2011年4月4日月曜日

ポートレートに浸る

東京都写真美術館で公開中の「ベッティナ ランス写真展/MADE IN PARADISE 女神たちの楽園 セレブたちの美しき幻影と気品」に行って来ました。
~5/15(日)


女性モデルを撮影した作品で有名なベッティナ・ランスがはじめて日本で紹介されたのは1989年の個展。
これに合わせて初写真集「FEMALE TROUBLE(フィーメーイル・トラブル」の日本語版が発売されています。

1980年代の半ばから90年代のはじめまで、日本のアート界では、後に「アート写真」と呼ばれる写真作品や写真家が多く紹介されていましたが、中でも89年から90年は写真界が話題性でも一番注目された年だったと思います。

モノクロームのポートレートで有名なロバート・メイプルソープが亡くなったのが1989年で、翌90年にはサブ・カルチャー誌「STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス:2009年9月号/405号で休刊)の1990年4月号で「写真集の現在」が特集され、その後恒例の企画となるなど写真(集)ブームがありました。

日本ではその後あまり大々的に紹介されることの少なかったベッティナ・ランスですが、1995年にはジャック・シラク大統領の公式カメラマンを務めるなど、広告写真、ファッション写真をはじめ現代フランスを代表する写真家です。


















今回の展覧会では最近までの代表ポートレート58点のプリントが展示されています。

また、銀座のCHANEL NEXUS HALLでは「ベッティナ ランス写真展 Héroïnes」(〜4/26)が同時開催されていますのでこちらも必見。

今回は時間がなくCHANEL NEXUS HALLへは行けなかったのですが、こちらはモノトーンの背景に石の彫刻を置いたセットで撮影したポートレート23枚。

会期終了が早いので急いで行かないと!です。

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