2013年3月25日月曜日

駅が気になる。


先日の東急東横線渋谷駅の地下化につづき小田急線下北沢駅も地下へ潜ったそうですね。
踏切が減ることで道路の渋滞などは明らかに緩和するのでしょうが、地上の線路や地上の駅舎というのは、街の風景の一部なのでどんどん地下へ潜って見えなくなるというのも複雑なものです。

地上の駅舎の魅力のひとつに、ホームなどの上に建てられる上家(うわや)のデザインがあります。

中でも古いレール(古レール)を用いたレール造上家は、使わなくなった古いレールを溶かすことなく柱や梁に利用するため、エネルギー効率も良いリサイクル方法だったため、日本全国で上家材として用いられたのですが、レールの材質の変化に伴い曲げる加工が難しくなったことや、建築資材としてのH鋼のコストが下がったことなどにより新たに作られることはなくなりました。

もともとが構造物を作るための鋼材ではないレールは、曲げ加工を最小限に押さえ、様々に組み合わせるので、その造形は複雑でとても美しいものになります。
新しく作られる駅の上家はどの駅も同じような作りで魅力がなくなってきているので、現存する古レール造上家だけでもできるだけ保存していってほしいものです。

JR中央本線(総武線)水道橋駅の上家は、比較的短いスパンと上下ホームを横断する広がり、中央の開口部など構造的にとても美しく、リベット止めも良いアクセントになっています。

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