2012年10月17日水曜日

鉄道総研/その2

鉄道総研の潜入編その2はブラタモリでも大きく紹介されたハイブリッド車両の「ハイトラム」。
架線からパンタグラフでの電力供給で動く(普通の電車ですね)他、蓄電池での走行も可能。
すでに札幌などでも試験走行をしているそうですが、何が期待できるかというと、鉄道を敷きたい路線計画中で架線が張れない所があってもバッテリー走行できるので路線を分断しないで路面電車が敷ける他、電圧の違う路線を一部通過するなどの乗り入れも可能。そしてトロトロ走るのではなく一般の電車と同じ性能の維持。なんかスゴイことのようです。まだまだ高価なことが問題のようですが実用段階だそうです。
敷地の外周に敷かれた試験走行レールの向こうはごく普通のアパート。

隣の研究棟の脇では何やら人だかりの中で火花が散っています。
近づくとレールの溶接実演。「テルミット溶接」というのだそうです。
ちょうど溶接したレールを磨いているところ。すぐ横では溶接の種類の解説も。レールの継ぎ目がなくなることでゴトンというのがなくなるということは理解できますが、何種類もある溶接の仕方の解説は何の話かわかりません。
夜間作業のためでしょうか、工具がすべて蛍光イエローに塗られているのがプロっぽくて良いです。

人気の研究棟が「大型降雨実験装置」。
鉄道を敷くための土手を「盛土(もりど)」と言いますが(普通は知らない言葉ですが、大学を卒業したての頃に鉄道総研のすぐ近くに住んでいたことがあり、横に盛土試験場があったので割と馴染みの言葉でした)、その盛土が雨などでどのような影響を受けるのかを実験するために人工的に雨を降らせる装置。
ここでは1時間あたり200mmまでの降雨実験ができるそうです。
小さい窓から差し込む光が雨粒を浮き上がらせています。こうなるとアート作品のようですね。
そういえばタモリさんもこの中に傘をさして立っていました。

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