そのうちの1日を現在担当していますが、あらためて17歳の若い吸収力に驚かされます。
さて、先日の授業は配色について。
難解な理論はさておき、日常的には色は面で認識することが多いでのですが、着物の十二単の重ねや、薄い板を重ねる寄木細工、色の違う漆を幾重にも塗り重ねて磨く堆朱(ついしゅ)工芸など、多くの色の積層模様を楽しむ文化が日本には多くあります。
特に工芸の分野で見られる重ねは、ズレの色目ではなく断面の色目を楽しむ傾向があり、面色とは異なる魅力があります。
授業ではこの断面に見る色目の美しさを体験するために、気軽な素材であるカラーフェルトを用いました。
フェルトをリボン状の同じサイズに切りそろえ、計画図に合わせて重ねて接着していきます。
変形しやすい素材なため、壁を作りガイドとしながら丁寧に作業を続けました。
完成した色層断面は、このあと作品の一部として展開する予定です。
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