フィンランドを代表するグラス作家のOiva Toikka(オイヴァ・トイッカ)。
オイヴァ・トイッカの名前は知らなくても、フィンランドのテーブルウェアブランド「ittara(イッタラ)」のバードコレクション(1973年〜)は知っている人も多いと思います。
http://www.scope.ne.jp/iittala/birds_toikka/r_ibis/
フィンランドの窯「アラビア/Arabia」のセラミックデザイナーとしてスタートしましたが、後にittaraの傘下であった、「Nuutajarvi(ヌータヤルヴィ)」のグラスデザイナーとなり、現在ではアートグラスの他オペラのセットやコスチュームのデザインも手掛けるなど幅広い活動を行っています。
「marimekko」のテキスタイルも多く手掛けていますね。
(現在はアラビアもイッタラグループの傘下です。)
このオイヴァ・トイッカが制作し、1970年から1984年までアラビアで製造販売されていた「Fauna(ファウナ)」シリーズのボウルが先日アンティークショップで売られていました。
口の径が10cmほどの小さいボウルです。
とても迷った末にやっぱり購入。
6個セットの内1個は修復ありですが、なんと元箱やパンフレットも付いています。
元箱の模様がまたかわいい。色彩のセンスも抜群です。
ファウナとはラテン語で「動物相」といった意味。
グラスの全面に様々な動物達がユニークなフォルムで描かれています。
オイヴァ・トイッカの魅力はバードコレクションのような美しく洗練されたデザインの作品を作る傍ら、独特のデフォルメのコミカルな動物達を描き、それらがテキスタイルや製品の模様としてもしっかりデザインされているところ。
このファウナも、グラスボウルの動物がコミカルで何ともいい味です。
元箱やパンフレットの動物の絵がまたいい。
このセンスの良さはマネできないですね。
アンティークは見つけた時に買わないと無くなってしまうものだけに、こういう出物はホント困ったもんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