく普及しているプラスチック素材のツリーがほとんどで、生の「もみの木」をツリーとして使うというのは、とても贅沢な気がしていました。

それが「山積み」。

北欧」イメージを全面に押し出したIKEAだからこその演出でしょうが、その光景に驚きました。

ほんの一瞬ですが「欲しい」と思ったほど。

イメージがどれだけ人の購買意欲に結びつくのかを実感した貴重な体験でした。

2010年11月26日金曜日

元気印のいろいろ

移転したリアルkitaCafeがある国立(くにたち)は、大通りに銀杏が交互に植えられています。

ここ数日ですっかり紅葉が進み、桜はだいぶ落葉しました。
銀杏はほぼ黄葉となり、今からが見頃です。
すっかり黄色く色付いた大樹は見ているだけで元気になって来ます。

色の心理的効果身体的効果は様々な研究がありますが、一般的に「黄色」は最も明るい暖色で太陽に近いことから「明るさ・元気・希望」といったイメージを与え、神経器系、循環器系にも適度な刺激を与えるため、活発な機能維持に効果があるとされています。

色とイメージ」は、デザインの分野ではとても重要な要素ですが、なぜか日本の企業のコーポレートカラーなどは圧倒的に「緑色」が好まれ、黄色はあまり多くないです。
かといって好まれない色かというと、商品のカラーバリエーションでは多く用いられ、人気の高さを表しています。

個人的には、ちょっと深みのある黄色は大好きな色なので、銀杏の葉の色が染まるこの時期は気分が高揚します。

晴れたら銀杏並木をゆっくり散歩するのもいいですね。

銀杏の黄色は幹の濃い褐色とのコントラストもとてもキレイです。

2010年11月25日木曜日

京都のお茶

サントリー「伊右衛門」の車内広告の雰囲気が随分変わっていてびっくり。

情景描写が多かった広告ですが、これまで以上に直接的な人間描写に偏った表現になっていました。

キャストはこれまで同様に本木雅弘宮沢りえですが、広告全体の雰囲気にこれまでにない艶があります。

こういう変化はシリーズで展開する広告の表現の一つとして楽しいですね。

シリーズのCMはずっと中島信也氏が監督を務めています。
そういえば初期は恋人でスタートでした。

今後どこまで展開するかますます楽しみです。

2010年11月24日水曜日

慣れとデザイン

インテリアというものは不思議な物で、「良いデザイン」だけでは済まない難しい要素を持っているように感じます。

度々引越絡みのネタで恐縮ですが、新しい環境でのキッチンに「慣れない」もどかしさがあります。

以前のキッチンに比べ、現状のキッチンの設備・環境の方が数段進歩し、デザインも空間も良いはずで使い勝手もいいはずなのですが、同じ食事の準備に掛かる時間が全く違います。

その理由はひとつは「全ての動線が逆になった」こと。
もうひとつは「棚の配置が変わった」こと。

住空間自体が変わったので、キッチンという空間が変わり、空間や棚の配置が変わることは当たり前ですが、目の前に全て見えているにも関わらず、全ての動作に迷う状況は、体験するまでは想像さえしていなかったことで、使いやすいはずのキッチンが「使いづらく」感じてしまうことさえあるということには戸惑いを感じます。

もちろん「慣れ」てくれば解決してしまう事なのは承知していますが、「初めてでも何の違和感もなく、ストレスを感じずに環境に対応できる」インテリアの提案は「理想」だなと感じる今日この頃です。

これは、今迄も他人の家で「調理」をする機会があった時に感じていたことで、そこがデザインの差別化だということも理解していますが、デザインと機能をどこまで一致させるかという永遠のテーマであると思いました。

