山下 麻衣+小林 直人
「A Spoon Made From The Land」
砂の山の上には1本のスプーンが刺さっています。
作品制作の記録映像が映し出されているので、スプーンを鋳物で作ったのだなということはわかるのですが、一番のポイントはこの二人がブリキのバケツを持って砂浜に座り込み、何をしているのかということ。
映像がループされているので、タイミングによっては肝心なポイントを見逃してしまいます。
この2人の作家が砂浜でしていることは、磁石を使って砂鉄を採集していること。
この砂鉄採集の瞬間の映像がわくわくさせるので必見です。
採集場所は千葉県飯岡海岸だそうです。
ヨコハマトリエンナーレ2011はメイン会場が日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)と横浜美術館、ヨコハマ創造都市センターの3会場で行われていますが、今回、1日で鑑賞できたのは日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)会場と横浜美術館会場の2会場のみ。
かなり急いで見たつもりですが、見きれませんね。
前回は日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)会場の映像作品を紹介しましたが、横浜美術館にもおすすめの映像作品があります。
2010年にDVD作品集としてフランスで出版された「A PORTRAIT OF KEIICHI TANAAMI 14FILMS 1975-2009」の日本国内版「田名網敬一の肖像 A PORTRAIT OF KEIICHI TANAAMI」にも「Sweet Friday」収録されているようで、このDVDからの抜粋映像がYouTubeにアップされています。(冒頭の作品)
BankART Studio NYKに入ったのが11:00すぎ。
実はBankART Studio NYKに行くの始めてだったのですが、公式サイトやフライヤーのアクセス情報では、「みなとみらい線の馬車道駅の6番出口から徒歩4分」と近いのと、「ヨコハマトリエンナーレというくらいなのだから、駅降りればインフォメーションのサインなどがあって、アホでもたどり着けるだろう」と、事前にグーグルマップなどでチェックせずいたのですが、地上に出たとたん「トリエンナーレって何?」というくらいの人のなさ。
そんなわけでスタートから若干つまづいたヨコトリ。
その後、シャトルバスで横浜美術館へ移動して一通りの作品鑑賞はしたものの、フロアマップに載っている作品にたどり着けなかったりして時間は過ぎ、結局すっ飛ばしながらBankART Studio NYKと横浜美術館の2つの会場を見て閉館時間。
とても関連イベントなどを見る余裕はありませんでした。