2011年11月10日木曜日

アーカイブとコンテンツ

先日訪れた、たばこと塩の博物館で開催中の「特別展 森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物」展は、森永製菓が所有する資料のごくごく一部を展示した展覧会で、森永製菓はもっと多くの資料を所有しているのですが、企業が自社の製品や広告を資料として整理保管している例は実はとても希有なことで、保管していてもどこにあるかわからないとか、保管すらしていないことが多いというのがほとんどで、森永製菓のような例は少ないようです。

それでも最近はデジタルデータでのアーカイブ化が一般的になり、少しずつ資料を整理保管する意識も高まってきているようですが。

この森永製菓の貴重な資料。
自社内で資料館として整理保管しているようですが、残念ながら一般公開はしていないので、今回の展覧会はとても貴重な機会ですね。

実物は観賞できませんが、森永製菓の公式サイトでは、充実した資料が「森永ミュージアム」として開館しています。

このミュージアムの目玉である「昭和30年代 森永レトロトリップ」は、日本アドバタイザーズ協会主催の「消費者のためになった広告コンクール」で第48回(2009年)のWeb広告部門の金賞を受賞しています。

膨大な資料をただアーカイブとして整理するだけでなく、時代を感じるコンテンツとしてまとめた、魅力あるサービスになっています。

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