2010年10月1日金曜日

秋の落とし物

秋になると様々な木の実が落ちています。
カシ、クヌギ、シイなどのドングリの他、クリなども比較的身近なところに落ちています。

かわいい造形だけでなく、堅さや艶感などの質感も魅力的で、見つけるとつい拾って持ち帰ってしまいます。
落ちているものなのに自然と手に取ってみたくなるカタチや質があることがスゴイです。

都市部ではなかなか植樹されていませんが、少し自然の多いところでは、トチの実が落ちている事もあります。

薄い茶色の果皮を剥くとクリのような種子が出て来ます。
濃い茶と薄い茶のハーフ&ハーフでつやつやしていてとてもカワイイ種子です。

パリの街路樹として有名なマロニエを和名でセイヨウトチノキというように、トチノキはマロニエの仲間で、種子はそっくりですがマロニエの果皮はとげとげしてます。

日本のトチノキは栃木県の県木なので、県内には街路樹として植えられているのでしょうか。秋はトチの実だらけで大変ですね。

クリに似たトチの実はそのままでは渋みが強く食べられませんが、渋抜きしてトチモチなどには利用されるので、一応食用可な木の実です。

そういえば福岡県太宰府の境内でドングリの仲間のシイの実を煎って売っていた事がありました。

固くて渋みが強く、けっして美味しいものではありませんでしたが、縄文時代には栄養価が高く重要な食料で、戦中、戦後の食料難の時代にも多く食べられていたようです。
興味のある方は縄文クッキーとしてレシピがサイトに紹介されているので、一度試してみてはいかがでしょうか。
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