ロダンとブールデルの彫刻や素描が展示されている「手の痕跡」が開催中の
国立西洋美術館では、もともと彫刻が展示されていた本館吹き抜け展示室がすっきりしていますが、そこにガラスケースがひとつ置かれていました。
1994年~1998年に本館前庭の地下展示室を新設すると同時に行なわれた大規模な免震工事を説明する断面模型です。
免震レトロフィットという工法で、既存の建築物の意匠や機能を損なうことなく地震対策を実現できるというもので、建物が丸ごと「免震ゴム」で持ち上げられて地盤から浮いています。免震工事の写真はこれまでも展示されていたので何となくイメージはあったのですが、模型で実際に見せられると地盤との「隙間」がリアルに感じられて技術力の高さに圧倒されます。ほんとスゴイ。
そういえば、復原された東京駅丸の内駅舎にも「免震ゴムが使われている」と盛んにCMでやっていますね。
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