2014年6月23日月曜日

丸い理由。

通信教育の教材制作に参加している関係でこのところ色鉛筆での作業がとても多くなりました。
絵の具やパステルなどの画材に比べて混色が得意ではない色鉛筆は、その1本の色再現が命なので、自然に本数が増えていって、セット入りの平らな缶から出して、鉛筆立て代わりのコップに立てることになります。
あの缶に並んだ色鉛筆は新品の時は惚れ惚れするくらいステキなのですが、削られて長さがバラバラになるとなんだか貧相。
ところが立ててある姿は長さが異なってもなかなかいい感じなので不思議です。

描いている時は机の上に転がっていることの多い色鉛筆は丸軸が一般的。
黒い鉛筆は製造段階で芯を焼くのですが、色鉛筆は焼かないので芯が弱く、緩衝材である木軸が六角形だと保護力にばらつきが出てしまう、というのがその理由だそうです。


転がりやすくて困っていたのですが、ちゃんと理由があったのですね。

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