脂がのった頃が美味しいとされ、秋から冬にかけてが旬のイワシですが、3月は1年を通してみても漁獲量がけっこう安定して多く、「春鰯」という春の季語にもなるくらいだそうです。
一時期は漁獲量がとても減ってしまって「高級魚」と言われたものですが、だいぶ大衆魚に戻ってきました。
群れを作るイワシ類は、動きが早いので海で出会うとキラキラを光を反射してとてもきれい。世界各地には数百種のイワシがいるそうですが、食用イワシとして店頭に並ぶのはマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類。中でも大きくて身がふっくらとしたマイワシは特に煮物が美味しいです。
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<イワシの梅干し煮>
熱湯にくぐらせて臭みを取ったイワシを出汁で煮る。アクを取り、砂糖、醤油、酒、ショウガを加え、一煮立ちしたら、種を取った梅干しを加え落とし蓋をしてじっくり煮詰める。
途中でサトイモを加えやわらかく煮る。
マイワシは体側に1列に星が並ぶので「ナナツボシ」と呼ばれますが、個体差が激しく必ずしも七つではなかったり、1列ではなく2列あったりすることもあるようです。ナナツボシといえばナナホシテントウですが、仲間のナミテントウ(フタホシテントウ)は遺伝子の組合わせで星模様が変わるので、マイワシの星の数にも何か規則があるのかもしれません。研究している人がいたら教えて欲しいですね。
>>ナミテントウのブログ記事
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