国立近代美術館で開催中の「生誕100年 岡本太郎展」に行ってきました。(5/8まで:4/26以降は休館日なし)
事前情報で激混みと聞いていたので10時のオープンを目指して行きましたが、チケット売り場は行列。
もちろん会場内も混雑でしたが、作品が見えないほどの混雑ではなく、絵の目の前までちゃんと行けましたから朝イチ作戦は成功。
これまで岡本太郎記念館や川崎市岡本太郎美術館に行きたいと思いながら足を運べずにいたので、これだけ多くの作品を一度に見るのは初めてです。
やはり現物の力はスゴイ。
戦争/反戦をテーマにしたものが多いという印象の岡本太郎ですが、日本の伝統芸術への反発、民族としての日本の風土や慣習、造形への興味などといった側面などが作品を通して見られ、創作の根源となる内面を垣間見ることのできる興味深い展覧会でした。
テーマごとの会場構成も上手く、130点という作品数もちょうど良いボリュームです。
展覧会の内容ももちろん満足でしたが、他にもおもしろかったのが展覧会グッズ。
最近は美術展開催とセットでオリジナル制作されるのがすっかり定番となりました。
展覧会グッズといえば、日常的に使う品々に絵画などの写真をプリントしただけの昔ながらの観光地土産となんら変わりないヒドイものが多いなか、岡本太郎の造形を「デザイン」に生かした「無理の無い展開」が多かった印象です。
とくに「目玉のビーチボール(1,000円)」がイチ押しです。
開催前から話題となっていた海洋堂制作の「岡本太郎アートピースコレクション」は完売で販売再開は4/27(水)からの予定。
展覧会のの開館時間中のみの販売で、1日あたりの販売数は限定3,000個だそうです。
この展覧会開催に合わせて、美術館だけでなく街中の岡本太郎のパブリックアートめぐりに便利なアプリが出ていました。
ちょっと便利そうです。
「岡本太郎のいる場所 TARO MAP(首都圏版)」
まもなく会期終了で更に混雑が予想されますが、ぜひ見ておきたい展覧会です。
岡本太郎展が開催されている近代美術館から5分ほど歩いた所にある近代美術館工芸館で開催中の「ガラス★高橋禎彦展」も必見。
観覧料200円ですが岡本太郎展のチケット購入で工芸館の無料観覧券がもらえます。
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