お正月用の日本酒は、東北岩手「月の輪酒造」が震災後の新酒第一弾として発売された「月の輪特別純米生原酒」にしました。
月の輪酒造は伝統的な南部杜氏の技術に平均年齢27歳という若い蔵人の感覚を生かした酒造店ですが、日本酒作りのブランド米である高級な山田錦を極力使わず、地元岩手県産の酒造好適米「吟ぎんが」を使用するなど安価で美味しい酒作りを行うことでもファンの多い蔵元です。
東日本大震災後の消費自粛にいち早く警鐘を鳴らし、東北の酒作りの伝統を守るためのキャンペーン「ハナサケ!ニッポン!」を広めた中心的な酒造でもあります。
アルコール度18%と日本酒としては度数が高く、飲み応えのある生原酒で、甘み、酸味の他、新酒らしい苦味や渋みもあり洗練されすぎない日本酒らしい日本酒でした。
室温に戻るにつれてなめらかな味に変化するのも、新酒ならではなのでしょうね。
ラベルの爽やかな水色に合わせ、友人の陶芸家作の水色の片口に注ぎました。
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