関係者の方々といろいろ議論してみたいテーマです。

2010年11月23日火曜日

環境への適応

引越に伴い、いろいろと処分をする傍ら、「CDとLPの聴き比べ」などしてしまいました。もちろん同じアルバムで。

CDとLPの音質については諸説ありますが、ある程度以上の環境が整えば、LPの方が音情に優れているそうです。
このシステムでは若干CDプレーヤーが不利かも知れませんが、はっきりとLPの方が音の深みがありました。
CDだけ聴いている時には感じなかったのですが、改めてLPの実力を再確認しました。

デザインもLPの勝ち。
なんと言ってもあの大きさと色の深みと材質感。
CDのジャケットって、プラスチックケースだし、ジャケットはぺらぺらだし、ちっともカッコ良くない。

それでもアナログ環境とはお別れしました。
プリメインアンプはAccuphaseのE-305V、ターンテーブルはDENONのDP-3000
それなりに良いやつらでした。

2010年11月22日月曜日

春だけど今が旬

魚屋さんでとても良い「」が安く手に入りました。
安くなる時は大抵は「大漁」の時、必然的にまとめた量で買った方がお値打ち。
普段はその日に食べきれるだけしか買わない魚も、こういう時は「保存」を考えます。

今日の鰆は半量を「味噌漬け」に。
冷蔵庫で静かに美味しくなるのを待っています。

さて、鰆は実は今からが「」。(らしい)
年中回遊している魚で、瀬戸内では春が旬らしいのですが、関東ではまさに今が旬。

魚の中では「カリウム」の含有率が高く、体内の余分なナトリウムの排出を促し、血圧上昇を抑制する働きがあるそうです。

水分が多く、とても柔らかい肉質ですからふっくら仕上げると美味しいですよね。

味が淡白なので、濃いめの照り焼きにしました。
付け合わせには「マッシュポテト」。
醤油と砂糖の甘辛い味にとても合います。

2010年11月21日日曜日

解放のキッチン

バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン」に行ってきました。
パナソニック電工 汐留ミュージアム」にて12/12(日)まで開催中です。

近代ヨーロッパにおける女性の立場や権利、役割の変化に注目し、バウハウスが行った家事労働からの解放のためのキッチンの提案を展覧会のテーマとした、これまでのバウハウスの展覧会ではあまりメインに取り上げられていなかった面白い企画展です。

公式サイトには展覧会の紹介動画が見られます。
この動画は面白みはないですが、シンプルな作りでとても分りやすいです。
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/10/100918/index.html

肝心の展示では、せっかくの主旨がわかりづらいのですが、200点あまりのバウハウス関連のアイテムとマイスターハウスの1/1モデル再現は必見です。

1/1スケールのキッチンモデル
洗い場と調理場が仕切られています。
壁面のストッカーは、細かく仕分けされ、取手のデザインもユニーク。






「汐留ミュージアム・バウハウス展 2010年」

2010年11月20日土曜日

ヤクルト

新聞記事から。

ヤクルト」の容器が立体商標として認められました。

特許庁が認めなかったものが、知的財産高等裁判所の裁判で「商標」として認める判決が言い渡されました。

これまでの多くの「立体商標」は、不二家のペコちゃん人形ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダース人形かに道楽の立体看板などで、どちらかというと「キャラクター」としての意味合いが強いですが、ロゴや図柄のない無地容器の立体商標ではコカ・コーラ瓶に次いで2例目です。

そもそもこの独特な形を「商標」として認めなかった特許庁が間違っていると思います。
デザインを何だと思っているのでしょうか。

ところでこのヤクルトのボトルデザインは、インテリアデザイナーの剣持勇氏だそうです。

2010年11月19日金曜日

夢みる家具を見た

久々の展覧会レビューです。
INAXギャラリー「夢みる家具 森谷延雄の世界 展」に行って来ました。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001659.html
DMで気にしていたのですが、すっかり忘れていたところ、知人の「かわいいよー」の言葉に焦って行って来ました。
明日11/20(土)までです。ほんとギリギリ。

