魚屋さんで金目鯛のアラが並んでいました。
金色に輝く澄んだ目に睨まれ素通りできなくなってしまったので、煮付けにしてやりました。
アラは下処理が少し手間ですが、その分低価格で期待以上の豪華な一皿になります。
金目鯛の皮の赤い色素は、甲殻類やサケなどにも多く含まれるアスタキサンチン。
ビタミンEの1,000倍の抗酸化力を持つ「史上最強のカルテノイド」と言われているようで、血管の老化を予防し免疫力を高める効果があるそうです。
江戸時代の七宝焼や江戸切子できれいな赤を発色させるために金粉使用したことから、現代の印刷用語でも発色の良いやや黄よりの「特別な赤」を金赤と呼びますが、金目鯛の赤もまさに金赤ですね。
<金目のアラの煮付け>
ウロコを取り、水で内蔵の残りや血等を丁寧に洗う。
醤油、砂糖、みりんを鍋で沸かし、熱湯を掛け霜降りにした金目鯛を入れる。
一煮立ちしたところに水と酒、ショウガを加えて落とし蓋をして煮付ける。
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