川崎市市民ミュージアムで開催中の「ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展」に行ってきました。(11/6まで)
今回の展覧会では400点あまりの作品が展示されていますが、学生時代に伊勢丹美術館で開催された「福田繁雄の視覚からくり展(1984年)」で新作として発表された作品もあり、懐かしさと共に今だに色褪せない表現の斬新さと強さに驚きでした。
また、ブルーノ・ムナーリの遊び心や造形に多大な影響を受けたシリーズ「環境汚染」は、自身のスケッチと共に展示されていて、このシリーズのコンセプトが理解できるものになっていたのも良かったです。
首都圏からはさほど遠くないので、グラフィックデザイン専攻の学生さんは必見です。
手もとにあった「福田繁雄の視覚からくり展(1984年伊勢丹美術館)」のカタログは、当時の一般的な大学ノートのデザイン
(1984年の新作で今回展示されていた作品から)
ヴィーナスの首像に他人の肖像画をプリントした「ポートレートのヴィーナス」(左)。
錯視技法のポスター作品「もうひとつのスペース」(中央/右)
破壊されたグランドピアノは一方向からの鏡に写る姿で正常に見える「アンダーグランドピアノ」(左)。
立体で作られたセザンヌの静物画にペイントされたゴッホの作品は視覚のあやうさを表現している「セザンヌの静物画の中のゴッホの世界」。
2 件のコメント:
ついこの間大学の授業で出てきました!スペインでもちょこちょこ日本人のデザイナーの名前が出て来ます。すごいですね。
日本でデザイン勉強した身としては、知らないと恥ずかしいですね。
コメントを投稿