さて、インテリアデザイナーの「森谷延雄氏」という人物、正直まったく知りませんでした。

大正から昭和に活躍し、33歳という若さで亡くなったこのデザイナーは、家具デザイナーグループ「木のめ舎」を主宰し、それまでの日本のデザインに大きな影響を与えたそうです。

木のめ舎」は森谷氏亡きあと閉ざされましたが、そのメンバーが「型而工房」へ写り、豊口克平剣持勇ら戦後の家具工芸界をリードしたインテリアデザイナーの第一世代に受け継がれるという、まさに日本のインテリアデザインのルーツのような人物です。いやまったく不勉強でした。

この展覧会では森谷延雄氏と木のめ舎の制作した家具から復元を含め13点が展示されるほか、貴重な写真やスケッチなどもあり、小さいギャラリーながら充実の展示内容です。
個人的には「『鳥の書斎』の肘掛け椅子」が気に入りました。





















残念ながら11/20(土)で終了ですが、INAX出版から『夢みる家具 森谷延雄の世界』が出版されています。こちらもおすすめ。

夢みる家具 森谷延雄の世界 (INAX BOOKLET)夢みる家具 森谷延雄の世界 (INAX BOOKLET)
本橋 浩介 小泉 和子 森谷 延周 敷田 弘子 住友和子編集室

INAX出版 2010-09-10
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2010年11月18日木曜日

苦い思い出

ロッテが応募していた「懐かしのチューインガム総選挙」の発表がありました。

第一位は「コーヒーガム」。

確かに懐かしいです。
http://lets-chewing.jp/pc/vote/

実はコーヒーガムには苦い思い出が。

1993年にガムのパッケージデザインが全面的にリニューアルした時、それまで馴染んだ古いパッケージのガムを探し求めたのですが、このコーヒーガムはとうとう手に入れられなかったのです。

リニューアル前に販売終了していたのかもしれませんが、GREENCOOL MINTの次に気に入っていたデザインだっただけにとても悔しい思いです。

この時のデザイン変更は23年振りだったそうです。
デザイナーは佐藤卓氏。
(現行のものはさらに2004年に変更されています。)

改めて古いパッケージデザインを見ると、昔の方が「ガムらしい」感じがて好きです。





















現行のパッケージはコチラ↓
http://lets-chewing.jp/pc/products/

2010年11月17日水曜日

寒いけど楽しみ

ここ2日ほど急に寒くなってきました。

そろそろ近くの「イチョウ」が本格的に色づくのでしょうか。

カエデ」などの紅い「紅葉」もいいですが、真黄色に色づいたイチョウと青空とのコントラストや、一面の黄色い絨毯も捨てがたいです。

紅葉の色の濃さや鮮やかさは夏の時期の日照時間に影響を受けるため、猛暑の影響で「今年の紅葉は期待出来る」という説もありましたが、カエデの仲間は逆に強すぎる光が苦手で日焼けを起こすこともあるとか。

気温が急に下がって紅葉の条件がそろってきた今、果たしてどうなることやら。

寒くなると身体が縮こまるなか、寒くなるからこそ楽しめる紅葉の行方が気になる今日この頃です。

2010年11月16日火曜日

江戸と薩摩

引越の荷解きをしていたら、ショットグラスが出て来ました。
切子のものは大正期の「江戸切子」が多いようです。

切子は江戸切子薩摩切子がありますが、もともと江戸切子は無色透明な切子で、明治期に入って薩摩から職人や技法が江戸に流れ、薩摩切子の特徴であった「色被せ」が江戸ならではの形となって作られていったようです。

