2014年5月2日金曜日

紙と色に酔う。

練馬区上井草のちひろ美術館で開催中の「Paper Talks 紙のおしゃべり―クヴィエタ・パツォウスカー展」に先日行ってきました。(5/18まで)


チェコの造形作家であるクヴィエタ・パツォウスカー氏の絵本を中心とした作品展で、2013年の7月から9月まで安曇野ちひろ美術館で開催されたクヴィエタ・パツォウスカー展をベースにしもの。
作品はパツォウスカー氏が「こどもにとって最初の展覧会」と語る絵本の原画が中心の楽しい展覧会。

物語があるようでないようで、それでもページをめくるのが楽しくなる絵本は、アンデルセンやグリムなどの物語でさえ、見たことのない色彩に溢れた世界で表現され圧倒されます。

一押しはリトグラフによる限定出版の絵本。残念ながら少し広げた状態でケースに入っているので、全貌が解りませんが、透き通る赤インクが美しすぎます。

2010年にフランスで出版されたアートブック「Couleurs du Jour(日々の色)」は蛇腹折り製本で全長10m。
原画の印象を崩さない本に仕上がっています。
ミュージアムショップで購入できました。


純粋に楽しいのですが、造形や色彩の学習にも最適だと思いますので、グラフィックデザインを学習している学生さん必見の展覧会です。

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