2013年7月12日金曜日

猛暑の美術館見学/その2

デザイン学校の学生さん達と行った世田谷美術館は、世田谷区の東京都立砧公園という広大な緑地内にある世田谷区立の美術館。

公園自体は小田急線の南側に位置しますが、最寄りの駅の東急田園都市線の用賀駅からも徒歩20分弱という所にあり、美術館建設の計画と同時に駅から美術館を結ぶ主要街路として建設されたのが「用賀プロムナード(甍道/いらかみち)」

駅にほど近い道路は近くの川から引いた水を流す水路が作られた歩道。美術館に近い道路は歩道と車道を分けない街路。いずれも瓦素材が敷き詰められた落ち着いた空間となっています。驚くのは後半の瓦敷きの街路は車の通行が普通にあること。30年近く前に敷き詰められた瓦の道は割れたりデコボコになったりせず、今でも奇麗に残っています。
メンテナンスをきちんとしているということなのでしょうね。

夕方とはいってもまだまだ気温は高めで、学生さん達も暑そうでしたが、当時だけでなく現在でもユニークなパブリックスペースのあり方のひとつの提案として、何か感じてもらえたらいいのですが。

現在は節電のためでしょうか、水路に水が流れていなかったのが少し残念でした。
黒光りする瓦と緑のコントラストがまた良いです。

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