展覧会を見に行く行為というのは、自分の興味のベクトルと展覧会のベクトルが合ってはじめて実行されるのですが、展覧会というのは会期という制限があるので、その時の自分のベクトルの強さとは必ずしも比例せず、それだけに見に行くことで自分のその方向のベクトルが弱くなってしまったり、逆に異常に強くなったりすることがあります。
昨日の「
粟津潔のグラフィズム-劇的なるポスター」展では、粟津ワールドというか
アングラな世界のアート感が再び盛り上がってしまいました。
そういえばアングラという言葉自体あまり聞かない言葉になりましたね。
粟津潔や
横尾忠則らの前衛的なグラフィックデザインを初めて知った学生時代には、周囲が情報に飢えていた時代で情報雑誌「ぴあ」の全盛期。休みのたびにギャラリー回りや映画館を回って刺激を求めていた記憶があります。
当時気になっていて結局見る機会がなかった映画に、粟津潔が美術で参加した
寺山修司監督、脚本の「
田園に死す(1974年公開)」がありました。
この勢いで見るかどうか迷っています。
「田園に死す」1974年公開 オープニング
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