2012年10月4日木曜日

ハリネズミ復活

日本庭園に欠かせないは、もともと庭園の脇役として使われたものですが、造園技術の発展によって苔が主役となる苔庭が生まれ、苔庭専門の造園業者もある特別な存在なのだそうです。
今年のはじめに外苑前のワタリウム美術館で開催された「重森三玲-北斗七星の庭 展」でも京都の東福寺の方丈庭園など苔が主役となる造園が多く紹介されていました。
>>「重森三玲-北斗七星の庭 展」のレビュー

遠景には一面に広がる緑のカーペット。近景ではミクロのジャングル。そのどちらもが苔の魅力であるのでしょう。

庭がないと作れない苔庭ですが、盆栽の表現のひとつとして鉢に盛った苔山や球体にした苔玉などは比較的容易に楽しめるので人気ですよね。

以前に気に入って手に入れたハリネズミの苔山。
苔の質感を針にみたててハリネズミのデザインにしようという発想がスゴイです。
何年か前に購入して育てていたのですが枯らせてしまい一度植え替えを頼んだのですがその後夏を越せず、再度の植え替えもなかなか高額なのでどうしようかと迷い苔山のない鉢のままになっていました。先日、偶然雑貨店で苔がパックで売っているのに遭遇。ちょうど気候も涼しくなってきたので自分で植えてみました。

日本には苔が2000種類ほどあるそうですが、この苔はシラガゴケ科のホソバオキナゴケのようです。
ちょっと合わせ目が不自然ですが、ふたたびハリネズミ復活。

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