2010年11月11日木曜日

自然に学ぶ

自然界には様々な模様が存在し、人はその模様に惹かれ日常の生活の中に取り込んで来ました。

天然石のタイルは、石という堅さの材質だけでなく、模様の美しさから構造的にも「堅さ」がそれほど要求されないインテリアにも多く利用されています。

大理石の模様はとても特徴的で、「マーブル模様」として一般的にも広く知られる模様です。
墨流しなどで描かれたものも「マーブル」と呼ぶように液体の中に流れるような不規則な美しさを持った模様です。

一方、自然界の模様でも「マーブル模様」とは異なり、規則性のある模様に「ロゼット模様」があります。

代表的な物は象牙(アイボリー)に見られ、間隔の詰まった複数の曲線模様で、エンジンターンとも呼ばれます。

このロゼット模様は、人造の象牙や他の動物の牙、骨にはないため、この模様の有無で天然の象牙かイミテーションかが判断されるようです。

デザインワークではこうした「自然界の模様や形態」がモチーフとして描かれることも多いですが、そのもの本来の美しさを知った上で取り入れていきたいものです。

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