冬になって霜が降りると葉もの野菜は凍ってしまうため、畑では半円型の支柱にフィルムなどをかけた中で野菜を栽培する「トンネル栽培」を行いますが、わざわざ寒さに晒して栽培するのが「ちぢみホウレンソウ」。
ホウレンソウは寒さにあたると凍結するのを避けるために、自ら葉がしまって肉厚になり旨味や甘みが増す性質があり、それを利用した「寒締め」という方法で栽培されているのだそうです。
今が旬のちぢみホウレンソウは、タテに長い普通のホウレンソウと異なり、ヨコに広がったカタチは中国野菜のタアサイにも似ていて、冬の間の12月~2月の間だけ収穫できるホウレンソウです。
栄養面でも優れ、ビタミンCは普通のほうれん草の3倍~5倍にアップするほか、エグ味の素であるシュウ酸が少ないので下茹でなしで調理できるのも特徴です。
美味しくて栄養もあって手間いらずの3拍子揃った優れものです。
<ちぢみホウレンソウとレンコンの炒め>
ニンニクで香り付けした油でレンコンをじりじり炒め、焼き色が着いたところでちぢみホウレンソウを加える。
紹興酒、鶏ガラスープ、オイスターソースを絡め、塩、コショウで味を整える。
0 件のコメント:
コメントを投稿