11月はボジョレー・ヌーヴォーの解禁の月。
世界各国の現地時間で11月の第3木曜日に販売が解禁されますが、日本は時差の関係で先進国で最も早く解禁できるということから、以前には異常な盛り上がりだったこともありました。
さすがに最近はそれほど騒がなくなりましたが、それでも酒屋やレストランではボジョレー・ヌーヴォー解禁の札をよく見かけます。
それにしても数ある赤ワインの中で、なんでヌーヴォーはボジョレーだけなの?と思っていたのですが、そもそもボジョレー地区で採れるガメイ種のブドウは、他の品種のブドウのように熟成に何ヶ月もかけずにワインを作れる品種だそうで、さらに1970年代収穫から出荷まで数週間という早さの早飲みワインとして確立したのだそうです。
今では数は少ないながらも、他の品種のブドウでも熟成を早めたワインが出始めているようです。
それにしても「熟成させるワイン」で「早い」ということが「セールスポイント」になるのですから面白いですよね。
kitaCafeのある国立では、その年の新酒ににオリジナルラベルを付けて毎年販売していますが、今年はイタリアのイラストレーター、フィリップ・ジョルダーノ(Philip Giordano)氏のデザインです。
2010年のイタリアボローニャの国際絵本原画展で第1回の「ボローニャSM出版賞」を受賞した注目のイラストレーターですが、今年1月から1年間、アーティストビザで国立に滞在中ということで今回のラベルデザインが決まったようです。
今年の夏に板橋区立美術館で開催された「2011イタリアボローニャ国際絵本原画展」で、新作絵本「かぐや姫」の原画を見たばかりなので、ちょっと嬉しいラベルです。
ワインは「ドメーヌ・ド・ボワシャン」の新酒。
手摘みのブドウを原料に家族経営の生産者が丁寧に醸造したものだそうです。
フレッシュさが大事なワインなので、もちろん早速いただきました。
2 件のコメント:
今年の
ボジョレー・ヌーヴォーって
フィリップ・ジョルダーノ氏のデザイン
だけでした?
この前ニュースか何かで見た時は
ボジョレー、トゥモローランドのデザイン(?)とコラボしてたのを見たんですが。。
しかしこのデザインは素敵ですね
こういうラベルって、どうやって取っておくんですか?
ボジョレー・ヌーヴォーはお祭りだから売ってる店とかレストランとかでオリジナルラベル作って貼るんですね。よほどの貴重品は「開封しないで瓶ごと」という場合もありますが、こういうのは頑張ってはがします。
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