デザイン業界の一大イベントである「TOKYO DESIGNERS WEEK 2010」が明日いよいよ開催されます。
今年の「STUDENT EXHIBITION(学生作品展)」のテーマは「Red List - 絶滅危惧種」だそうです。
多くのデザイン系大学や専門学校がどのような発表を行うのか注目です。
http://www.tdwa.com/exhibition/student.html
本来「絶滅危惧種」という言葉は、絶滅の危機にある生物種を指す言葉で、日本では、環境省がレッドリストデータを選定し、絶滅/野生絶滅(飼育や栽培で存続している種)の次に定義されとても危険な状態を指します。
環境の変化による生息地の現象も大きな要因となりますが、外来種による驚異も近年特に問題となっています。
先日の新聞でも外国産クワガタムシと日本種との交雑種の記事がありました。
外国からの生物の輸入はとても危険にも関わらず、1999年から生きたクワガタやカブトムシの輸入解禁が増えています。
農作物に危害を与える恐れのある動植物に該当しないという理由のようですが、その結果は日本の固有種の驚異に繋がっています。
昆虫に限らず、ブラックバスやブルーギルなどの淡水魚をはじめ様々な動植物で外来種の驚異は問題となり、固有種保護の環境改善のための「駆除」も重要な活動となっています。
さて、今回の「DESIGNERS WEEK」ですが、もちろん生物だけでなく、様々な事象における「絶滅危惧」に対しての作品でしょうが、「絶滅が心配だから保護しよう」ということから発展し、何故「絶滅」が危惧される状態になったのかということにまで注目するような視野の広い考察ができればいいと思っています。
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