グラスの大きさはそれほど変わらないのに、表情や持った時の重さやバランスが違って、それぞれ味があってとてもいい感じです。

少し濃いめの酒をゆっくり味わうのに向いています。

ウイスキーやブランデー、梅酒など色味のある酒を注ぐと、グラスの底の透明な厚みとのバランスが強調され、表情に深みが加わります。

居場所を決めていなかったので、とりあえずお膳の上に並べておきました。
上から見下ろすことのできる並び方もキレイで好きです。
皿やグラスがたくさん並ぶと、なんか骨董屋の店頭のようで楽しいですよね。
もっともこのままでは生活できないので、早くしまわないといけませんが。

ベストなしまい場所(飾り場所)が決まる迄は、しばらくモノの移動ばかりの毎日になりそうです。

2010年11月15日月曜日

和紙の実力

古いもの好きで骨董市に随分通った時期があったので、日常使いの食器はほとんどが「生活骨董」です。

以前、頻繁に骨董市に出かけていた頃のあるお店で(どこだか忘れましたが)新聞紙の替わりに古い「謡本」をばらして、その紙で包んでくれたことがあり、とても印象的でした。

その後、別の市で積まれていた謡本を思わず買って保管していたのですが、今回の引越ではその謡本が大活躍。

もちろん引越業者からはクレープペーパーやらエアキャップやらの梱包材がたくさん届くのですが、クレープペーパーはすぐに破れてしまい、エアキャップは小物を包むにはかさばりすぎてしまいます。

ところが謡本は薄手の柔らかい和紙に刷られているので、かさばらず丈夫で、皿のカタチに合わせて包んでも破れません。

包むと適度なクッション性もあり、とても包みやすい良質な梱包材です。

改めて「和紙」の素晴らしさを感じました。

包みを解いて出て来た皿は、ちょっと高価な印象を受けるのは気のせいでしょうか。

それにしても我ながら引っ越す予定もなかった当時に「謡本」を用意しておくというのは何なのだろうかと呆れます。

2010年11月14日日曜日

キノコを食す

普段スーパーなどで手に入れることのできる「キノコ」も、随分種類が増えました。

少し前までは「エリンギ」なんて、見た事もないキノコでしたが、栽培技術の進歩で日常的に食べられるキノコが増えたことはとてもいいことです。

先日、フレンチレストラン「マッシュルーム」で頂いたキノコは、天然の素晴しい風味のキノコが多く登場しますが、栽培のものでもまた違った風味で格別でした。

天然ものでは、「ササクレヒトヨタケ」という「キノコ」で、苦味のある風味と歯こたえが抜群のもの。

他にも、加熱すると鶏の笹身のような「マスタケ」。

栽培ものですが水分が多く、食感と香りがとても良い「ヌメリスギタケモドキ」など珍しいキノコを食べられる幸せを感じました。

2010年11月13日土曜日

きのこ、いただきました

恵比寿にあるフレンチレストラン「マッシュルーム」は、「きのこ」のコースがあることで有名です。

先日もmetropolitana9月号「きのこ、いただきます」に大きく紹介されていました。

料理はもちろん店内のディスプレイも「きのこ関連」のものが多く楽しいのですが、その中に「ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ―221点の水彩画と解説」という大型本を発見。

中は拝見できませんでしたが、昆虫記で有名な生物学者の「ファーブル」が描いた「きのこの水彩画」を集めたもので、すでに絶版のようですがとても気になる本です。

ちょっと欲しい一品です。

2010年11月12日金曜日

クリスマスのストーリー

10月のハロウィンが終わると街は少しずつクリスマス色になっていきます。

伊勢丹のクリスマスは、昨年から引き続き「クラウス・ハーパニミエ氏」のイラストレーションになっています。
煌びやかな画風が日本人のクリスマスのイメージにとてもあっているのでしょう。

このイラストレーションですが画風はいいのですが、モチーフとなっている動物の選択が実はとても不思議。
日本人のイラストレーターでは絶対に違うものになっていたと思います。
そこもまた魅力なのでしょう。

