東京都写真美術館で開催中の「
川内倫子 照度 あめつち 影を見る」展を見てきました。
川内倫子は1997年のひとつぼ展でグランプリを受賞後、2001年に写真集三部作『うたたね』『花火』『花子』を同時に発表。2002年『うたたね』『花火』の二冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。その後も国内外で活躍する写真家の大規模な展覧会。
写真集では知っていましたが、オリジナルプリントを見るのは始めてです。
柔らかい光と色調が特徴的な川内倫子は、
ローライフレックスを愛用していると何かで読んだことがありますが、このドイツのカメラはニ眼レフというファインダーと撮影用の2つのレンズが付いたクラシカルなタイプのカメラで、少数ながら現在でも新型が作られているという驚きのカメラ。
もちろんフィルムカメラで、ブローニーサイズという幅の広いフィルムを使い、6×6という正方形のフォーマットも特徴です。
この手のフィルムカメラは金属ボディーやダイヤル操作などの機械感がたまらないです。
会場では、このカメラで撮影されたネガフィルムを印画紙に密着プリントしたコンタクトプリントも展示されていましたが、コンタクトプリントと大伸ばしにプリントされた作品を見比べると、プリントという作業工程でのクリエイティブ感がとても伝わってきました。
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