2012年1月18日水曜日

懐かしいキャラクター

Googleのロゴが西遊記になっていました。

1月18日は中国の映画監督である万籟鳴(ウォン・ライミン)氏と万古蟾(ウォン・グチャン)氏の兄弟の生誕112周年ということだそうで、この2人は中国初の劇場用長編アニメーション映画である「鐵扇公主(西遊記/1941年/中国制作)」を制作したということで西遊記のロゴだそうです。

その1941年のアニメーションはモノクロの作品で、今回のロゴで使用され、サントリーウーロン茶のCMにも登場したバージョンは1964年に同じく2人によって制作されたカラー版の西遊記「大闹天宫」です。

この「大闹天宫」と同じキャラクターデザインで、「金猴降妖(西遊記/1985年/中国制作)」という作品も後年制作され、1991年にはNHKでTV放映されているのでそちらの方が馴染みがあるかもしれません。

ちょうどサントリーウーロン茶が今年30周年記念で、公式サイトにも孫悟空の映像が少しだけ登場していました。
サントリーのサイトで見るとウーロン茶のCMにこの孫悟空が登場したのが2002年。
ちょうど10年前ですがもう少し前だったような気がしていました。

2006年のサントリーウーロン茶にも登場しています。


アニメーションは完全に現代の動きですが、造形デザインのデフォルメが上手いのでとてもキレイなフォルムです。
こういうアニメーションはもっと世の中に出て来ていいですよね。

中国初の劇場用長編アニメーション映画「鐵扇公主(1941年/中国制作)」


1964年制作の西遊記「大闹天宫


このカラー版は、東映動画(現東映アニメーション)の劇場用長編アニメーションを思い起こさせるものがありますが、東映動画の劇場用長編アニメーション「西遊記」が1960年制作ですから、中国の「大闹天宫」は少し後の制作となります。
いずれにしてもこの頃の中国や日本のアニメーション制作の丁寧さがよく現れていますね。

ちょっと懐かしい東映動画の西遊記は予告編が公式にYouTubeにアップされています。「西遊記 予告編


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