コモリガエル」。
普通知らないですよね。
「ピパ」という総称ですが、メスの背中に埋め込んだ(!)卵がそのまま孵化し、カエルの形態までメスの背中(組織内)で過ごし、背中の組織をを破ってカエルの幼生が飛び出すというとてもショックな生態のカエルです。

このカエルをこうしたデザインのモチーフにはなかなか選ばないと思います。

イラストでは親ガエルのまわりに子ガエルが散っている様子がカワイイですが実際はもっとコワイ感じです。

ほかにも、「タソクダコ」という名称のタコが出て来ますが、これは「何?」「マダコ」とは違うワケ?
原語をそのまま「和訳」したということでしょうか。

ミツバチ」ではなく「マルハナバチ」とか、ちょっとマニアックなところも良いです。
伊勢丹各店舗でパンフレット配布中です。












公式サイトも充実です。
http://www.isetanspecial.com/wonder/

2010年11月11日木曜日

侵食される〜

実は先日「引越し」をしました。
と言っても同じ市内で、歩いても10分くらいの近い所ですから、生活圏が大きく変わるわけではないのですが。

前の住居には、14年ほど住んでいたので、それなりにモノが増え、それらのモノ達は「箱」に合わせてしまい込んでいたので、新しい箱ではどうなることやら、しばらくはダンボールに囲まれての生活です。

引越しをすると、普段目に付かない所にあるものが出てきて驚くばかりですが、何よりも「ケーブル」の多さには本当に驚きました。

電源ケーブル、オーディオケーブル、電話ケーブル、LANケーブルなどなど、これでも、無線LANで少しは減っているのでしょうが、あまりの多さに全部繋げたらいったいどれくらいになるのかと不安になりました。

現代人の生活は、ケーブルに侵食されていますね。
すべてが無線でできる生活を夢見る今日この頃です。

自然に学ぶ

自然界には様々な模様が存在し、人はその模様に惹かれ日常の生活の中に取り込んで来ました。

天然石のタイルは、石という堅さの材質だけでなく、模様の美しさから構造的にも「堅さ」がそれほど要求されないインテリアにも多く利用されています。

大理石の模様はとても特徴的で、「マーブル模様」として一般的にも広く知られる模様です。
墨流しなどで描かれたものも「マーブル」と呼ぶように液体の中に流れるような不規則な美しさを持った模様です。

一方、自然界の模様でも「マーブル模様」とは異なり、規則性のある模様に「ロゼット模様」があります。

代表的な物は象牙(アイボリー)に見られ、間隔の詰まった複数の曲線模様で、エンジンターンとも呼ばれます。

このロゼット模様は、人造の象牙や他の動物の牙、骨にはないため、この模様の有無で天然の象牙かイミテーションかが判断されるようです。

デザインワークではこうした「自然界の模様や形態」がモチーフとして描かれることも多いですが、そのもの本来の美しさを知った上で取り入れていきたいものです。

2010年11月9日火曜日

夜空に乾杯!

早いもので11月も1/3が経ってしまいました。

ここ数日は天候も良く、一日中すっきりとした晴天で気持ちがいいですね。
夜空も澄んでいて星空が広がっています。

11月6日が新月だったので、もうしばらくは東京でも星が多く見られます。

ちょうど今、「おうし座流星群」の出現が続いています。そして中旬からは「しし座流星群」も活発になるようなので、11月は「流星群の月」ですね。

1999年と2001年に話題となり流星ブームとなった「大流星雨」ほどではないですが、のんびり夜空を眺めて秋を楽しむのも粋ではないでしょうか。

「しし座流星群」は18日の未明から明け方にかけてが最も見頃となるようです。

国立天文台の公式サイトにその他の流星群も詳しく紹介されています。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090000/other.html

キッチンに住みたい

住宅の中で重要度を置くスペースは人それぞれですが、「キッチン」については、思い入れの深い人が多いのではないでしょうか。

そんなキッチンのデザイン改革にスポットをあてた展覧会「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン」展がいよいよあと1ヶ月で終了となります。(パナソニック電工 汐留ミュージアムにて12/12まで

