銀座グラフィックギャラリーで開催中の「横尾忠則 初のブックデザイン展」に行ってきました。(〜11/27まで)
横尾忠則氏は日本のアヴァンギャルドデザインを代表する一人ですが、展覧会のタイトルにあるようにブックデザインの展覧会は「初」ということにまず驚きました。
確かに演劇をはじめとする強烈なデザインのポスター展や絵画展は多く見ていますが、ブックデザインのみの展覧会は記憶にありません。
黒い展示壁にスポットが灯る会場は、横尾氏のアングラ的な世界観に満ちあふれ、重々しい雰囲気と空気感さえ漂います。作品の展示だけでなく印刷の指定紙も数点ですが展示されていますので、デザイナーのこだわりを読み取ることができ、じっくりと作品に浸れるものになっています。
今回のフライヤーやポスターのデザインも横尾氏自身が手がけたものですが、横尾氏のこれまでの作品にはない、コミカルな表現ですから、このイメージで会場に足を運んだ横尾氏を知らない若い世代の人達にとっては、驚きの作品展になっているのではないでしょうか。
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