暑い時期は部屋に飾る花もかわいそうで、ついつい買いそびれていたのですが、すっかり涼しくなって、やっと切り花を買う気になってきました。
久しぶりの花屋に並ぶ切り花も秋の装い。
色彩も落ち着いてきたように感じます。
秋の七草にあるナデシコの仲間のテマリ草は、花弁や雄しべ、雌しべが変化し集合した園芸品種で、緑色の丸味を帯びた形はマリモのようで可愛いいです。
原種はヨーロッパ東南部が原産のビジョナデシコ(ヒゲナデシコ/Sweet William)ですが、似ている所といえば葉の形くらいでしょうか。まったく異なる種類に見えます。
このテマリ草に限らず、園芸植物は原種から品種改良されたものがほとんどで、定期的に新しい品種が市場には出回るようですが、植物の品種改良ビジネスはとても巨大なマーケットで、園芸品種などの観賞用だけでなく、穀物や果実などの食用、薬品のための薬用など、様々な品種改良が行われ、日本では種苗法によって、新しい品種の登録と創作者の権利の保護を行っているそうです。
なにげなく見ている花でしたが、人為的に改良が加えられある意味デザインされたものというのが、とても不思議な感覚です。
植物の世界もとても複雑なのですね。
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