「バウハウス」関連の展覧会はここ数年は毎年各地で行われていますが、今回の展示では、バウハウスの初代校長であるグロピウスの設計によるオスカー・シュレンマー邸のキッチンが、1/1サイズで再現されているそうで、これまで図版でしか見た事がなかった空間をぜひ体感したいと思っています。

会期終了間近となると混雑するので、そろそろ行かねばと焦っています。

http://panasonic-denko.co.jp/corp/news/1007/1007-9.htm

2010年11月7日日曜日

景観の復活を望む

今日11月7日にJR東日本中央線の国立-立川間の下り線が新設の高架ホームへ移行し、これで上下線の高架化が開通しました。
まだまだ駅構内の改築などの工事は続きますが、鉄道の踏み切りによる渋滞問題解消や、鉄道路線の敷地の有効活用などの夢の多い事業だと思います。

kitaCafeの所在地である「国立」は街が形成された当初から文教地区として発展し、いまでも市内の景観維持のため多くの条例がある特殊な市です。

高架工事が始まる前の旧南口駅舎は、大正15年に建設され、原宿駅に次いで東京都内で2番目に古い木造建築の駅舎です。
新駅工事で解体が決まった後も再現を望む多くの市民の声によって、市がJRから駅舎を買い取り、現在も保存され、新駅のシンボルとしての復活の姿を模索しています。

古いというだけでありがたがって何もかも保存すればいいとは思いませんが、現在の景観を作り上げたひとつもモニュメントとして、その姿が蘇る日を待ち望んでいます。

2010年11月6日土曜日

季節の変わり目に

今年はやっと近所でも紅葉が始まりましたが、イチョウ並木がすっかり色付くまでにはまだかかりそうです。

さて、イチョウの果実の銀杏(ぎんなん)が出回っています。

そのまま煎ってだけで食べるのが最高ですが、シンプルなだけに塩は旨味のあるものがいいですね。
最近では頂き物の瀬戸内海の海水で作られた「海人の藻塩」が気に入ってます。
http://www.moshio.co.jp/

銀杏の主成分は等質、ビタミンC、カロテンで、苦み成分の「アルカロイド」が特に滋養強壮の他、身体を温め、喘息や気管支炎、肺疾患に良いそうです。

気候が不安定なこの時期におススメの食材ですね。

いつもの「きんぴら」に一工夫。黒酢風味に味付けし銀杏を加えています。

広島からやってきた

本日はkitaが講座を持っている学校の「広島校デザインカレッジ」の学生さん達に、東京研修旅行の一環として「写真の特別授業」を行いました。

充実した実習の内容については、ぜひ別の機会に紹介したいと思いますが、今回は頂いたお土産の紹介です。
わざわざお土産をありがとう。

因島のはっさくゼリー
瀬戸内海にある広島県の因島は八朔(はっさく)の発祥の地らしく、新鮮な果実がたっぷり入ったゼリーは、不思議なキャラクター「はっさくボーイ」の人気と共に、新しい広島の銘菓となっているようです。

そして、この「はっさくボーイ」は、因島出身の「ポルノグラフィティ」のファンの間では、「はっさくボーイの缶バッジ」を付けてライブに行くことが流行ったこともあるくらいの人気キャラクターで、商品のPRにとても貢献しているようです。

「ご当地流行り」の昨今、グラフィックと商品がうまく結びついたとても参考になる例ですね。

2010年11月4日木曜日

似てる?似てない?

サンリオがウサギのキャラクターで提訴されました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101020/trl1010202156022-n1.htm

ディック・ブルーナ氏の「ミッフィー」と、サンリオの「キャシー」が類似しているということのようです。

確かにオランダの新聞記事の2つのキャラクターを見ていると、「似てる」部分もあるかと思いますが、著作権の侵害となると「別モノじゃん?」と言いたくなります。

デザイン業界の著作権問題は、数ある知的所有権の中でも判断がとても難しいものだと思います。
今後の展開に注目したいです。

皆さんはどう感じますか?

著作権侵害のことはともかく、新聞記事に並んだ2つのキャラクターはちょっとかっこいいと思ってしまいました。

2010年11月3日水曜日

新しい美術館

今日、千葉県千葉市緑区あすみが丘に新しい美術館が誕生しました。
日本初の写実絵画専門美術館ホキ美術館」です。
http://www.hoki-museum.jp/

この美術館の特徴である「写実絵画専門」というところにどれだけ注目が集まるかは別としても、建築や展示手法など、デザイン的に気になる要素の多い美術館であることには間違いありません。

そのうちのひとつ「絵画の展示手法」について。

従来のピクチャーレールから吊るす展示手法を用いず、強力な「マグネット」で絵画を壁に付ける手法。
ポスターの一時的な掲示方法であった「マグネット」を半恒久的な展覧会の展示に採用することは、これまでの作品展示の常識を覆す発想です。しかも「壁にマグネットで貼る」という行為は画鋲で貼るのとほぼ同等の日常的な行為であるところに、この展示方法のすごさがあります。

また、室内の照明に関しても、全館ほぼLED照明を採用し(世界でも類を見ない)、白色と暖色の2種類の色温度のLED照明を無数に混ぜあわせることで、作家一人ひとりのアトリエの光環境に近いものを作り出すなどこだわり満載の美術館です。

2010年11月2日火曜日

鏡の池

東京デザイナーズウィークに行ってきました。
今年は設営日から天候に恵まれず、学生の皆さんは本当に大変だったと思います。

期待のテーマ「絶滅危惧種」の学生ブース。

きちんとプレゼンしてくれる学校もあれば、仲間と楽しく大騒ぎしている学校もあり、テーマの解釈も様々でイベントらしい賑やかさを楽しめました。

今年は終了が夜10時
夜遅く迄オープンすることで、仕事が遅くなりがちなデザイン業界の関係者にはいいのでしょうが、会場に待機するスタッフの皆さんはご苦労様です。

せっかく夜まで会場にいるのであれば、空き時間を見つけてぜひ散歩に行って欲しいところがあります。

正面の青山側ではなく信濃町に近い裏側に出たところにある「絵画館(聖徳記念絵画館)」。
聖徳記念絵画館はその名のとおり絵画を保存展示する美術館として一般公開されていますが、コレクションだけでなく、建物の内外装も見所がたくさんあります。
デザイナーズウィークのこの機会にぜひ見て欲しいです。

夜になるとライトアップされるので、帰りはぜひ裏側から出て欲しいですね。

ライトアップは日没から9時まで。
今日のように風がないと池が鏡のようでキレイです。

2010年11月1日月曜日

わん!

いよいよ11月になりました。
今年もあと2ヶ月なのですね。早い。

今日11月1日は「わん、わん、わん」で「犬の日」になっているらしいです。
どうして1月1日や1月11日、11月11日ではないのでしょうね。
不思議です。

以前の記事にも紹介したように、今年はコミック「ピーナッツ」の生誕60周年で、日本でも各地でイベントが行われています。このピーナッツをここまで有名にしたのが「犬」のキャラクターとしても世界で一番有名な「スヌーピー」。
犬種は「ビーグル」で、ウサギ狩りをする犬です。

このビーグルは、犬の中でも嗅覚に優れ「検疫探知犬」として訓練されることも多いとか。
今話題の羽田空港では「麻薬犬」としてジャーマンシェパードがニュースに登場していましたが、空港で働く犬というと他には介助犬で有名なラブラドールレトリバーぐらいしか思いつきません。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101020k0000e040015000c.html?inb=ra
空港で働く小型のビーグルに出会ってみたいですね。